■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月18日 ◇元気な会社 世界一ひとにやさしい現場を創る ◇江戸時代のリサイクル ◇経営コンサルタントの選び方
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
1月18日
日本経営士協会の賀詞交歓会・クライアント獲得懇話会が開催されました。
講師が自分の起業前からクライアント獲得までの話をし、そのあと、意見交流・質問の時間が取られました。
第一回目は、私が講師を務め、今回は3回(人)目になります。
経営士・コンサルタントとしての商品を持ち、行動力を活かしたコンサルティングで成功している先生が講師でした。
経営士・コンサルタントのあり方の見本のような話だったといえます。
新規会員が数人参加していましたが、そのうちの一人は某商社社長経験者で、現在は相談役に退いている方ですが、私に対して、丁寧なご挨拶を頂きました。
*
私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。
*
竹根の部下が紹介してくれたのが、遠方なので、ネットでインタビューと社内見学をさせていただきました。
*
◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 世界一ひとにやさしい現場を創る 2608-4118
鉄筋コンクリートでできた建物や橋などを作るのに欠かせないのが鉄筋工事。コンクリートを流し込む前に、棒状の鉄筋を縦・横に組んだ骨組みを作る作業で、専用工具と結束線を使って何カ所もある鉄筋の交差部を縛っていく。しっかりと結束することによって骨組みの強度が増す重要な作業といえるが、1日に5000カ所以上もしゃがみながら結束していくという過酷な単純労働でもある。
*
K社(香川県三木町)は、こうした反復作業を自動化するロボットを開発した。市販の鉄筋結束用電動工具を左右にセットするだけで、自動で鉄筋の交差箇所を結束する。人手不足が深刻化するなか、建設現場の作業をより少ない人数で担い、生産性を向上させる点が評価され、「第34回中小企業優秀新技術・新製品賞」(中小企業庁、中小機構後援)の最高賞である中小企業庁長官賞を受賞した。
*
作業手順は、まず作業員がロボットの車輪を鉄筋に沿わせて配置する。ロボットは自走しながら鉄筋の交差部を磁気センサーで検知し、停止して結束作業を行う。結束後は次の地点まで自走し、検知・停止して結束するという動作を繰り返す仕組みだ。鉄筋の間の幅や高さで生じる誤差にも対応して自走するほか、衝突してもすぐに停止する接触センサーを備え、作業中の安全面にも十分に配慮した。
*
CEOのMさんは、父が経営する鉄筋工事業を引き継ぎ、34歳まで現場で鉄筋を結束していた元職人。「夏は炎天下で意識が朦朧となりながら、冬はかじかむ手をこすりながらの仕事。先の見えない単純な大量作業の繰り返しが辛かった」と振り返る。休みが少ない割に収入が低く、「これでは若者が建設業界に入ってこない」と痛感した。職人を単純作業の反復から解放して、より付加価値の高い作業に専念させるロボットが必要と考え、創業した。
*
ただロボットに関してはまったくの素人。Mさんを除く社員も1人だけだった。ところが「世界一ひとにやさしい現場を創る」というビジョンを掲げてアピールした結果、「あれよあれよという間に、日本全国から(ロボット開発に関わる)頭脳が集まってきてくれて、今は14人になった」と語る。
*
販売戦略としては、「ロボットをちゃんと建設現場で活用する、そのプロセス全てを事業基盤にしたい」と強調する。半世紀以上変わらない建設業界で、ロボットをいきなり入れても放置される可能性が高いためだ。ロボットを使い、成果を実感してもらうまで、何度でも職人を説得する「伝道師」のような営業組織をつくりたいと考えており、単なるロボットの売り切りではなく、ロボットの導入コンサルから稼働支援までトータルで手がけるビジネスモデルを志向している。
*
今後は日本より人件費が高く、ロボット化が有望なシンガポールや米国などにも進出する計画だ。ただ、その際も「どのような建設現場で仕事をしているかという環境情報と、ロボットがどれだけ仕事をしたかという稼働情報をデータとして収集しなければ、的外れな開発になるだろう」と自戒する。建設現場の生産性向上と作業者の負担軽減を実現し、建設業界の地位向上に向けて邁進する考えだ。
*
出典: e-中小企業ネットマガジン
■【今日のおすすめ】
【お節介焼き情報】 経営者のための経営コンサルタントの選び方 10のポイント
コンサルタント・士業のサービスに興味を示す経営者・管理職も多いでしょうが、その選択に困り、依頼をしていない企業・組織が多いのではないでしょうか。
そのような悩みをお持ちの経営者・管理職の皆さんにお届けしています。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
■【今日は何の日】 1月19日 家庭消火器点検の日 119だけではなく「7119番」も知ろう
■【きょうの人】 0119 ■ 明恵 日本茶の普及 ■ 勝海舟 幕末の立役者 ■ 道元(禅師) 曹洞宗の開祖 ■ 関山慧玄 朝廷の厚い信任
■【知り得情報】
政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。
*
◇《制度》認定経営革新等支援機関制度における早期の更新申請
経営革新等支援機関制度において、2023年度から2025年度にかけて、認定の更新申請が必要な認定支援機関が多数存在します。経済産業局における審査を円滑に進めるため、早期の更新申請がお薦めです。(令和6年12月12日)
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/2024/241212shinsei.html
出典:e-中小企業庁ネットマガジン
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
*
◆ 江戸時代のリサイクルシステムに学ぶ 118
江戸でも美人として知られる、上野の大増屋十右衛門の娘おきくが、花見の時に寺小姓を見初め、着ていた着物の色模様に似せた振袖をこしらえてもらいました。
毎日毎日、その寺小姓を想い続けると、恋の病に臥せったまま16歳という若さで亡くなってしまった。
法事が済むと、振袖を古着屋へ売り払ったところ、それを着た娘が次々となくなりました。
残された家族は、その振り袖を本妙寺で供養してもらうことにしました。和尚が読経の時にその振袖を火の中に投げ込んだところ、つむじ風が起こり、本堂が火事となりました。それが燃え広がって、「振袖火事」となったのです。
江戸時代というのは、リサイクルが盛んな時代で、その悲劇と信じられたのです。
今日では、江戸時代のリサイクルシステムに学ぶところが多いと思います。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
- 【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】5ー04 拈華微笑 以心伝心から見える化の時代へ ~ 言葉を使わず心から心へ伝える ~
- ◆【きょうのおすすめ】 経営コンサルタント独立起業 5つの要諦 これだけはおさえておこう
- ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月17日 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-02 なぜ外部のプロが必要なのか ◇ナレーションつき映像「水戸偕楽園」
- 【きょうの人】 0118 ■ 牧野富太郎 「植物学の父」■白隠慧鶴 臨済宗中興の祖 ■覚鑁 (興教大師) 真言宗中興の祖、新義真言宗の始祖 ■勢観房源智 鎌倉時代前期の浄土宗の僧
- ■【今日は何の日】 1月18日 初観音 振袖火事の日、明暦の大火
- 【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業7章 誘惑と模索 1 五年ぶりの東京の街
- ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月16日 ◇四字熟語を経営の視点で”診る” ◇藪入りで帰省ラッシュ ◇定山渓温泉
- ■【きょうの人】 0117 百丈懐海 名族「太原」王氏の末裔
- ■【今日は何の日】 1月17日 冬土用入 阪神・淡路大震災記念日 防災とボランティアの日
- 【心 de 経営】『書話力』を高める 7112 〃話のネタ〃を収集するときに気をつけること
- ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月15日 ◇心 de 経営 ◇心づかいが人間関係を改善する ◇大念仏寺数珠繰り ◇清水谷御殿庭園
- ■【きょうの人】 0116 ■ 真宗本派親鸞聖人 浄土真宗の開祖 ■ 尾崎紅葉 代表作「金色夜叉」の名台詞・・・
- ◆【お節介焼き情報】 社員研修には、どのくらいの費用がかかるのか?
- ■杉浦日向子の江戸塾 11- 江戸情緒に学ぶ そばと技術革新
- 【映像で見るカシャリ!ひとり旅】 札幌市内 札幌市内をザッと見る HKSP-0101-A107