コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】409 5Sの進め方

2020-08-26 13:21:09 | 【経営】 経営コンサルタントの本棚

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】409 5Sの進め方

 

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

     今日のおすすめ

 『5Sによるコストダウンの進め方』(吉原 靖彦著:中経出版)

     生産現場のツボ知りたいですか(はじめに)

 製造会社の経営管理や経営企画部門の方々、或いは製造現場を経験しておられないコンサルタントの方々は計数による管理や経営戦略立に優れておられても、生産現場のことを肌で理解しておられる方は少ないのではないでしょうか。

 しかし、製造会社の場合、売上高に占める生産現場に係るコスト(製造原価)は60~70%に上るのではないでしょうか。

 生産現場のことを知らずして、経営管理・経営企画が不十分なことは、よくご承知と思います。

 この本を読むと簡単に生産現場のポイントが判ります。BeforeAfterでは大きく違う事を分かって頂けるのではないでしょうか。

    生産現場のことが手に取るように分かります

 

【材料費削減は所要量に注目】

 製造原価の中で一番比率の高いのは材料費です。ほぼ半分を占めます。材料単価の低減は当然のことながら、著者は不要材料(陳腐化、品質劣化による)、歩留の悪さによるムダ、材料取りの効率の低さによるムダ、加工ロスによるムダ、過剰な加工代によるムダの排除による所要量の削減により5~10%の材料費の削減が可能と言っています。

 こんな情報取れていますか。早速行動に移しましょう。

【IE(Industrial Engineering)手法による工数削減】

 材料費の次に高いのは直接労務費です。製造原価の約15%を占めます。先ずはIE手法のワークサンプリング分析を使うのが最適です。こんなに多くの作業項目があるのですか。この本を見てびっくり。早速やって見ましょう。

 このほか動作分析や要素作業時間分析による工数削減についても書かれています。「動作意識」課題を持つことや、「動作経済原則」を使った、工数改善のための動作改善策の洗い出しなどの手法も興味深いですね。

 

【コストダウンに直結する5S】

 先ずはムダの排除(生産性のアップ)策。(工具、機械などの)位置の管理による作業性の向上、(仕掛品や組立て部品の)量の管理による作業性の向上、(作業手順、段取り手順などの)流れの管理による作業性の向上等、読んでいるだけでアイデアが浮かんできて楽しくなりますよ。他にも参考になる事がたくさん書かれています。

    「現場・現物・現実」を自信を持って見れるようになります(むすび)

 『現場」に行って、「現物」が「現実」の中でどのように動いているかを知ること』それが「三現主義」と言われているものです。「三現主義」は知っていたけど、『現場』に行って、何を質問したら良いか、何をチェックしたらよいか迷っておられた方々、もう安心です。

 この本を読んで、チェックリストを作ります。チェックリストは大項目・中項目・小項目と区分を分けて作るといいですね。チェック項目が多くて大変ですね。良く理解して作ってくださいね。質問のリハーサルもしてください。よく理解出来ていればリハーサルもすらすらできます。

 準備万端の様ですね。頑張って生産現場に行ってください。生産現場の皆さんから尊敬の眼差しで見られますよ。よく出来ている所は褒めてあげましょう。生産現場が活性化することを願っています。

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

 

■■ 経営コンサルタントへの道 ←クリック

 経営コンサルタントを目指す人の60%が見るというサイトです。経営コンサルタント歴35年の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■【経営士ブログ】2-3 日本経営士協会 入会時の会員種の選択法

2020-08-26 05:46:00 | 【専門業】 日本経営士協会をもっと知る

【経営士ブログ】2-3 日本経営士協会 入会時の会員種の選択法

 


 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 プロのコンサルタント集団であるとともに、プロのコンサルタントを育成する団体でもあります。
 経営やコンサルティングに関する情報はもちろんのこと、その他のジャンルについてもお届けします。
 経営やコンサルティングの参考にされたり、話材の一つとしてお使いくださったりしてくださると幸いです。

 

 

入会時の会員種の決め方

 


 日本経営士協会には、複数の会員種・資格があります。そのために、一見複雑そうに見えますが、その特質を理解して下さると、その仕組みをご納得いただけると思います。

 入会時におけます会員種としては、下記のような会員種があります。

  資格会員
  一般会員
  研究会員

 また、入会時に取得できる資格の種類としては、下記の二つがあります。ただし、すべての入会者が選択できるのではなく、コンサルティングなどの経験者のみが入会時に選択できます。

  経営士Cクラス
  経営士補

 経営士の資格は、Cクラスの上にBクラスおよびAクラスがありますが、入会時には対象となりません。各種の研鑽と、コンサルティング実務の実績を重ね、実力をつけないと資格取得できません。

 

 


 

■ 資格会員(経営士)

 


 

「経営士」資格を取得して、資格会員になるためには、自分の専門分野のレベルが、MBA取得または大学院の経営関連学科・研究科など卒業程度の経営関連知識を有し、チーフコンサルタントとともに中小企業のコンサルティングができるレベルが求められます。

 すでに永年のコンサルティング経験がある人が対象となります。

 ただし、中小企業や税理士など経営に関する国家資格を有し、コンサルティング経験が5年以上ありますと、経営士資格取得ができる可能性があります。また、企業において役員以上の経験が10年以上で、上述のような知識を有する人や、特定分野において管理職の経験も含み20年以上の経験がある人も取得の可能性があります。これらに該当する方は、入会申込前にご相談ください。

  >> 入会前相談窓口

 

入会・資格取得

 


■ 資格会員(経営士補)


「資格会員・経営士補」は、アシスタントコンサルタントとして、経営士の支援をすることができ、将来経営士資格取得を希望する人に付与される資格です。

 上記経営士資格取得のレベルには満たないものの、コンサルティング実務経験があったり、企業内コンサルタントや経営企画室などでの経験のある人は経営士補資格取得の可能性があります。

 すでに中小企業診断士一次または二次試験に合格している人、四年制大学で経営学や商学部を優秀な成績で卒業している人、特定部署において管理職経験の長い人なども可能性が高いです。また、税理士や公認会計士などの経営に関わる国家資格を有する人も審査対象となります。

 これらに該当する方は、入会申込前にご相談ください。

  >> 入会前相談窓口

 


 一般会員


 「一般会員」とは、「常識」と「良識」を有し、コンサルティングや先進的な経営・管理を目指す一般企業の経営経営者・ 管理職および社員経験をした人が対象となります。

 上述、資格会員以外の方が原則として対象となります。

 税理士等国家資格を有し、コンサルティングによりクライアント・サービス向上を目指す人、 経営士・経営士補の資格を必要としていない人も対象となります。  

 資格会員として可能性があるかないか、判断に迷う方は、ご相談ください。

  >> 入会前相談窓口


入会・資格取得

 


 研究会員


「研究会員」とは、大学・大学院に学ばれている学生で、先進的な経営、 コンサルタントの視点による経営に関心のある方が入会できます。

 社会人として通信制大学や夜間の大学・大学院、社会人向けの経営大学院などの学生の中には対象とならない場合もありますので、ご相談ください。

  >> 入会前相談窓口

入会・資格取得

 


 その他の会員種


 その他の会員種については、原則として会員でないとその会員種を選択することはできません。

 

 

 


 

 経営コンサルタントの資格制度  .

 入会時の会員種の決め方  .

 入会・資格取得するには

 入会に必要な書類

 経営者・管理職等が入会・資格取得するには

 コンサルティング経験者の特例

 入会・資格取得の諸費用

 審査結果発表と承認後の手続

 入会手続き後の準備

 経営コンサルタントへの道

 



 経営者・管理職の皆様 コンサルタントの先生方
イメージ 16 日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは
 
イメージ 17 資格取得についてや入会の手続等
 
イメージ 18 コンサルタントへの依頼、講師捜しに関する情報
 
イメージ 19 コンサルタントとして成功するための各種情報
 
イメージ 20 経営や管理などに関する各種有益情報
 
イメージ 21 経営コンサルタントによるセミナー
 
イメージ 22 お問い合わせや入会・資格取得のお申し込み
 
イメージ 23 会員専用のID/パスワードが必要です
 
 
 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする