HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

トルコ娯楽映画でGO!① 『TARKAN VS THE VIKINGS』

2005年12月04日 | 非ハリウッド娯楽映画
 おまたせしました。娯楽映画の最終到達点・トルコ映画を紹介するこの《トルコ娯楽映画でGO!》、最初の紹介作品はコミックブック発のヒロイックファンタジー『TARKAN VS THE VIKINGS(原題:TAKAN VIKING KANI)』だ。

 略奪のため上陸してきたバイキングたちに、守っていた城の主やその一族を殺され、恋人を含む女性たちを連れていかれたターカンが、数々の災難に巻き込まれながらも恋人を取り戻し、バイキングたちを全滅させるまでを描いた史劇風アクション映画で、もう冒頭から《ゴッツい男にムチ打たれながら必死で船を漕がされる捕虜たち》という、どこかで観たようなシーンから始まり、間髪入れずにバイキングたちの大殺戮シ-ンが展開され、主人公・ターカンは否応なく復讐の旅に出ることとなる… ストーリーの進行スピードがムチャムチャ速いのだ、この作品に限らずトルコ娯楽映画は。
 1秒でも退屈なシーンを入れると観客が退屈してしまう事を知ってますなぁ、トルコの映画製作者も。観客が観たいだろうと思うシーンを存分に挿入して、まるで洋食メニューのトルコライス状態だ。血しぶき飛び散るアクションあり、ヒーロー&ヒロインのロマンスあり、美女たちの拷問シーンあり、挙句の果てに怪物まで出しちゃう、もう「持ってけドロボー」的サービス精神である。堅物な映画ファンは絶対拒否反応起こしちゃうよな、絶対。私たちのようなエクスプロテーション映画好きには愛すべき作品なんだけどね…
  
 こんな面白い『TARKAN VS THE VIKINGS』なんだけど、ターカン役の俳優はチト貧弱な身体つきをしているのはどうも許せん。シュワルツェネガーとまでは言わんが、もう少しボリュームがある肉体の持ち主がやった方が説得力あるんじゃないか?でも女性に翻弄され続けるキャラクターならこのままでもいいか。個人的には(無断使用ではあるが)マカロニウェスタンのサントラがヒロイックファンタジーにも合うってことが発見だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする