古賀メロディ
毎回見ているわけじゃない。偶然テレビをかけたら古賀正政男名曲集をやっていた。
じっと耳を傾けたら、先生の作品の中でも、異彩を放つのは、ギター伴奏である。
例えば、「影をしたいて」をピアノで弾いた曲を聞くのと、ギターのつまみ弾きでは同じメロディーでも情感が全然違う。
先生の心はギターの音色に凝集されている。
もちろん先生の曲は寂しいマイナー曲ばかりではない。たとえマイナー曲でも、明るく陽気な作品も多い。
例を上げると「芸者ワルツ」などはそういうことになるだろう。メジャー曲が陽気なのは言うまでもないことだ。
そこで考えた。同世代の当時の、歌謡界の大御所はクラシック系の歌曲・山田耕筰先生と一般大衆歌曲の古賀政男先生。
現代は、大衆歌でも、抒情歌でも、良い歌がない時代と言われているが、
それでも品格の良い山田先生の名曲でもほとんど聞かれなくなった。大先生の名前すら知らない音楽大学生もいる。
この道、ペチカ、赤とんぼ、からたちの花、など慣れ親しんだ名曲は、ほとんどきこえてこない。
それに比べて、古賀作品はカラオケで、名曲として歌われる。
どちらの歌の命が長いのかと問うと、古賀先生に軍配が上がるだろう。
芸術性とか品格とか、音楽教育という面から見れば答えが違ってくるだろう。
昨夜知って驚いたことがある。かの有名な、「酒は涙か溜息」昭和6年に作曲されている。この歌の年齢は80歳を過ぎている。現代の若者の歌状況を見ていると、百才までにはなくなるのではないだろうかと危惧するが。。
毎回見ているわけじゃない。偶然テレビをかけたら古賀正政男名曲集をやっていた。
じっと耳を傾けたら、先生の作品の中でも、異彩を放つのは、ギター伴奏である。
例えば、「影をしたいて」をピアノで弾いた曲を聞くのと、ギターのつまみ弾きでは同じメロディーでも情感が全然違う。
先生の心はギターの音色に凝集されている。
もちろん先生の曲は寂しいマイナー曲ばかりではない。たとえマイナー曲でも、明るく陽気な作品も多い。
例を上げると「芸者ワルツ」などはそういうことになるだろう。メジャー曲が陽気なのは言うまでもないことだ。
そこで考えた。同世代の当時の、歌謡界の大御所はクラシック系の歌曲・山田耕筰先生と一般大衆歌曲の古賀政男先生。
現代は、大衆歌でも、抒情歌でも、良い歌がない時代と言われているが、
それでも品格の良い山田先生の名曲でもほとんど聞かれなくなった。大先生の名前すら知らない音楽大学生もいる。
この道、ペチカ、赤とんぼ、からたちの花、など慣れ親しんだ名曲は、ほとんどきこえてこない。
それに比べて、古賀作品はカラオケで、名曲として歌われる。
どちらの歌の命が長いのかと問うと、古賀先生に軍配が上がるだろう。
芸術性とか品格とか、音楽教育という面から見れば答えが違ってくるだろう。
昨夜知って驚いたことがある。かの有名な、「酒は涙か溜息」昭和6年に作曲されている。この歌の年齢は80歳を過ぎている。現代の若者の歌状況を見ていると、百才までにはなくなるのではないだろうかと危惧するが。。