日々雑感

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金という尺度で測られる

2011年12月01日 | Weblog
金という尺度で測られる

雪景色の山深い里にも人は住んでいるものである。師走になるとよくテレビ画面で見かけるシーンである。何が悲しくてこんな所に住んでいるのか。都会に住む人間はつい、そう思う。
不動産バブルの時代には都心の住人は 、金を付けて追い払われた。
都心はどれだけ居心地がよいか、利便性があるかで、人が住むというのではなくて、
その場所が現在、将来にむかってどれだけ金が稼げるか。という金儲けの潜在能力の評価、
わかりやすく言うと、1坪辺りの収益率がいくらになるか。と言うことが最優先して、人間生活のアメニテイなどは二の次、三の次に回されて評価された。
それはやはりおかしいと思う。

これじゃ資本主義社会では、ものは全てが金に換算されて価値判断が下されると言うことに成り、それで決まると言うことになる。

じゃ金に換算されないようなものは、一体どう評価され、尊重されるのか?
金に換算できない価値だって、金換算に置き換えられるというのは、生活実感からしても受け入れがたいものがある。

この世の中、大半のものは、金というわかりやすい物差しで測られているけれども、そうで無いものが沢山在ることだけは忘れてはならない。僕はそう肝に銘じている。