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■【心 de 経営】 経営四字熟語003 意馬心猿 マズローの欲求五段階説

2020-04-23 17:23:40 | 【心 de 経営】 経営四字熟語

■【心 de 経営】 経営四字熟語003 意馬心猿 マズローの欲求五段階説

本

 四字熟語には、いろいろな示唆がありますので、経営やコンサルティングを学ぶという視点で連載をします。

 四字熟語というのは、漢字4文字で構成された熟語で、中国の故事などに基づくだけではなく、幅広い内容を持っています。
 読み方を変えますと、別なものが見えてきます。それを経営コンサルタント歴40年余の目で見ますと、経営やコンサルティングに直結する示唆の多いことに気がつきました。 単に、四字熟語の意味を知るだけではなく、経営士・コンサルタントの視点から感じ取ったことをご紹介します。

■ 示唆の多い経営四字熟語  No.03

     ■■ 意馬心猿(いばしんえん)■■

 

 マズローの欲求五段階説

 「人間というのは、欲望・欲情から逃れることがなく、仏教では108の煩悩を持つ」と言われています。この煩悩を押さえがたいというのが、意馬心猿です。

「意」は、「心」という意味です。意馬心猿は、「心が、走り回る馬や騒ぎ立てる野猿のように落ち着かない」という意味から、人間というのは煩悩を抑えがたいということを表しています。

 マーケティングというのは、人間が持つ顕在的なニーズだけではなく、顕在化しているニーズをも引き起こし、売れる仕組みを作ることです。そのステップが「AIDMAの法則」です。

 マーケティングを学ぶときに、AIDMAの法則と共に忘れてならないのが「マズローの欲求五段階説」です。人間の欲望というのは、基本的な欲求と上を目指す欲求とがあります。前者としては、「生理的欲求」「安全欲求」があり、これが満たされると「帰属と愛情の欲求」が求められるようになります。

 自分が住む家に家庭があると「帰属と愛情の欲求」が満たされ、さらに上を求めます。会社で昇格をして管理職になりたい、さらには役員に就きたい、等々は「尊敬の欲求」というマズローの欲求五段階説の第4段階です。

 その様なニーズがある中で、経営コンサルタントは、その業務の一環として、社員研修の講師をすることにより、モラール(モチベーション)を上げ、その欲求実現のお手伝いをします。結果として企業の業績が向上すれば経営コンサルタントとしての評価が高まります。

 すなわち、経営コンサルタントとしての名声が上がります。マズローの第4段階は経営コンサルタントにも当てはまります。

 経営コンサルタントとして成功したいというのは、「自己実現の欲求」という第5段階に相当します。すなわち、われわれ経営コンサルタントは、企業を支援することにより、その企業の「夢」すなわちその企業の「自己実現の欲求」充足のお手伝いをしながら、自分自身の自己実現を図って行く職業なのです。

■ バックナンバー

 これまでの経営四字熟語のバックナンバーをブログで見られるようにしました。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi-kyokai/c/519a7840abf5dcf643227ecff6b01cef

 

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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】010 ■ 人事の忙しさ無くし『科学された人事』を中小企業に広める 7A15

2020-04-23 07:28:17 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】010 ■ 人事の忙しさ無くし『科学された人事』を中小企業に広める 7A15

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■ 人事の忙しさ無くし『科学された人事』を中小企業に広める 7A15

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。
 【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。
 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

 

■ 人事の忙しさ無くし『科学された人事』を中小企業に広める 7A15

 マイナンバー制度にストレスチェック、働き方改革…。国の新たな制度や取り組みに、次々と対応していくことが今、多くの企業に求められている。そんな状況を「人事部はみんな忙しい。特に中小企業では…」と捉えるのがアクティブ アンド カンパニー(東京)の大野順也社長だ。そこで同社では、中小の人事担当者に照準を合わせた各種システム・サービスを提供中。「人事の作業を最大80%も削減できるのがウリ。『科学された人事』を実現する、人事人材の新インフラを築きたい」(大野社長)と、高みを目指して突き進む。

 2006年1月、大野社長は、人事や組織づくりに照準を合わせた組織活性化コンサルティングを事業目的に同社を立ち上げる。大手の人材派遣会社とコンサルティング会社でキャリアを積み重ね、30代前半での起業となる。「コンサル会社では、あるべき論を示し大上段に構える指導型の面が強かった。それとは違った、クライアントとの二人三脚で、人事に関わる諸課題を改善・解決したいと強く思った」(大野社長)と創業時の心境を振り返る。

 同社が現在、主力製品に育てようと、力を入れているのが「サイレコ」と名付けたクラウド型人事管理システム。従業員情報を一元管理し、例えば、紙に打ち出す給与明細をウェブ給与明細に変更するなどで、人事の定型業務を効率化し、人事担当者の負荷を軽減。生じた余力を分析や企画といった付加価値業務に振り向けられるようにするものだ。「入社時の給与計算作業などは80%減になる」(同)と、効果は絶大のようで、同システムと社会保険労務士との業務連携キットを新たに提供するなど、日々、使い勝手の向上にも努めている。

 人事担当者の組織内での比率は、ざっと100人に1人。社員200人の企業でせいぜい2、3人とされる。彼ら彼女らに、冒頭に記したマイナンバーをはじめとする種々の新制度が押し寄せて、てんてこ舞いの状態であろうことは想像に難くない。そうした忙しさを緩和し、経営判断に直結するような『戦略人事』を実現する同システムについて、大野社長は「社員数が100~300人規模の中小企業、あるいは300~500人の中堅企業で、IT関連や多拠点を展開しているようなところが狙い目」とターゲットを定めている。

 同社はAI(人工知能)ベンチャーのコグニティ(東京)と提携し人事×AIの領域で新たな地平を開こうともしている。スキル、経験、資格などを勘案して、仕事・ポストにふさわしい人物を推薦するといった機能をAIに持たせ、社内人材の発掘のほか、採用時の評価・判定にも役立てる。来年の実用化に向けて開発を急いでいる。人事の領域は、まだまだアナログで煩雑な処理が多く、判断は経験や勘に頼っているとされるが、「処理や判断の自動化、合理化で、科学された人事を実現する」(同)と時代を先取りしていく。


 
  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成
 

 

 
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