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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月4日 ◇会議での発言 ◇江戸の「四文屋」 ◇経営に王道なし

2025-02-05 07:26:34 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月4日 ◇会議での発言 ◇江戸の「四文屋」 ◇経営に王道なし 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

2月4日

 「トランプ関税」という言葉が飛び交っています。
 カナダやメキシコに日本の自動車関連企業が多く進出していますので、発動されれば影響は大きいという見方が多いです。
 一方で、メキシコやカナダとの協議で発動を1カ月延期することで合意したと発表されました。ウクライナ問題でも、発言が後退しているトランプ発言をみても、すべてにおいて自分が思うように行くわけではないということを認識し始めたのでしょうか。
 関税をあげれば、アメリカ国内の物価高に繋がることは、素人でも解ります。日本企業の自動車部品は機能部品で、すぐに他社への切り替えや開発は容易ではありません。その部品への依存度の高いアメリカ自動車メーカーも高い部品を買うことになります。
 トランプ大統領には、グローバル・サプライ・チェーンが定着していることが理解できているのでしょうか。トランプ関税は、天に向かってつばをするようなものです。

 かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々気分転換に、江戸に関する書籍を手に取ります。
 とりわけ故杉浦日向子女史の本は、江戸風物詩を手に取るように語ってくれます。

◆ 四文屋 7

 オリジンという総菜チェーン店をご存知の方も多いと思います。

 100グラム○円で、いろいろなおかずを買うことができます。

 江戸時代の「四文屋(しもんや)」は、さしずめ今日のオリジンのようなお店です。

 煮売り屋とも呼ばれていたようで、何でも四文で買えます。

 芋の煮っころがしから大根の煮つけ、麩を煮たものまで何でもあったようです。

 江戸っ子のたんぱく源は豆腐でした。

 豆腐は切り売りされているので、江戸っ子は、豆腐が崩れないような容器を持って買いにいくのです。

 私が子供の頃も豆腐屋さんに鍋を持って買いに行った記憶があります。

 「一里腐屋」という「振り売り」が街の中を売り歩きます。

 売り声を出して売り歩くのですが、豆腐屋さん独特の笛は時代がもっと下ってからのようです。

 豆腐屋さんの声が聞こえると「一丁おくれ」というふうに買っていました。

 合理性は、今日の商売人も顔負けで、月契約制度もありました。

「わが家には毎日○刻頃、一丁を届けてくれ」というような約束して、定時に届けてもらう方法です。

■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック

 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。

■【今日のおすすめ】

 【お節介焼き情報】 会議で反対する場合の代案の考え方

 企業等における会議の進め方というのは、意外と難しいものです。

 一方、会議の席で発言する場合には、「出席者は感情を持つ人間である」ということを忘れてはなりません。

 私の失敗を含む体験からひと言。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 2月5日 長崎二十六聖人殉教の日 プロ野球の日 ふたごの日

■【知り得情報】
 「経営とは、環境対応業である」という名言は、私の先輩コンサルタントが残してくれた言葉です。
 その経営環境は、めまぐるしく変化します。政府や自治体も、その変化に対応できるように中小企業向けの各種施策を提供しています。ところが、その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去には焼け石に水かも知れませんが、仕入れた情報をときどきご紹介します。
  重複してお届けすることもありますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。

◇《制度法令》NPEの第二種特定化学物質への指定について
 ~化審法におけるNPEの取扱方法が変わります!~
 界面活性剤等として幅広く使用されるNPE(ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル)が化審法における第二種特定化学物質に指定されます。NPEを取り扱う事業者の皆様に新たな義務が生じますので、経済産業省より周知いたします。
 [日 時] 4/1(火)より施行
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/information/NPE_risk_assessment.html
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/files/information/ra/pamph_npe.pdf

  出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  経営に王道なし、されど成功の道はある 204

 私は、「経営に王道なし」「経営に秘策はない」と考えています。

 愛知県の某コンサルタントも同じようなことをおっしゃっています。

「それでは、経営コンサルタントなど不要ではないか」と言われてしまいそうですね。


 経営環境は日々変化しています。

 その中で、マイナーチェンジをしながら企業経営を行って行きます。

 しかし、全体ベクトルはかわりません。

 それがぶれてはダメなのです。

 そのためには、何を、どのようにしたら良いのか、経営コンサルタントはアドバイスをします。


 ところが、時には時代が大きく変化し、それに対応できない企業が出ることもあります。
 その時には、舵を大きく切る必要があります。

 これが全体ベクトルの切り替えです。

 生兵法は怪我のもと、ここで必要なのは、“真”のプロ経営コンサルタントです。

 では、そのようなプロフェッショナルは、どこに行けば見つかるのでしょうか・・・

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e949f82f36d6a980e36728f806a4f760
  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/429df70ca17002fb14275749f31aefd4

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月3日 ◇経営四字熟語「起承転結」 ◇ウォーキングと並行した動作で副次効果を狙う 11 股関節回しで脚力安定 ◇修二会

2025-02-04 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月3日 ◇経営四字熟語「起承転結」 ◇ウォーキングと並行した動作で副次効果を狙う 11 股関節回しで脚力安定 ◇修二会 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

2月3日

 みかんが品薄、価格が高騰しているようです。
 和歌山県JAによりますと、去年の夏は猛暑でしたので、その影響のほか、カメムシなど害虫や鳥などの被害で例年より出荷量が13%ほど減少していることが原因のようです。夏の高温で日焼けをしてしまうと売り物にならなくなってしまうのですね。
 異常気象で、日本の亜熱帯かが北上していると考えますが、その対策が進んでいないのが現状なのでしょう。北海道には、まだまだ多くの原野が広がっていると思います。その活用を本格的に考える時期に来ているのではないのでしょうか。

 早朝ウォーキングの効果を持続または改善するために、今朝のウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。

 

◆3章 ウォーキングと並行した動作で副次効果を狙う

 

 ウォーキングの効果は知られていますが、その効果をさらに高めたり、付帯的な効果を上げたりするという「ながらウォーキング」をしています。これは、ボケ防止になると痴呆を研究している人達が研究発表をしていますので、それを励行するようにしています。

「ながらウォーキング」も、ウォーキング・ミックス(いろいろな歩行法の組み合わせ)と同様に、いくつかの方法があります。それらを適宜組み合わせてウォーキングすると効果的ですので、その方法を紹介いたします。
【 注 】

 ここで紹介する情報は、自分で思考したり、入手したりした情報をもとに、ご紹介します。

 それが皆様にも良い方法であるとは限りませんので、皆様ご自身のご判断で参考にしてくださるようお願いします。

11 股関節回しで脚力安定
 1970年代、まだ若かりし頃、ニューヨークに丸5年、勤務していました。その時に、「アメリカには、なぜ、足の悪い人が多いのだろう」というのが、渡米第一印象の一つです。
 その理由は、「車社会」にあるのだろうというのは、直ぐに思い当たりました。
「高齢化は、足から始まる」といわれますが、駅やビル内など、至る所にエスカレーターやエレベーターが設置された便利な社会。昨今の日本も、膝痛や腰痛など下半身の関節にトラブルを持つ人が多くなりました。

 股関節は、先天性で骨盤が変形していたり、大腿骨の付け根に異常があったりする変形性股関節症に悩まれている人は、人工股関節などに頼るなどの方法を採る人が多いでしょう。私の身近にも、手術をした人がいます。
 しかし、もともと、その様な障害がない人でも、股関節症や膝痛に悩む人が、上述のように多くなっていると思います。整形の知識や技術を持ち合わせていないド素人の私ですが、日常生活で、ある程度の予防ができるのではないかと、希望的観測ではありますが、そう”願って”、早朝ウォーキングやその時の体操を心がけています。
 ウォーキングやスクワットは、股関節にも効果があることは知られています。さらにそれだけに頼らず、早朝ウォーキングの途中で行う体操の時間に、「股関節回し」を行っています。
 早朝ウォーキングの途中で立ち寄る児童公園には、時計があり、子供達に時間を知らせるようになっているところが多いです。時計は、ポールの先端に付いています。
 そのポールを利用して、股関節回し運動を行います。ポールがない公園では、樹木の幹を利用します。
 両足のスタンスは、揃えるかやや拡げる程度、両掌でポールを左右から包み込むようにして軽く支えます。
 膝と股関節の高さが同じくらいになるように膝を上げ、一旦静止をします。足の下半部は、下に垂らした状態です。静止時間は0.5秒とか1秒と、短時間でよろしいでしょう。
 膝が円を描くように後方に回します。勢いを付ける必要はなく、むしろゆっくりと行う方が、太ももの筋肉(大腿四頭筋)の鍛えにも繋がります。できる限り大きく円を描き、元の位置に戻ったら反転します。前後6回ほど回したら、足を変えて他方の足でも同じことを行います。
 慣れてきたら、上記のセットを、2回、3回と行います。ある年配の女優さんは、これを毎日、全部で50回(セットではない)もやっていると言っていました。その女優さんは、年齢の割に若く見え、姿勢もスキッとしています。
 股関節など、関節に痛みがあると途端に老けてしまいますので、心して関節の衰えを抑えるようにしています。

■【今日のおすすめ】

 【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】5ー02 起承転結 相手に応じた話方をする ~ 四部構成で相手の理解を得やすくする ~

 文章を書いたり、スピーチをしたりするときに、ストーリーづくりは重要です。

 その基本のひとつに「起承転結」があります。

 「美しい日本語」としての四字熟語については別項で記述しています。ここでは、経営四字熟語としての「起承転結」について、ご紹介しています。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄では、発信日の【今日は何の日】をご紹介します。

■【知り得情報】
 「経営とは、環境対応業である」という名言は、私の先輩コンサルタントが残してくれた言葉です。
 その経営環境は、めまぐるしく変化します。政府や自治体も、その変化に対応できるように中小企業向けの各種施策を提供しています。ところが、その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去には焼け石に水かも知れませんが、仕入れた情報をときどきご紹介します。
 重複してお届けすることもありますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。
◇《公募》事業再構築補助金の第13回公募を開始
 https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2025/250110kobo.html
 新市場進出、事業・業種転換、事業再編、国内回帰、地域サプライチェーン維持・強靱化又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する、中小企業等の挑戦を支援するための公募です。

  出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  修二会といいましても奈良東大寺ではありません 203

 2月3日から7日までの期間、日本の仏教寺院で行われる法会のひとつが「修二会(しゅにえ)」です。

 その言葉の起源は定かではありません。修二月会とか修正会(しゅしょうえ)とも呼ばれています。

 有名なのは、奈良東大寺の二月堂で開かれる修二会ですが、ここだけは他と異なり3月1日から開催されます。

 年の初め(旧暦)に、神や祖霊の力でその年の豊作を祈る「祈年祭(としごいまつり)」という神事がおこなわれます。

 修二会は祈年祭に対応した仏教の行事として形成され定着した行事と見られています。

 海外の文献や慣習に修二会のようなことが見当たらないそうで、日本独自の風習です。

  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/nara/nara-toudaiji4.htm

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  リーマンショックの逆風をてこに新事業展開 元気な会社は逆風にも強い 3802-5121

2025-02-04 00:21:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  リーマンショックの逆風をてこに新事業展開 元気な会社は逆風にも強い 3802-5121  

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   リーマンショックの逆風をてこに新事業展開 3802-5121
 2023年3月まで放送されていたNHKの連続テレビ小説「舞い上がれ」は、モノづくりの街、東大阪が舞台だった。ねじ工場を経営していた父が他界し、経営を 引き継いだ母を支えるヒロインの奮闘が描かれている。リーマンショックを きっかけにパイロットの夢をあきらめたヒロイン。事業承継やリストラ、新たな 事業へのチャレンジ、地域との調和…。リーマンショック以降、多くの中小 企業が直面した課題をタイムリーに取り上げていた。

 ドラマが最終回を迎えて間もなく、「DXセレクション2022」グランプリを 獲得したのがY社であった。本社があるのは大阪市平野区。 東大阪同様、昔からものづくりの工場が集積するエリアだ。Y社は 本社周辺の廃業した工場などを居ぬきのまま買い取り、オフィスなどに利用 していた。周辺の工場がマンションや住宅に姿を変える中、そこだけが昔ながら の町工場の風景が残っていた。どこか「舞い上がれ」の原風景の中にいるような 感覚になった。

 金属部品の切削加工を手掛けるY社は、リーマンショックの逆風を てこに事業を拡大させた会社だ。自転車部品など下請けが主力だったが、下請け からの脱却を目指し、センシングやモニタリング、データ分析などの技術を蓄積。 切削加工工程の「見える化」を実現した。その成果をソリューションとして他の 企業にも提供する。取引先の数は600社を超え、リーマンショック前の10倍以上 に広がったそうだ。

 現在、Y社が力を入れているのが、ロボットシステムインテグ レーション(SI)事業だ。センシングやAI(人工知能)の技術をロボットに 応用し、人がやっていたさまざまな作業をロボット1台が自動でこなす。 Y社長は「最小限の人で高度なものづくりを実現できる。ロボットやAIを 活用することで、人手が足りない中小企業の事業継続が可能になる」と指摘する。 近い将来、ロボットが人手不足に悩む中小企業の救世主となる日が来るかもしれ ない。

【 コメント 】
 今回、ご紹介しましたY社が元気な理由は、成長企業における点計【定期】なパターンと言えます。
 自社の核となる商品・サービス、その関連商品・サービスへの進出、そして、明日への先行投資、大企業では、小回りが利きませんが、中小企業にとっては、この成長スパイラルを地道に続けていくことが必要です。
 しかし、基礎体力がなければ、その継続ができません。基礎体力の原点は、「あたり前のことがあたり前にできる」ことと信じています。

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月2日 ◇乾燥注意報と文化財 ◇「迷惑行為」異例の啓発ポスター

2025-02-03 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月2日 ◇乾燥注意報と文化財 ◇「迷惑行為」異例の啓発ポスター 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

2月2日

 何かと話題を醸し出す、スターバックスですが、店舗の立地に応じて価格を変えると発表しました。
 空港など人が集まる場所は値上げ率が最も高く、続いて都心部の店舗で、平均4%の値上げとなる計算です。
 コーヒーの値段が上がるのは、コーヒー等の私達にとっては痛手です。
 立地に応じて価格を変える戦略は、マクドナルドが実施していますが、今後は他社でも拡大して行くのでしょう。

 故山本修先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。
 日本経営士協会では、専務理事・関西支部長等を歴任され、その貢献度は多大です。その功績に敬意を表して、10年ほど前に、先生が当ブログに投稿してくださったコンテンツを再掲いたします。内容的に、当節にそぐわぬこともあるかもしれませんが、そこから何かを感じ取って下さると幸です。

■「迷惑行為」異例の啓発ポスター
     ~ 電車内での化粧 ~

 電車内での女性の化粧。むかしは殆ど目にしなかったが、現在では堂々と行われるようになった。そんな中、大阪市営地下鉄・大国町駅が、乗客にやめてほしい行為として、駅構内に啓発ポスターの掲示を始めた。

 市交通局はスマートフォンを歩きながら操作する「歩きスマホ」や車内での通話、更に一般的な迷惑行為については啓発してきたが、「電車内での化粧」を取り上げるのは初めてで、全国的にも珍しい。何故異例の措置に出たのだろうか。

 

■ JRや私鉄には「なし」

 啓発ポスターは大国町駅の上り下りホーム計6カ所に掲示。乗客アンケートの結果を受けて「やめてほしいこと」として多い順に1~5位を記しているが、ここに4位の「電車内での化粧」が入っている。 このほか、1位「歩きスマホ」、2位「社内での通話」、3位「荷物での座席の占有」、5位「社内での飲食」となっている。

 電車内での化粧についての啓発ポスターは、JR西日本や阪急電鉄、近鉄、京阪電鉄、南海電鉄などには無い。

 

■ アンケート結果による啓発

 アンケートは、昨年11月22日から28日の7日間にわたり、市営地下鉄四つ橋線の乗務員が、業務終了後に同線の西梅田駅と住之江公園駅で実施。乗客を対象に「社内マナーで迷惑に感じる行動」を9つの選択肢の中から選ぶ形で行われた。複数回答で回答件数は2314件に達した。

 アンケート結果によると、4位の「車内での化粧」は264件で約11.4%を占めている。ほかは1位「歩きスマホ」約17.3%、2位「車内での通話」約15.9%、3位「荷物での座席の占有」約11.8%、5位「車内での飲食」約10.3%、6位「大声での会話」約9.7%、7位「ヘッドホンの音漏れ」約9.4%、8位「優先座席の使い方」約9.3%、9位「床への座り込み」約4.8%となっている。

 アンケートの結果については、今年3月から4月に約1ヶ月間、市営地下鉄四つ橋線の全11駅に掲示していたが、同線と御堂筋線が通る大国町駅は4月から独自判断で、アンケートをもとに1~5位を記した啓発ポスターをつくり、掲示した。

 掲示を決断したのは、大国町駅の坂野明駅長である。駅に電車内での化粧や、飲食、歩きスマホ、車内での通話などについての苦情が多く寄せられ、啓発が必要と考えたからである。  坂野駅長によると、車内での化粧については年配の人からは、「見苦しい」との声があり、横に座った男性からは、「においが、いやだ」という声があったと言う。

 

■ 実は前年度は1位だった

 この四ツ橋線のアンケートは平成25年度も実施されており、実はこのとき、「車内での化粧」がトップだった。アンケートは23年度から開始し今回で4回目。選択肢から複数回答する方式は変わりないが、自由記入欄があり、1、2回目に「車内での化粧]を挙げる意見が多くあった為3回目の選択肢に初めて盛り込んだところ、いきなりトップに躍り出たのであるという。


              参考文献 産経新聞7月4日掲載 張英壽著

■【今日のおすすめ】

 ■【話材】 きょうのおすすめ 「経営コンサルタントのひとり言」

 経済社会情勢を経営コンサルタントの視点で診て、独断と偏見で【経営コンサルタントの独り言】をつぶやいています。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

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  【今日は何の日】総合URL

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《制度法令》NPEの第二種特定化学物質への指定について
  ~化審法におけるNPEの取扱方法が変わります!~
 界面活性剤等として幅広く使用されるNPE(ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル)が化審法における第二種特定化学物質に指定されます。
 NPEを取り扱う事業者の皆様に新たな義務が生じますので、経済産業省より周知いたします。
[日 時] 4/1(火)より施行
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
 https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/information/NPE_risk_assessment.html
  https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/files/information/ra/pamph_npe.pdf

   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

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■ 乾燥注意報と文化財 126

 2月26日は、文化財防火デーです。

 いつどの様なところで火災が発生するか解りませんので、平素からの注意が必要なのでしょう。


 文化財保護法で、保護の対象とされている文化財には、

  有形文化財(建造物、彫刻・絵画、工芸品など)
  無形文化財(演劇、工芸技術など)
  民俗文化財(風俗慣習など)
  記念物
  伝統的建造物

の5分類があるそうです。

 イメージとしては、すぐに有形文化財を想像しますが、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の祭り・屋台などもあるわけですものね。

 先日、京都のあるお寺さんで、飛鳥時代の仏像が見つかったと報道されていました。

 それまで、それほど貴重な仏像とは思われていなかったといいますから、まだまだ知られていない貴重なお宝が眠っているのかもしれません。

 だからこそ、テレビのなんでも鑑定団が人気番組として続いているのでしょうね。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/333cf15cc3fb5e5bb15b2a445b325e4d

 

【経営コンサルタントの独り言】

 冬は、乾燥注意報が発令されることが多いです。
 TVを見ていますと毎日のように火事のニュースが流れます。

 地震・雷・火事親父
 昔の人が言っているように、火事はすべてを灰にしてしまいます。
 個人にとっても、世界の財産にとっても焼失はもったいないです。

 先般、消火器の期限について記述しましたが、この時期、火事についての意識を高く持ちたいですね。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月1日 ◇日本語力の低下 ◇経営理念は不要か? ◇元気な会社 AIロボットで倉庫内の歩行距離を半減 2629-4201 ◇臭いの日に思う

2025-02-02 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月1日 ◇日本語力の低下 ◇経営理念は不要か? ◇元気な会社 AIロボットで倉庫内の歩行距離を半減 2629-4201 ◇臭いの日に思う 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

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 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

2月1日

 中国では延べ90億人が移動する「春節」で、日本に多数の観光客が入って来ています。インバウンド需要は、経済的観点から見れば歓迎すべきなのでしょうが、これまでも外国人のマナーの悪さは話題になっています。
 今、懸念が高まっているのは、電動スーツケースだそうです。スーツケース内部にモーターを搭載し、ハンドルや足置きを展開すると乗れるしくみなのです。最高時速は時速10キロから13キロもでるといいます。
 すでに台湾の桃園空港や関西国際空港が安全のために電動スーツケースでの走行を禁止しています。
 日本では、原動機付き自転車と同等に考えられ、ウィンカーなどの保安基準を満たしていないことから電動スーツケースで公道を走ることはできません。
 すでに、検挙された中国人もいるといいます。もし、死亡事故を起こした場合、過失運転致死罪に問われ、7年以下の懲役または禁錮、もしくは100万円以下の罰金だそうですが、軽微すぎますね。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 竹根の部下が紹介してくれたのが、遠方なので、ネットでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 AIロボットで倉庫内の歩行距離を半減 2629-4201
 指示された商品棚に行くと、ロボットが止まっており、「この商品を僕のコンテナに入れて下さい」と提案した。その通りに商品をつかんでロボットに載せると、「次はここに向かって下さい。僕の友達が来ますから」と言って、ロボットは走り去る。次の場所まで歩くと、別のロボットが待っており、同じことを繰り返した―。何やら近未来の風景のようだが、すでに複数の大手物流会社や中小規模の倉庫内で実現している光景である。

 「物流現場で一番無駄な作業は歩くこと」。こう力説するのは、このピッキングアシストロボット「L社PA-AMR」を開発したL社(東京都江東区)のG代表取締役CEOだ。出身はスリランカで、日本の文部科学省の奨学金を得て、福岡県の久留米高等工業専門学校から東京工業大学で学んだ。修士課程を修了後、スイス・チューリッヒ工科大学で博士号を取得し、2014年に日本で同社を創設した。

 倉庫でのピッキング作業は、1つのオーダーでこの棚の商品を1個、次は向こうの棚の商品を1個、次はあっちの棚の商品を1個という具合に、作業スタッフがずっとカートを押しながら商品を入れていくのが一般的だ。このためその歩行距離は、1人1日当たり10キロメートルにも達する。「結構年配の方も多いし、コンクリートの床は寒い。改善すべきだと思った」とGさんは振り返る。

 この課題に対して、「商品を運ぶのはカート付きロボットが担い、ピッキングは人が担う。このように作業を完全に分ければ、無駄な歩行を大幅に削減できるのではないか」と考えた。同社の開発した群制御AI(人工知能)に指示され、複数のロボットが最適なルートを選んで商品を搬送し、できるだけ人が歩く距離を減らそうと提案してくれる。

 これにより、作業スタッフはロボットの提案に従ってピッキング業務に専念でき、カートを運ぶ手間や棚を探す手間から解放される。生産性向上と労働環境の改善を同時に実現し、実際に作業スタッフの歩く距離が半減した事例もある。「作業スタッフ1人に対してロボットを2~3台配置すれば、生産性は2倍に高まる」と強調する。このような優れた点が評価され、「中小企業優秀新技術・新製品賞」(中小企業庁、中小機構後援)の優秀賞を受賞した。

 Gさんが最終的に目指しているのは、パソコンのウィンドウズや携帯端末のアンドロイドのように、ハードウエアに依存せず、さまざまなロボットをつなぐことができるロボティクスプラットフォームをつくることだ。とはいえ「従業員100数十人規模のスタートアップ企業がいきなり、ロボットの共通基盤を確立すると意気込んでも、すぐには難しい」。まずはピッキングアシストロボットで物流分野の新市場を開拓する構えで、今年は1000台の出荷を目標としている。

【 コメント 】

 「困っていることから開放する」という、商品開発・改良の原則を忠実に守っていることが、L社の成功要因と考えます。

 一方で、100人を超える従業員を抱えていくことは大変なことです。

 今後、ライバルの出現に以下に対抗していくかが課題の一つです。

 とりわけ、AIという技術変化の大きな分野ですので、それを活かしたライバルが出る前に、常に最新のAI技術を吸収する努力は不可欠です。

 自社自身の足腰を鍛えるためにも、営業・マーケティングを軽視してはならないでしょう。
 

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日のおすすめ】 「経営理念」など不要と言っていて良いのでしょうか

 【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 35 自社の経営理念はこれで良いのかの検証 1

 経営理念など不要

 このような発言をするコンサルタント・士業の先生方が結構いらっしゃいます。

 私は、経営においても「原理原則」を重視しています。

 経営理念は、経営の「ものさし」と考えています。

 「ものさし」ですから、不変でなければなりません。経営環境が変わっても対応できる「ものさし」創りが必要です。

 ところが、そのように構築した経営理念でも、経営環境が大きく変化したときに対応しきれないことがあります。そのようなときには、思い切って「経営理念の再構築」をすべきです。

 そのためにも、経営理念の構築・再構築のスキルを磨いておく必要があります。このスキルは、経営計画を構築したり、問題発見・課題解決に取り組んだりするときに役に立つことが多いです。

 「経営理念」を頭から否定せずに、取り組んでみては如何でしょうか。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《公募》令和7年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」(Go-Tech事業)の公募
 令和7年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」は、中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う、研究開発及びその事業化に向けた取組を最大3年間支援するものです。
 https://www.chusho.meti.go.jp/support/innovation/2025/250109kobo.html
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆ 臭う、匂う、香る、薫る?? ニオイの日に思う 201

 2月1日は「ニオイの日」の日でした。

「臭いの日」としないで、「ニオイの日」としたことに素晴らしさを感じます。

 もし、その意味がお解りの方は、すばらしい日本語の語感をお持ちだと思います。


「悪臭」「変な臭い」「臭い」「臭い飯を食う」「面倒臭い」という表現から、「臭」という字は、あまりよいイメージを感じません。

 広辞苑第六版を見ますと、トップに「いやなにおい」が表記されています。

 そのほかの意味も芳しくありません。


 おなじ「におい」でも「匂い」となると、広辞苑でも好感度のある意味が表記されています。

  そのものから ただよってきて、鼻に感じられるもの。
  それらしい感じ。おもむき。「下町の━がする」
  〔雅〕美しい色つや。「━めでたき桜花(サクラバナ)」


 うなぎ屋さんの前を通るとき漂ってくる薫りはなんとも言えませんね。

 これも「良い臭い」と書かず「良い匂い」と書くべきでしょう。


 日本語に詳しい私ではありませんが、最近の日本人は、語感が低下していると思います。
「生足」
 私は生首を連想してしまいますので・・・

「生き様」
「ざまーみろ」という言葉がありますが「様を見ろ」から来ていますが、この場合の「様」は決して良いニュアンスではありません。

「生き方」と表現するだけで、私のように違和感を感じる人が少なくなると思います。


 私が、このような話をしますと、大半の方が、「なぜ、あんたはそんなことにこだわるの?」と疑問を持たれます。

 これも感覚のずれなのでしょうね。

【独り言】 日本語力の低下

 TVを見ていても、講演会などを聴いていても、日本語のイントネーションがおかしいのが気になります。
 イントネーションとともに気になるのが語彙不足といいますか、言葉が本来持つ語感に対する意識・知識の低下です。

 先日TVを視ていましたら、「梅のニオイが気になる時期になりました」とアナウンサーが言っていました。
 梅は「匂う」ことはありますが「臭う」のではないのです。

 アナウンサーといえば、言葉のプロです。
 そのプロが、語感を持っていないのではプロといえませんね。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 本日のブログは、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  

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【経営コンサルタントへの道】7 経営コンサルタントとしての成功のポイント 1 プレゼンスを多くする

2025-02-02 00:21:00 | 【専門業】 経営コンサルタントへの道

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月31日 ◇「コンビニで掃除ロボット導入 ◇あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-04 コンサルタント不要な企業創りをプロに依頼する

2025-02-01 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月31日 ◇「コンビニで掃除ロボット導入 ◇あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-04 コンサルタント不要な企業創りをプロに依頼する 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

1月31日

 タニタが、ビジネスパーソンはどのようにランチをとっているかを調査しました。
 最も多かったのは「手づくり弁当を持参」で、47.2%でした。男性(34.0%)女性(60.4%)と女性は6割に登るそうです。
 2位「コンビニ・スーパーで購入」(39.1%)、3位「外食」(23.4%)、4位「社員食堂」(13.4%)でした。
 物価上昇のおり、ランチ代が気になるのでしょう。1回にかける金額は、平均603円、 2018年には490円と、上昇率は1.23倍になります。
 意外と社食利用者が少ないのはなぜなのでしょうか?

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編編】 コンサルタントを知る 1章 外部ブレインを使いこなせなくて経営者・管理職といえるか

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思います。

 裏を返しますと、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。

 

■ 第4部1章 4 コンサルタント不要な企業創りをプロに依頼する

 経営コンサルタントへの依頼主が、自分の会社のどこに問題があるのか、問題点がわからないこともあります。
 問題はわかっていながら、どう対処したらよいのか困っていることもあります。
 それどころか、問題も、その解決策もわかっていながら経営コンサルタントに依頼してくることもあります。解決策を実行する人材が社内にいないということがその理由です。そのような時には、本来は現場がなすべき実務といっても過言ではないような部分まで、経営コンサルタントが実際にやってくれることもあります。
 例えば、月次決算データを毎月詳細に分析し、それをグラフに整理して経営者が意思決定しやすいように資料を作成するという業務までしてくれる先生もいます。
 これは、税理士がパソコンのソフトウェアで自動的に財務分析をする内容とは異なり、具体的な戦術面までのアドバイスが含まれています。大企業であれば経営企画室などが担当して行うような作業です。
 社員研修なども、実務的な面での経営コンサルタントによる支援業務の良い例といえます。社員の能力を向上させたくても、それをどのように進めていったらよいのかということになりますと、大企業でも最適な講師がいないこともあります。
 経営コンサルタントとは、良い感度のアンテナを持って、社内の現況調査・分析を通して問題を発見したり、その原因を追及し、その問題の解決策を企画し、どのように進めていったらよいのかを勧告したりします。
 提案内容を依頼主に理解してもらい、それを実施させ、効果を上げてもらわなければなりません。
 しかも、それだけで終わってはなりません。経営コンサルタントがいなくても業績がのびていける企業体質を持てませんと、いつまで経っても経営コンサルタントから独り立ちできない経営コンサルタント依存症にかかった企業のままでいることになってしまい、それでは経営コンサルタントが支援した意味がないのです。
 経営コンサルタントから学ぶだけではなく、経営コンサルタントのような外部のプロが行っていることをまねながら心と体で習得して行き、それをまた別な局面で活かすようにします。
 経営コンサルタントの仕事は、「経営コンサルタント不要な企業づくり」であり、経営コンサルタントとはそれを企業に実現してもらうことに協力する知的専門家といえます。
 

 

 

■【あたりまえ経営のすすめ】 バックナンバー

 あたり前の重要性を知る ←クリック

■【今日のおすすめ】

 ■【きょうのおすすめ】 経営コンサルタントに関するQ&A

 「資格を取ってから、コンサルタントとして独立起業しよう」というのが「フツーの人」

 「コンサルタントとして実践をしながら資格を取ろう」と実践する人が、「コンサルタントとして成功する人」

 でも、安易に、コンサルタントとして独立起業をしないことが肝要と考えます。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
    https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《公募》IT導入補助金の不正受給等に関する調査
 IT導入補助金事業における多数の不正受給事案が明らかになっています。
 補助金事務局では、不正受給等に関する調査を実施しています。
 不正行為が判明した場合、交付決定取消、補助金の返還請求、IT導入支援事業者登録取消等の措置が行われます。
 https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/gijut/2025/250117it.html

   出典:e-中小企業庁ネットマガジン


 不正はやるべきではないですね。

 ビジネスには「信頼」が不可欠です。
 コンプライアンス意識を持つように、一人一人が意識してほしいです。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ コンビニで掃除ロボット導入

 日本の人手不足は、各処で見られ、経済成長の懸念材料のひとつです。

 2024年1月に、某コンビニが全自動の掃除ロボットを店舗に導入すると発表しました。

 それにより従業員の毎日の清掃時間を約1時間削減することができるといいます。

 ファミリーレストランでは、お客様の席にロボットが温かい食べ物を運んでくれていますが、コンビニの対応は、むしろ遅いくらいです。

 コンビニだけではなく、オフィスや工場なども今後は導入していくでしょう。

 掃除だけではなく、さらに付加価値をつけたロボットが次々と出てくるような気がします。

 中堅・中小企業にも新たなチャンスが見つかるかもしれませんね。

■ 「愛夫の日」というのはないのでしょうか? 0131

 1月31日は「愛妻家の日」です。
 アメリカでは、一日一回以上「I love you.」と言わないと離婚原因として認められるということを聞いたことがあります。
 一方で、日本では如何でしょうか?
 最近の若いカップルでも、毎日という人は少ないのではないでしょうか。
 われわれの年代になると、「言ったこともない」という夫婦も多いでしょう。

 拈華微笑 以心伝心

 言わなくてもわかっているはずだ、という思いが強いので、言わないのでしょう。
 昨今では、言葉にしないと気持ちは相手に伝わらないと言われています。
 夫婦でも、言葉にすべきなのでしょうね。
 何か、気恥ずかしい思いがしますが、4月1日に思いきって言ってみようと思います。

 ところで、「愛夫の日」というのは、ないのでしょうか。
「愛妻家の日」の制定に則りますと「1月2日」にすべきですね。
 なぜかわからない人は、「愛妻家の日」のブログをご覧下さい。

  拈華微笑
  http://www.glomaconj.com/joho/keieijoho.htm#04
  ブログ
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/4fd24f5b11a512c957c91a25aace8a75

 

【つぶやき】

 世の中には、ご夫婦仲良しの家庭もあれば、DVなどでひどい家庭もある昨今です。
 私は、感謝の気持ちがあれば、夫婦はそれなりにうまく行くのではないかと思います。
 相手のしていることを評価し、ときには感謝の言葉を発することも必要ではないでしょうか。
 かくいう、私は、頭では、その様に考えているのですが、実際に実現できているかというと自信はありません。
 しかし、金婚式も迎えられるほどの長きにわたって夫婦で来られたことは、ある程度、お互いを理解できているからではないかと思います。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧になれます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

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【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】5ー06 格物致知 原点に戻りコンセプトを明確に ~ 道理をきわめて知識豊かな人 ~

2025-02-01 00:21:00 | 【心 de 経営】 経営四字熟語

  【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】5ー06 格物致知    原点に戻りコンセプトを明確に ~ 道理をきわめて知識豊かな人 ~   


 
  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。
 経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。
 四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 以前にも四字熟語をご紹介していましたが、一般的な意味合いを中心にお話しました。このシリーズでは、四字熟語を経営の視点で診て、つぶやいてみます。以前の四字熟語ブログもよろしくお願いします。

第5章 表現上手で説得力を向上
 世の中には、作家でなくても美しい文章を書いて、読者を魅了できる人がいます。アナウンサーでなくても、話し上手な人もいます。プロのナレーターでありませんのに、聞いているだけでほれぼれするような声や話方の人もいます。パワーポイントを使って、難しいことをわかりやすく説明してくれる人もいます。
 「話し上手は、聞き上手」という言葉を良く聞きます。「一を聞いて十を知る」という理解力の高い人もたくさんいらっしゃいます。一方、相手の言うことを充分に理解できなかったり、誤解したり、時には曲解したりして人間関係をこじらせてしまう人もいます。
 情報提供側として、上手な文章を書いたり、話したり、パワーポイントなどの作図技術など表現力を豊にしたいと願う一方、それとは別の立場で聴取する側におかれたときに、傾聴力をフルに活用し、相手の言いたいことを正確に聞き取れることは、私たちの日常に不可欠です。コミュニケーション上達法を四字熟語から感じ取りましょう。
 5ー06 格物致知    原点に戻りコンセプトを明確に
      ~ 道理をきわめて知識豊かな人 ~

 中国古典の一つに「大学」があります。その中の有名な一文として、下記がしばしば例示されます。
少(わか)くして学べば
則(すなわ)ち壮(そう)にして為すことあり
壮にして学べば
則ち老いて衰えず
老にして学べば
則ち死して朽ちず
 若いうちに学んだことは、成長してからそれがいかされ、壮年になってから学ぶことは、それ以前に学んだことが活かされて、一人前の人物として認められるようになるということを言っています。年を重ねてから学ぶことは、それまでの経験が年輪として蓄積されていますので、死後もそれが残り、後進の育成に繋がるという教えです。
 この「大学」の中に「格物致知(かくぶつちち)」という四字熟語があります。「知を致すは、物に格(いた)る」と音読みします。「知」は「道理の源泉」を示しますので、「ものごとの道理を極めて、学問をなし、知識を習得することにより、大成する」ということです。このことから、道理を極めて知識豊かな人を指します。
 このことから、ものごとを思考しましたり、行動するときには、「原点に戻る」ということに繋がることをこのことから感じ取れたりします。何かを行おうとするときに、そのことはなぜ行わなければならないのか、そのことの背景には何があるのだろうか、等々を意識することにより、その本質から外れないPDCAが行われるべきです。換言しますと、コンセプトを明確にしますと、判断に迷ったり、困ったり、あるいは自分または一緒に仕事をしている人や部下の言動が間違えていないかどうかを判定したりする時に、「原点に戻る=コンセプトに照らし合わせる」という行動がとれるようになります。それにより判断するようになりますので、物事の途中で誤りに気づいて、失敗という結果に至ることが少なくなります。
 中国唐の時代の文学者・自然詩人としてまた政治家としても知られています柳宗元の著「陸文通先生墓表」に「汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)」とい四字熟語があります。「汗牛」とは、車に蔵書を積んで、牛に引かせますと、あまりにも重くて牛が汗をかくほどであるという状況です。「充棟」というのは、家の中で蔵書を積み上げますと、棟にまで届くほどであるということで、前後で同じことを別な表現を使って強調し、書物がたくさんあるということを表現しています。このことから「蔵書が多い、読書家」という意味でつかわれます。本だけ多くても「つんどく」では、知識として血となり肉となりはしませんが、私を含め、そのような人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 道理を究めるには、「眼光紙背(がんこうしはい)」という四字熟語の含蓄を味わうことも必要です。この四字熟語は、「鋭い目の光が紙の裏まで貫く」ということで、しばしば「眼光紙背に徹す」という形で用いられます。「読解力が鋭いこと」の例えで、「行間を読む」などという言葉にも通じます。「熟読玩味(じゅくどくがんみ)」も同じような意味で、書かれている文章や言葉、字句の奥に潜んでいる深い意味まで読み取ることができることにより、道理を知ることに繋がります。あるいは、他者の言いたいことを正しく理解することができるようになります。
「韋編三絶(いへんさんぜつ)」という四字熟語があります。「韋編」は、中国の古書のひとつで、「三絶」は、書籍の綴りが何度も切れるという意味です。孔子が「易経」を綴じている紐が何度も切れてしまうほど、繰り返し読んだという史記に記述されています故事から来ています。このことから、先人の教えを理解するためには、何度も繰り返し書物を読み、行間を理解できるように、熱心に学ぶという意味で用いられます。
「意味深長(いみしんちょう)」という四字熟語は、表面上の意味だけではなく、深い身が含まれているという意味で、やはり行間を読む大切さを説いています。もともとは詩文などで、内容が深く趣があったり、含蓄が豊かであったりするという処から来ています。
 自分の言葉を相手に正しく受け止めていただくために「月下推敲(げっかすいこう)」という言葉を思い出すようにしています。もともとは「詩を作るときに、字句を工夫し、表現を練り上げる」という意味です。「門を押す(推す)」「月の光の下で思案する」という意味です。自分自身が用いる文章や言葉を、それがもともと持つ意味から考えて、用いるようにします。
 例えば「きく」という言葉も、「どこからともなくきこえてくる」というときには「聞く」、「耳を傾けて相手の言うことをきく」というときには「聴く」という字を充てるようにしています。また、誰かにものを尋ねると言うときには「訊く」という字を充てます。
 近年、プロと言われる人が、ホンモノのプロでないことが多々あります。そのような状況に遭遇したときに「眼高手低(がんこうしゅてい)」という四字熟語を想定して下さい。これは、文章や絵画など、真贋力はあるのですが、一方で、それを他の人に伝える表現力が伴っていないという時に用いられます。このことから、「理想は高いが、実行が伴わない」、すなわち、口だけは達者ですが、自分のことはそっちのけで、人の批判をするだけな人のことをさします。
 史記の中には「曲学阿世(きょくがくあせい)」という四字熟語があり、真理を曲げて世の人に迎合して、人気を得ようとすることやそのようなことをする人を指します。「曲学」は真理を自分の都合の良いように曲げた学問であり、「阿」は「おもねる」という意味です。
 また「狂言綺語(きょうげんきご)」という類似四字熟語があり、「きょうげんきぎょ」とも読みます。道理に合わない言葉や、うわべだけを飾った言葉という意味から、転じて、小説や戯曲などのことを揶揄的に指すこともあります。
 例えば営業管理職が、営業パーソンの報告を狂言綺語として、作文を読まされることが時々あります。それを見抜く眼光紙背に徹する力が管理職には不可欠です。部下の報告を聞いて、何もコメントをしませんでしたり、適切なアドバイスができなかったりでは、管理職として失格です。自分の経験に格物致知で得た道理に基づいてリーダーシップを発揮しなければなりません。その時に、コンセプトを意識すると管理職として、適切な指示や命令、アドバイスができます。
 管理職は、経験的に部下の報告から「何かおかしい」と感ずることがあると思います。その時に「何か」が何を表しているのか、その正体がわからないことがあるでしょう。その時には、私の体験では「この業務の原点・コンセプトは何だったか?」と考えることを習慣にしますと、何らかのヒントが浮かび上がってくるように思えます。問題の核心が何か、企業として、組織としての価値基準をどうとらえれば問題がつかみやすくなるか、それらを前提にしながら本質を追求して行きますと良いようです。
 では、コンセプトはどの様に構築したら良いのでしょうか?
「コンセプト」とは、ものごとの背景にある情報をもとに、論理的に事象の構造を整理し、構造の再組立をしてから、思考を展開しますと、創造的で、新規性ある考え方として「コンセプト」を作り上げることができます。
 ビジネスの世界では、例えば差異化(差別化)戦略を立案したり、企業文化を見直し、変革する時に目標や基本方針などを中長期的に立案したりする時に、コンセプトが重要になります。自社独自のコアコンピタンス(核となるビジネス)が明確になってきたりします。そこには他社と同じような、物まねでは自社らしさが失われ、生き残りは愚か、勝ち残りも困難となります。
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【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業7章 誘惑と模索 3 北野原との再会は想像だにしないことに

2025-01-31 12:21:00 | 【小説風】竹根好助のコンサルタント起業

  【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業7章 誘惑と模索 3 北野原との再会は想像だにしないことに 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 日常業務をこなしながら、アテンドという商社マンにつきものの業務を自分なりに見つめ直す竹根です。慣れないニューヨークを中心としたアメリカでのビジネスですが、時として折れそうになってしまいます。そのようなときに、若い竹根の支えとなってくれたのが、本社で竹根をフォローしてくれるかほりでした。彼女の父親は地元の名士ということから、竹根などに娘をやるわけにはいかないと厳しかったのです。かほりと竹根の努力で、結局、父親は折れざるをえず、晴れて結婚が認められました。

◆7章 誘惑と模索
 1ドル360円時代の商社マンは、「企業戦士」と言われるほど海外赴任活動は、心身共に厳しいです。たった一人でニューヨークに乗り込んだ竹根好助(たけねよしすけ)も5年の任期を終え、東京に戻り、本社勤務に戻りました。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆7-3 北野原との再会は想像だにしないことに
 ニューヨーク赴任から戻った竹根は、関係先への挨拶回りから始めることにした。その最初が、顕微鏡や関連商品の改良など、仕事上で世話になったケント光学の北野原である。
 北野原のケント光学は、東京の郊外にある。ボートレースで有名な東京競艇場近くであるが、まわりには工場と住宅が混在したところだ。
 北野原自身が、駅まで迎えに来てくれた。会社までの十数分の間、二人はアメリカでの思い出話に花を咲かせた。
 工場内部は、昔と変わらない。研磨工場、組み立て工場、加工工場など、小さいながらも最低限度のことができる設備や人材が揃っている。従業員は、五十人ほどであるが、比較的高齢者が多く、平均年齢は高い。中小企業の典型的な社員構成であろう。
 一通り、アメリカ市場をにらんだ報告と意見交換が終わると、食事に誘われた。まだ、時間的には早いが、十二月の冬の帳(とばり)は落ちていた。
 アルコールは欠かせない北野原だが、下戸の竹根には強要しない。少しアルコールが廻ってくると、相変わらず饒舌になる。
 ひとしきり、子会社や関係会社への福田商事の対応の悪さについて、福田商事関連の他の会社の経営者の声の実例を交えて、あれやこれやと出てきた。中には、アメリカでも聞いたことがいくつか含まれていた。
 アメリカ詣でに来た、いろいろな経営者・管理職の顔が思い出された。彼らも北野原と大同小異のことを言っていた。竹根は福田商事の立場もわかるが、彼らにも言い分があると思った。
――商社とメーカーというのは、やはり立場が異なるので、相容れない部分があるのだ――
 北野原には、子どもがいない。常務をしている田近は、竹根よりいくつか上だから三十五歳くらいになるのであろうか、北野原の甥御さんであることをニューヨークで聞いて知っていた。竹根は、以前田近と話をしたことがあり、人の良さそうな、温和しい人という印象を持っている。それが気に入らないのか、北野原は田近に物足りなさを感じているらしい。
 かなり、アルコールが廻ってきたところで、北野原から思わぬ言葉が口をついて出てきた。
「竹根さん、俺の後を継いでくれませんか」
 かしこまって、頭を深々と垂れたので、冗談ではないことがわかった。
「社長、頭を上げてください」
「竹根さんが、ウンと言ってくれるまで、頭を上げません」
 竹根が狼狽する様子を感じて、「今すぐでなくてもいいですから、考えてみてください」といいながら頭を上げた。
「社長、冗談を言わないでください。私のような若造が、社長の後継者になぞ、なれるわけがないではないですか」
「超一流とは行かないが、曲がりなりにも福田商事は大会社だ。そこのエリートコースに乗っているのだから、やめる気持ちにはなれないかもしれませんが、このままではケント光学の行く末が思いやられるのです」
「私が顕微鏡のことなど全く知らないド素人であることは、社長が一番よく知っているではないですか」
「いや、短期間に竹根さんは顕微鏡のユーザーの立場をよく理解してこられた。竹根さんのレポートを時々見せてもらったが、腹が立つようなことを、ズケズケとよくも書いてきたね」
「済みませんでした。まさか、社長がごらんになるとは思ってもみず、筆の勢いに任せて書きまくってしまいました」
「おれは、そんなあんたが好きだ。福田商事だけでなく、あんたのような、実直な人は少ないよ。それに、角菊さんを相手に、言うべきことは言う、なかなかサラリーマンにはできないことだよ。無理を承知で頼んでいる。この通りだ」
 北野原はまた深々と頭を下げた。
 直視することができないほど北野原の顔は真剣であった。深刻な顔と言ってもよい。
  <続く>

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月30日 ◇中小企業の事業承継・引継ぎ支援 ◇書話力とは ◇神奈川県三浦半島の観音崎は灯台だけではない

2025-01-31 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月30日 ◇中小企業の事業承継・引継ぎ支援 ◇書話力とは ◇神奈川県三浦半島の観音崎は灯台だけではない 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

1月30日

 『ロボット掃除機(電池タイプ)』が、税込み550円でかえる時代になりました。
 専用のリフィルが必要で、24枚で100円で購入できるそうですが、どの様な仕組みなのかまだ購入していませんのでわかりません。
 フローリング専用で、吸い込むのではないと言いますので、コロコロに近い方式なのでしょうか。ちゃんと、方向転換もするそうです。
 カラーはブラックとホワイトの2色があり、サイズは約23センチ×5センチといいますので、猫の相手になるという声も多いそうです。

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 

 

神奈川県  三浦半島 観音崎 

■ 三浦半島(みうらはんとう)
 神奈川県南東部にあり、東京湾を形成する半島です。
 「みうら」という地名は古代から用いられていて、『日本書紀』では「御浦」(みうら)と記載されています。当時は朝廷の所領でしたので、このように「御」をつけて呼ばれていたようです。
 『万葉集』では半島全体を指して「御宇良崎」と「御」という文字が含まれています。しかし、その後「御」の字が避けられるようになり、当て字が使われ『新編相模国風土記稿』では「美宇羅」とされました。
 今日、「三浦」と呼ばれていますが、半島が東・西・南の三方の浦(湾、入り組んだ海岸など)で囲まれていたからであるといわれています。
 
■ 観音崎(かんのんざき)
 神奈川県横須賀市に位置する岬のことで、岬周辺の地域を表す地名としても用いられることがあります。
 観音崎は、三浦半島東端に位置し、東京湾(浦賀水道)に面し、対岸の房総半島富津岬までは、わずか7km程の近さです。
 半島の先端に、日本最古の灯台である「観音埼灯台」があります。
 灯台付近は「県立観音崎公園」として整備され、観音埼灯台が立地するほか旧日本陸軍が明治10年代から20年代にかけて建設した砲台や弾薬庫跡が多く残っています。
 園内には、このほかに、1953年創立の観音崎自然博物館や、2007年に開館した横須賀美術館があります。
 また、園内には、墓と見られる多くの横穴が崖にみられます。また、海上保安庁東京湾海上交通センター(とうきょうマーチス)の観音埼レーダー施設も公園内にあり、灯台より、この施設の塔のほうが処々から見えます。
 観音崎海水浴場が隣接していて、夏季は海水浴客で賑わいます。他に海上自衛隊観音崎礼砲台があります。
 「観音崎」という名称の由来として、741年(天平13年)に、行基が、この地の海蝕洞に住む大蛇を退治して十一面観音(船守観音)を祀ったことから、「観音崎」と呼ばれるようになったようです。
 江戸時代には観音堂など堂宇が創建されて仏崎山(ふだらくさん)観音寺と称し、幕府から朱印地を与えられていました。
 観音寺は、1880年(明治13年)に陸軍の砲台建造が始まると、現横須賀鴨居へ移転されました。1986年(昭和61年)には、火災のため焼失してしまい、現在は小さな堂が残っているだけです。
 


神奈川県三浦半島 観音崎 カシャリ!一人旅
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■【今日のおすすめ】

 【心 de 経営】『書話力』を高める 7108 書話ができる人の日常を参考にする

 「書話力」という聞き慣れない言葉に違和感をお持ちの方が多いでしょう。
 「表現力」という言葉ほど範囲が広くなく、ビジネスパーソンにとってのコミュニケーション術的な意味で「書く力」「話す力」「プレゼンテーション」等というような範囲に限定して、半世紀にわたる経営コンサルタント歴から感じていることを記述しています。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《連携》中小企業の事業承継・引継ぎ支援
 中小企業庁と日本弁護士連合会は、中小・小規模事業者を当事者とするM&Aを中心に、中小企業の事業承継・引継ぎに対する支援について、連携を拡充し対応を進めます。
 https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2025/250109nichibenren.html
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  うまい話は早々多くはない 130

 プッシュホンタイプの電話機での話です。

 下一桁の数字が「1」の場合には、1をダイヤルする代わりにフックボタンをポンと押すと、無料で電話を使えるという噂があり、そのようにダイヤルするようにしました。

 確かに、ポンとするだけでダイヤルをしなくても繋がるのです。1という数字の信号音を、ポンと押すだけで発信するので繋がるのでしょうが、料金は無料ではなく、取られていたと思います。

 

【経営コンサルタントの独り言】

 近年「うまい話」と表現するのは下品なので、「おいしい話」という人が多くなっているような気がします。

 しかし、「おいしい話」がポジティブな内容なら容認もできるかも知れませんが、得てしてネガティブなナイヨウが多いように思えます。

 「うまい話」という表現は、もともとネガティブなニュアンスが含まれています。

 一方で「おいしい」というのは、元来、ポジティブな意味合いを持っています。

 したがって、ネガティブな内容の時には「うまい話」と表現した方が適切と考えます。

 「書話力」という聞き慣れない言葉に違和感をお持ちの方が多いでしょう。
 「表現力」という言葉ほど範囲が広くなく、ビジネスパーソンにとってのコミュニケーション術的な意味で「書く力」「話す力」「プレゼンテーション」等というような範囲に限定して、半世紀にわたる経営コンサルタント歴から感じていることを記述しています。
 「書話力」という聞き慣れない言葉に違和感をお持ちの方が多いでしょう。
 「表現力」という言葉ほど範囲が広くなく、ビジネスパーソンにとってのコミュニケーション術的な意味で「書く力」「話す力」「プレゼンテーション」等というような範囲に限定して、半世紀にわたる経営コンサルタント歴から感じていることを記述しています。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

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