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■【話材】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 04 その子・孫までは、はふれにたれど

2024-04-11 12:01:00 | 【心 de 経営】 徒然草に学ぶ

■【話材】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 04 その子・孫までは、はふれにたれど

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。

 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。

 

 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。

 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。

 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

 

 

◆04 その子・孫までは、はふれにたれど、なほなまめかし。それより下つ方は、ほどにつけつつ、時にあひ、したり顔なるも、自らはいみじと思ふらめど、いと口惜し。

 

【語彙】

 はふる: 落ちぶれる
 ど: 「~けれども」と逆説表現ではなく、「どんなに~でも」と仮定表現
 なほ: やはり
 なまめかし: 優雅である
 ほど: 程度応じて
 時: 時勢、良い時代
 時にあひ: 「時に会う」のことで、「時流に乗って」の意
 いみじ: 立派
 口惜し: 感心できない、同意できない

 

【現代語訳】

 その子や孫の代までは、たとえ落ちぶれても、依然として品があり、優雅さが保たれています。


 その人達よりさらに下方の身分の人は、それなりに身分相応で、時代の流れに乗って出世をし、得意満面な顔をしていて、自分自身は立派であると思い込んでいるようですが、あまり感心できることではありません。

 

【ひと言】

 紫式部の源氏物語などに、落ちぶれた貴族についての巻があります。

 貴族など、高貴な人達は、たとえ落ちぶれても、それなりのものを持っていることがわかります。

 一方で、自分は、高貴な出の人間だから尊いのだと鼻にかけて、鼻持ちならない人もいるのかもしれません。

 推理小説などに出て来る、イギリスの貴族に、それが描かれていることがありますね。

 

■ バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月10日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-24 【経営支援】 信頼できるコンサルタントを選ぶポイント 2

2024-04-11 07:29:25 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月10日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-24 【経営支援】 信頼できるコンサルタントを選ぶポイント 2   

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 若手コンサルタント向けの「クライアント開拓法(仮称)」研修会の企画会議に講師代表として呼ばれていました。

 広島から上京してきた理事さんが先に来てくれていました。

 本題のイントロを兼ねた雑談から、効率よく話題に入り、会議という固苦しい雰囲気ではなく、私の話を中心にスムーズに進めてくれました。

 このようなミーティングなら、つられてしゃべってしまいそうで、進行役の理事さんの素晴らしさを改めて感じました。

 7月に第一回を開催し、今年度は、3回開催することになりましたので、トップバッターとしての私は、講師としての準備を始めることにしました。

 

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 2 信頼できる経営コンサルタントの見分け方

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 ここ第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話します。

 残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。

 また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。

 そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。

 コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。

 すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。

 

■ 第4部2章 24 【経営支援】 信頼できるコンサルタントを選ぶポイント 2

 信頼できるコンサルタントかどうかを見分けるポイントを、永い経営コンサルタント歴の視点から、経営者・管理職の皆さんにご紹介しています。ここでは、前項に続きまして、いくつかのポイントをご紹介します。

◇ 専門分野が明確

 かつては、経営コンサルタントといいいますとカリスマ的な先生が一人で何でもやってきましたし、それが「できる先生」としての評価のポイントでもありました。

 しかし、世の中が複雑になるに従って、昔のようにゼネラル・コンサルタントという一人の先生に何でもお任せできる時代ではなくなってきたのです。それぞれ目的に応じて、企業にとって最適なコンサルタントを選ぶことがますます重要になってきました。従って、経営コンサルタントとして受注をとりたいがために「私は、企業経営のことなら何でもお引き受けします」という姿勢は、逆に「私は専門分野を持たない、何もできないコンサルタントなのです」と自分で言っているようなものなのです。

 筆者の知っているある経営コンサルタントは、もともとの専門はマーケティングなのですが、「介護ビジネス専門コンサルタントです」と、自分が主に行っているコンサルティング分野を前面に出して自分のドメイン(領域)を明言しています。その結果、日本全国の自治体から介護保険関係のアドバイザーとして忙しくやっています。

 この経営コンサルタントのように、ここまで絞り込みますと、よほど実力がないと仕事を見つけることは難しいですので、逆にそれを逆手にとったこの経営コンサルタントは貴重な存在です。「私は営業・マーケティングを専門にしています」などと専門分野を中途半端に表現するよりは、依頼する側も見分けやすいです。この様にドメインを明確にしている経営コンサルタントは合格者の一人と言えます。

 某コンサルタントは「生産財製造業の営業・マーケティングに重点をおいたグローバル経営戦略」を標榜して活躍しています。しかし企業の立場では、コンサルティングの過程で他の部門も含めてアドバイスをして欲しいと考えても当然です。この経営コンサルタントは、この問題を解決するために、自分の専門分野とは異なる複数の経営コンサルタントと共に、グループで仕事をしています。

 大学の先生や研究者には多いのですが、経営コンサルタントは、専門莫迦であってはなりません。自分の専門外においても、経営に関わる基礎的な知識や情報を持ち合わせていて、他分野の経営コンサルタントがどのように仕事をしているのかを理解しています。

 多くの企業経営者・管理職は、経営コンサルタントというのは経営に関しては何でも知っていると思い込んでいるようです。

 経営コンサルタントに専門外のことを尋ねたり、仕事を依頼してきたりするときに中途半端な答えを返してくるようであれば信用できません。むしろ「それは自分の専門外のことですので、専門のコンサルタントをご紹介します」とか「今は不確かな情報しか持っていませんので調べてから回答します」というような潔い経営コンサルタントなら信用できるでしょう。

 コンサルティング・ファームであれば専門分野の異なる経営コンサルタントがチームで対応することは可能ですが、コンサルティング・フィーは高いのが一般的です。

 では、独立した経営コンサルタントではダメなのでしょうか?

 その様なことはありません。独立系の経営コンサルタントでも、その経営コンサルタントが所属している団体の仲間などとコラボレーションを組んで仕事をしていますので、相手次第という面はありますが、この点において心配しすぎる必要はないでしょう。
 

 

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 4月11日 ■ 中央線開業記念日 ■ メートル法公布記念日 ■【今日の写真】 春の京都 円山公園  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 換骨奪胎 ~「まねぶ」と「パクリ」 410

「換骨奪胎」という四字熟語があります。
 学ぶ者の基本姿勢を表す言葉と受け止めています。
まねぶ」は、、「まねる+まなぶ」という言葉からの合成語です。
 どなたの造語かわかりませんが、換骨奪胎を上手に表現していると感心しています。
 著作権が厳しく言われる昨今ですが「パクリ」と言われる著作権違反に遭遇することがあります。
 近年では、ネットの普及から著作権違反も多いようです。
 違反しないように気をつけているつもりですが、意図せずして違反してしまっていることもあるかもしれないと考えますと、怖くなってしまいます。
 だからと言って情報発信を止めてはならないと考えています。
 これが「お節介焼きコンサルタント」の性なのでしょうか。

   換骨奪胎

   http://www.glomaconj.com/joho/keieijoho.htm#02

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

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