かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

763 株主総会出席のすゝめ

2011-06-23 | 2011立夏~
 いや~、暑い一日でしたね(^_^;)
 
 3月決算の多い日本では、今週と来週初めが通常の株主総会が集中する時期です。 
 本社が集中する東京に住んでいると、時間の都合をつけて総会に出るのもそう難しくありませんので、興味半分でいくつもの総会を覗く機会がありました。

 ウオークマンのS社、ゴーンさんのN自動車、世界のT社、経営の神様のP社、居酒屋チェーンのk社などなどですが、まず感じることは企業の個性というか社風がにじみ出ることです。
 ゴーンさんは、経営上の質問の多くには自分で回答されていましたが、議長の社長は議事進行役に徹して株主の質問にはすべて担当の取締役や執行役員に振って答えさせる会社もあります。押しなべて経営者として相応の実績を積んだリーダー的な社長はご自分で答えられる比率が高くなるようです。

 過去に大きな事故を起こして今も元経営者の刑事裁判が続いている会社の会場前の歩道にはテレビのカメラが待っていますし、総会は黙とうから始まり、株主の質問も事故に絡むものが多く、随所に被害者やその家族の思いがほとばしるやり取りが行われます。以前の総会では会社の逃げるような姿勢を感じましたが、最近では事故は事故としてしっかり受けとめて臨むとの感じが見受けられます。

 ある歴史のある製薬会社の総会は、近年の業績は必ずしもぱっとしませんが、出席している株主から応援の言葉が出て、何となく経営陣や社員は頑張れとのエールを贈るような雰囲気が伝わります。

 どの総会も、多くの社員株主が動員され、筋書き通りの進行に揺るぎはありませんが、総会は良き経営状況の説明の機会とばかりに、詳しく経営状況やビジョンを披露する会社も見られますし、配当政策や製品開発状況など、株主の関心事にも前広に方針を説明するところも見られます。

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 どちらにしても、総会を開催して無事終えるためには、ものすごい多くの組織や社員が準備をされているんだろうと思いますが、梅雨の蒸し暑いこの時期、ご苦労さんです。
 いろんな考え、利害、要素等がぶつかりあって進んでいく株主総会は、もし自分が経営者ならどういう運営をするか、どのような答え方をするかを考えながら出席していると、1.5~3時間の生きた学習の機会でもあるように思います。

会社、官庁などの組織に属されている方には機会を見つけての出席が、すゝめられます。




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