■【経営コンサルタントのひとり言】 匠vsAI 表現力の不充分さをいかに補うか
日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
その異なった分野を持つ会員が、つれづれに思ったことや、入手した知識や情報のお裾分け精神から、皆様に、【経営コンサルタントのひとり言】としてお届けします。
「お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。
それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。
■ 匠vsAI 表現力の不充分さをいかに補うか
人間の感覚というのは、当てにならない反面、結構、良い線を行っていることが多いですね。
特に、匠の世界では、機械ではまねできないとか、NCマシンより精度が高いといわれますね。
先日、テレビを観ていましたら、金属板を特殊な用途用いるため、サブミクロン台の精度が求められると紹介していました。
その時に「これは、機械では測定できないほどの精度です」と説明がありました。
たとえば、平滑度などは、ちょっとした光の加減で、平滑度が出ているかどうかを、匠は確認できるそうです。
しかし、これはちょっと誤解を招きやすい表現です。
たとえAIを用いても機械やシステムでは、不特定な局部的な精度については、そこまでは測定できない、というのではなく、機械やシステムでも可能にすることはできても、効率的ではないというように説明すべきでしょう。
人の表現力というのは、不完全なことが多いので、キチンと理解をし、相手の意図をくみ取ることが必要ですね。
【 注 】 「サブミクロン」とは1ミクロンメートルの1/10のことで、0.1μmと表記できます。
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