台風が大分南にそれそうということで、電車とバスででかけ、桧枝岐の民宿に前泊し、早朝5時過ぎから登山口に向けて出発。民宿から何分ですかとお聞きした時に5分と言われたのだが、地図を見たら500メートルあるのでもっとかかるかと勘違いしていた。
登山口まで本当に5分程度で着いてしまってほっとした。同宿の若者も遅れて登山するとのことで、早々に追い抜かれると思ったが、2分の1くらい進んだ水場の先で抜かれた。その方は中門岳までいらっしゃったのだろう。
突端の林道の近道の案内板で、先行の方がそちらにいらっしゃったので、近道に入ったが、相当に急で細い登山道で、そこですでに消耗してしまった。林道の方が距離が長かったので、近道を行ったが、結果としては時間的には大差なかったみたい。
滝沢登山口の駐車場(すでに路肩に多くの車が止まっていた。)のところから、通行止めのロープの横から入るとまもなくハイカーが何人も準備している階段状の登山口があった。
そのあたりだったか、ちょうど山の上から樹間に日の出が見えた。6時2分だった。
階段は2段でおわり、少しなだらかだが、すぐに結構な悪路の急登が続く。飽き飽きするが、マイヅルソウの実が赤紫に色づき始めていたり、オオカメノキの実が赤くなっていたり、一部葉が赤くなっていたりしていたので、少し心和んだが、写真を撮っていると帰りのバスに間に合わなくなるかもしれないので、ほとんど写真を撮らなかった。
標識でまだ頂上まで3.8キロとか出ていて、リーダーがザックの重みに消耗してしまうのではないかと、余計な荷物をサブザックに入るだけ入れて、路肩に置かせていただいた。ビニール袋にデポと書いて、ごみではありませんとも書いたけれど、ペン書きでは目立ちませんでした。なんとか無事に回収できました。考えてみたら、国道から入ってすぐの立派なトイレの脇にでも、使わないものを置いてくれば良かったと思いました。
少し登ると、水場についた。ベンチが置かれて、休憩しているハイカーが何人かいらした。ここまで頑張ってデポすればよかったですね。
途中のナナカマドの実
もう大分来たかなという団体の人が話していたが、まだまだ先だという声が聞こえた。水場は1~2分降りたところらしいが、ちょろちょろしか流れていない、という他の登山客の話で見に寄らなかった。水場を過ぎてしばらくするとまた階段状の登山道が延々と続いた。少し途切れてもまた階段状になる。
まだ続くのかなと思っていたら、反対側からいらした方が、もう少しで展望が開けて素敵ですよとおっしゃる。もう少しというのが、期待をはぐらかされることが多いが、実際少し頑張ったら開けたところの景色を楽しむことができた。
木曽駒か中門岳方面らしい。
少し進むとベンチが置かれていたので、宿で頂いた弁当を半分食べた。
後ろ側の紅葉がきれい。色が思ったほど出ませんが。もっと赤かったです。
台風一過の秋晴れで、素晴らしい展望と草紅葉を楽しむことができました。
そのあたりから木道が出てきた。この辺は少し古くて、斜めになっていたりガタガタした部分もあり、
雨の後で滑りやすいところもあり、落ちないように気を使った。
駒の小屋
駒の池分岐
駒の池にうつるハイカー
木道の間のリンドウが開いていた。
会津駒ケ岳に続く木道の階段
頂上に出るには笹が覆いかぶさった細い湿った木道の階段を上るのだが、そこが滑りやすくて怖い位だった。距離は短いが。その分岐は、そのまま進めば中門岳のお花畑の方に出るらしい。
燧ケ岳方面が見渡せる頂上
高原の先残りにイワショウブの花
イワショウブの種 (中間の色合いもピンクがかってきれいだった)
帰りは来た道をひたすら下る。まだかまだかと岩や木の根の道をおり、シラビソの大木を見ては水場かなと思いながら何回も裏切られて、やっと水場に着いた。あまりにも足が痛むので、芍薬甘草湯を二階も飲んでなんとか下った。
最後はサポーターとかつけていなかった左足の膝まで痛くなり、降りるのが大変でしたが、早出のおかげで3時半のバスに滑り込むことができました。リーダーも私も痛みをこらえての下山でしたが、何とか無事に帰り着きました。思ったよりもハードで疲れ切ってしまった。
会津高原尾瀬口の憩いの家で買い物をしていたら、奥の食堂部分は買ったものなど飲食するのに使えるというので、最終の特急が出るまで、休ませていただきました。ありがとうございました。
無事に帰宅できました。帰りの階段を下りるのが大変でしたが。
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