定額給付金の申請をしましたが、振込みは月末ぐらいになるようです(^.^)。
世界景気の建て直しのため、各国が財政出動や知恵を絞った税制面での支援をしています。
そんな中で、日本は遠くないうちに消費税を引き上げることが大まかなコンセンサスになってきているようです。
かずさんは、その際は、低所得者に配慮して食料品などの生活必需品についての軽減税率を設けるかどうかが、一つのポイントになって、もし、基礎食料品は軽減税率適用ということになれば、通関実務は食品などの輸入申告時にどの消費税率を適用するか、現在の単一税率(5%)よりも申告者も税関も業務が増えると心配しています。
ある品目の消費税率を軽減すると、実際の課税対象品が「軽減税率適用の特定品目」に該当するかを決定する必要があります。
例えば、「基礎食料品」といっても、何がこれに当たるかどうかはとても難しいでしょうし、人によっても違いそうです。
日本人なら「コメ」はまず基礎食料品でしょうが、せんべいや団子にするための米粉はどうでしょう。小麦なら全て基礎食料品でしょうか?パン用の小麦粉、お好み焼き粉に使うもの、うどん用に使われるもの、パスタ用に使うもの、五穀米に使われる雑穀はどうでしょうか?大阪人なら、たこ焼きやお好み焼きに使うような小麦粉は、基礎食料というでしょうか?
ベジタリアンなら新鮮野菜は基礎食料と感じるでしょうが、野菜余り好きじゃない人間の私などは、そう拘りません。
マリーアントワネットなら、パンよりお菓子が基礎食料品でしょうか?
こんなことを考えていたら、先月4月28日の政府税制調査会第29回企画会合後の香西会長の記者会見録で、次のような会長の発言が出ていました。
:::::::::
○ 香西会長
消費税について複数税率にするのかどうかといったようなことについては、一つの可能性としてはあるわけですけれども、反対もあるということです。率直に言うと、私は大嫌いなんです。
・・・もし一人当たりどのくらいまでの食費が本当に必要だというのだったら、それを控除することができる可能性もありうるわけです。・・・これは個人の意見ですから・・・
:::::::
詳しくは税調のページに出ていますからご覧になればいいですがhttp://www.cao.go.jp/zeicho/kaiken/kikaku29kaiken.pdf)、消費税だけじゃなく所得税などとセットになった税制の抜本改正の中で、少子化の児童税制、ワーキングプアと言われる低所得者対策などをも見据えて、消費税の複数税率問題も吸収していく途もあると考えられているようです。
元に戻って、記者会見では、税制抜本改革に向けた実務面の課題にかかる海外調査をすることが明らかになっています。
調査の主な内容として、日本には無くて、米国、イギリス、韓国などで導入されている「給付金付き税額控除」制度の実態調査という項目が入っています。
関税の世界から距離がある事項ですのでこのブログでは「給付金付き税額控除制度」は取上げませんが、制度設計を上手くすれば、極めて低所得な層に対しては、少し働けば可処分収入がどんどん上乗せになるような勤労促進的にも出来ます。
また、低所得者層だけに給付金を届くようにしたり、子育て支援を目的に未成年の扶養家族がいる家計にだけ一定の金額を渡すとか、いろいろな政策目的の達成を助けることができるとされています。
興味のあるかたは、4月に発売された森信茂樹編著「給付付き税額控除―日本型児童税額控除の提言」が参考になります。また、東京財団の講演録も参考になります。
http://www.tkfd.or.jp/admin/files/080421powerpoint01.pdf
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親しい友人は石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」が持ち歌の一つになっていますが、「つぐない」、「夜桜お七」などの作曲やアンパンマンのテーマソングも手がけた三木たかしさんが64歳で亡くなりました。
4月の新車販売ではホンダのハイブリッド車「インサイト」がトップとの報道、時流に乗っての快挙ですね。
世界景気の建て直しのため、各国が財政出動や知恵を絞った税制面での支援をしています。
そんな中で、日本は遠くないうちに消費税を引き上げることが大まかなコンセンサスになってきているようです。
かずさんは、その際は、低所得者に配慮して食料品などの生活必需品についての軽減税率を設けるかどうかが、一つのポイントになって、もし、基礎食料品は軽減税率適用ということになれば、通関実務は食品などの輸入申告時にどの消費税率を適用するか、現在の単一税率(5%)よりも申告者も税関も業務が増えると心配しています。
ある品目の消費税率を軽減すると、実際の課税対象品が「軽減税率適用の特定品目」に該当するかを決定する必要があります。
例えば、「基礎食料品」といっても、何がこれに当たるかどうかはとても難しいでしょうし、人によっても違いそうです。
日本人なら「コメ」はまず基礎食料品でしょうが、せんべいや団子にするための米粉はどうでしょう。小麦なら全て基礎食料品でしょうか?パン用の小麦粉、お好み焼き粉に使うもの、うどん用に使われるもの、パスタ用に使うもの、五穀米に使われる雑穀はどうでしょうか?大阪人なら、たこ焼きやお好み焼きに使うような小麦粉は、基礎食料というでしょうか?
ベジタリアンなら新鮮野菜は基礎食料と感じるでしょうが、野菜余り好きじゃない人間の私などは、そう拘りません。
マリーアントワネットなら、パンよりお菓子が基礎食料品でしょうか?
こんなことを考えていたら、先月4月28日の政府税制調査会第29回企画会合後の香西会長の記者会見録で、次のような会長の発言が出ていました。
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○ 香西会長
消費税について複数税率にするのかどうかといったようなことについては、一つの可能性としてはあるわけですけれども、反対もあるということです。率直に言うと、私は大嫌いなんです。
・・・もし一人当たりどのくらいまでの食費が本当に必要だというのだったら、それを控除することができる可能性もありうるわけです。・・・これは個人の意見ですから・・・
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詳しくは税調のページに出ていますからご覧になればいいですがhttp://www.cao.go.jp/zeicho/kaiken/kikaku29kaiken.pdf)、消費税だけじゃなく所得税などとセットになった税制の抜本改正の中で、少子化の児童税制、ワーキングプアと言われる低所得者対策などをも見据えて、消費税の複数税率問題も吸収していく途もあると考えられているようです。
元に戻って、記者会見では、税制抜本改革に向けた実務面の課題にかかる海外調査をすることが明らかになっています。
調査の主な内容として、日本には無くて、米国、イギリス、韓国などで導入されている「給付金付き税額控除」制度の実態調査という項目が入っています。
関税の世界から距離がある事項ですのでこのブログでは「給付金付き税額控除制度」は取上げませんが、制度設計を上手くすれば、極めて低所得な層に対しては、少し働けば可処分収入がどんどん上乗せになるような勤労促進的にも出来ます。
また、低所得者層だけに給付金を届くようにしたり、子育て支援を目的に未成年の扶養家族がいる家計にだけ一定の金額を渡すとか、いろいろな政策目的の達成を助けることができるとされています。
興味のあるかたは、4月に発売された森信茂樹編著「給付付き税額控除―日本型児童税額控除の提言」が参考になります。また、東京財団の講演録も参考になります。
http://www.tkfd.or.jp/admin/files/080421powerpoint01.pdf
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親しい友人は石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」が持ち歌の一つになっていますが、「つぐない」、「夜桜お七」などの作曲やアンパンマンのテーマソングも手がけた三木たかしさんが64歳で亡くなりました。
4月の新車販売ではホンダのハイブリッド車「インサイト」がトップとの報道、時流に乗っての快挙ですね。
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