パッチムの発音は７通り

もうみなさんはおわかりだと思いますが，パッチムについて整理しましょう。
받침は「下から支える」という意味で「子音＋母音」の文字の下に添える子音のことを言います。韓国語は日本語と違って音節が母音で終わるとは限らないですからね。

実際には「子音＋母音」の組み合わせよりも「子音＋母音＋子音」で１つの文字を形成している場合が多いのです。

韓国の代表格ともいえる食べ物の김치 (キムチ)の김もㅁの子音で終わっています。
このパッチムの発音がきれいにできるかできないかが，韓国語学習の分かれ目ですね。

みなさんはパッチムの種類も多いし，その発音をマスターするのは容易ではないと思っていませんか。
でもパッチムの発音はたった７種類しかないのです。
これさえ覚えておけば楽勝です。

ではパッチムの発音の法則についてちょっと勉強しましょう。

韓国語には「-k」「-t」「-p」「-n」「-m」「-ng」「-l」の７種類の発音のパッチムがあり，これには26字の表記が用いられています。

-k：ㄱ，ㅋ，ㄲ，ㄳ，ㄺ
-n：ㄴ，ㄵ，ㄶ
-t：ㄷ，ㅅ，ㅆ，ㅈ，ㅊ，ㅌ，ㅎ
-l：ㄹ，ㄼ，ㄾ，ㅀ，
-m：ㅁ，ㄻ
-p：ㅂ，ㅍ，ㄿ，ㅄ，ㄼ
-ng：ㅇ

＊濃音を表すㄲ，ㄸ，ㅃ，ㅆ，ㅉ のうちで，パッチムの位置にくることができるのはㄲ，ㅆだけです。

ㄱもㄲもㅋもパッチムになると，みんなㄱ，つまり-kの発音になるんですね。
たとえば책 (本)，밖（外），부엌（台所）という単語はどれも-kの発音で終ります。
この表をみるとそのほかにㄳ，ㄺというパッチムも-kと発音すると言うことがわかります。

-tと発音するパッチムは７種類もあるんですね。
体育会部員じゃないんですから옷（服）は「オッス！」ではなく，「オッ」と発音してください。