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日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

川、メダカ、植物

2019年04月13日 20時42分09秒 | Weblog

土曜日。最近土曜は仕事して日曜休みのパターンだったので久しぶりの土曜休みだ。

 

起床。ベランダでタバコ吸いながらメダカの鉢を眺める。

鈴木さんからメダカを分けてもらうのをきっかけにビオトープに夢中である。

ビオトープとは自然に近い形でメダカやら水生植物やらを育てるもんである。

昔っから魚を飼う事が好きだったのだが、ずっと水槽で飼って来た。

いつか広いベランダやら庭やらがある家に引っ越したら今度は上から見る感じで魚を飼いたいと思っていた。

そしてその小さな夢は叶った。

最初はコンパクトな簡単な感じでビオろうと思っていたが、ネットで色々見ていたらがっつり野池のミニチュア的な鉢を作りたくなった。

最初は島忠で水草など買ったが、持ち前のセコセコ魂が荒ぶり

「こんな草はそこらの川から摘んでくればタダやろうもん」となった。

それから俺は笹塚を流れる玉川上水の脇を通る度、水辺に生える水生植物をガッツリ観察していた。

「何やバリバリ生えとるやん」って事で今日満を持して摘んで来たのだ。

一人玉川上水でもぞもぞしとる姿を見た人々は太宰に憧れて入水自殺でもしようとしているのかとか思ったかもしれない。

だがそんなもんどうでも良い事で、俺は集中していた。

花が咲く水生植物が欲しかったので30分くらい玉川上水でしゃがんで草を摘んでいた。

エビがいて持って帰りたかったが網を持ってなかったのでようわからん植物を3種類摘んで帰った。

玉川上水は井の頭公園まで続いており、この川べりの遊歩道が俺は好きで好きでたまらん。

数年前はこの川べりをランニングしていた。

笹塚から吉祥寺まで行って帰って来たこともある。20KM。ハーフマラソンだ。

川沿いはなんか落ち着く。

昔々俺が育った下山門団地にもドブ川があった。

ガキの頃ドブ川に降りてコイやらフナやらうなぎやらを素手で捕まえて遊んだ。

そんな原風景を感じるのか俺は43になった今も川がとても好きなのだ。

 

家に帰りメダカ鉢に草を植えた。

それをしばらく眺めた。たまらん。30分ぐらい眺めた。

ビオトープを始めてから、ベランダでタバコ吸う時はずっと眺めてしまう。

スマホを見る時間が減った。いい傾向だ。

作られたもんとはいえスマホの画面眺めとるより自然を眺めている方が健全だ。

曲のアイデアやら何やらいろんなことを想像するし精神が安定する感じがする。

 

夕方になると俺はぷらっとパチ屋へ行った。

一円パチンコである。

レートが通常パチンコの4分の1。パチンコ依存は消えたので気持ちよくゲームを楽しんだ。

飲み代程度負けた。本来遊びやら酒やらってのは2、3千円で楽しむもんだ。

ギャンブルを時間と金の無駄だという人もいるだろうが、金を稼いでやろうって心持ちでやるのと今の俺は別である。

帰って来て飯を食ってスッキリとした気持ちでギターを弾いた。

 

さて、俺は今とても心が満たされている。

曲作りも順調に進んでいる。前に書いた通りコツというか何というか行程を把握したのだ。

どんだけやったらどんだけになるかが分かった。

これがマックスだなってところから更に100歩先に本当の曲がある。

時間はかかるかもしれんが俺は着実に進化している感じがする。

 

いい傾向だ。

 

俺は俺の物差しで判断して来たのだが、その物差しのスケールがでかくなった気がする。

この気持ちになって更に動じなくなった。

物事がスッキリと見える。何が正しくて何が間違っているか。

昨日なんて仕事帰りチャリで信号待ちしていたら小学生がボケーとして赤信号でボンボン車が走っている横断歩道をチャリで渡ろうとしていた。

わずか数秒の出来事だったが彼はそのままボケーと渡ったら確実に車にひかれる。

横断歩道の三分の一ほど進んだ彼を見て俺はビックリするくらいデカイ声で

 

「ストップ!!!!!!!!」

 

と叫んだ。小学生はビクッとして横断をやめ引き返した。

「赤だぞ危ないぞ」と声をかけた。

 

全てがはっきりと見えている。全てが上手くいく気持ちである。

これが大殺界を抜けた芽生えの時期なのか。

やっと来たよ。冬はとても長かった。

 

 

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今村竜也のライブ情報

 

 

05/11(土) 下北沢ちょ美ひげ wクロキユウタ

 

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