刑務所
刑法の罰というものの中身が見えない。刑務所に放り込まれて、その後一体どんな苦痛を受けるのか全く見えてこない。
刑務所では、娑婆の世界で人々に苦労を与えているわけだから、それに匹敵するような苦痛を、刑務所の中で与えられているのであろうか。
3食付で雨露しのげて、規則正しい生活をするのは、彼らの日常生活のようだが、彼らのしたことを考えると、 ずいぶんと恵まれた生活をさせるようなものだと思う。自由時間がないと言われるが、ソレは塀の外で過労死するくらい働いている人に比べればましだ。
犯罪者は物心両面にわたって、善良な人々を苦しめたのだから、まず食事メニューからでも締め上げてよいのではないか。3食食べさせる必要はない。人々に与えた苦痛を、己の身でしっかりしっかり味わわせることた。
刑務所の高い塀の周りを、僕はこんなことを考えながら歩いた。