シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

苦難の中国旅行6日間

2019年10月21日 | 日記

年に1回の楽しみにしている中国旅行だ。10月16日から21日までの6日間。支度も万端、ルンルンで7時にむっちゃんの車で桃太郎空港へ!
初日は、上海浦東空港から蘭州空港へ一日空の旅。天気も上々、快適だ。ホテルは、蘭州・飛天大酒。 
    甘粛省人口2800万人、首都蘭州は人口600万人とか、大都会だ。一日中の食事は、麺食ばかりだ!さっぱりと辛くない。




二日目 蘭州市 炳霊寺石窟見学。黄河河畔に作られた中国最古で様々な大小の石像。最大は27mの大仏像、周囲はそそり立つ奇岩ばかり。圧巻だ!
    遅い昼食後、200キロの高速道路をひた走り、中国西端・青海省、首都西寧市へ。高度2000mの高原都市、人口200万人だ。
    空気が薄い。ホテルは、神旺大酒。今夜から3連泊だ。


三日目 南涼虎台遺跡、中国蔵医薬文化博物館、寧壽塔、東関清真大寺、南禅寺をめぐる。
    晴天だ、寧壽寺は、階段600段以上の山寺。五層の石塔で明時代に建立、垂直に近い階段で、3分の2の所でダウン!高山病の症状が出た。
    少しぐらい休んでも、ここは高い高原にいるのだから、心臓のバクバクは治らない。手足がだるく、前に進めない。
    荷物も持ってもらい、ハフハフしながら、皆についてまわった。中国蔵医薬文化博物館は、チベットの歴史と文化、医学、
    中でもチベットの宗教画は、圧巻だ!ダマイ・ラマの肖像画など、最高レベルの絵師によって完成させている。休み休み見て回った。驚きだ!
    あまりにしんどくて、夜も寝付けない! いささか心配になる。






四日目 中国最大の塩湖、青海湖周遊、日月亭、金銀灘草原へ。
    3580m以上の草原地帯、7世紀にチベットに嫁いだ唐の文成公主が、振り返って唐と別れを告げたと言われる場所で、
    チベットとの平和と友好の象徴として建てられている。素晴らしい眺めだ!ヤクの放牧が盛んだ。ヤクは3500以上の高原しか住めないと言う。
    青海湖は、周囲360Km、面積4500K㎡、琵琶湖の6倍という。塩度は7、8~12%と言われているが、O先生の塩度計では1.2%程度だったようだ。
    対岸は見えず、本当に広い!   が、私は、とても歩けそうになく、待合場所で、へこたっていた。ハーフ―ハーフ―胸が痛い!
    今夜も寝付けない。


五日目 西寧市最後、チベット最大の寺院クンブム(タール寺)見学。500人以上の修行層がおり、チベット仏教の学習センターだそうだ。
    チベット系の民族衣装や髪形の信者たちが、押すな押すなの盛況で、熱心に礼拝をされていた。
    私も休み休みの見学で、何とか皆についてまわった。
    西寧空港から上海浦東空港へ。


六日目 やっと上海だ。平地に戻ったので、高山病は治るかと思ったが、そうは問屋が卸さなかった。心臓はパクパクしている。
    上海で、城市歴史発掘陳列館、静安寺見学。上海近代歴史を陳列物で見ることができ興味深かった。日中戦争には触れてなかった。
    17,30発東方航空で一路岡山へ。無事帰宅した。高山病は軽減していた。
    しんどかったが、参加でき、ダウンもせず、参加者(9人)にはご迷惑をかけたが楽しい旅だった。