北海道に北海道テレビ放送(HTB)というTV局があります。
この放送局が地方局ながら、一躍有名になったのが、 今では全国的に知名度が行き渡
った大泉洋を世に出 した「水曜どうでしょう」という番組です。
(意外に 最初は地道にやっていましたけど) この番組が消えてから、最近人気が出て来
たのが「豚 一家」ならぬ、大泉洋、戸次(佐藤)重幸、佐藤麻美 (局アナ)の3人が、日本
全国を食い荒らす珍道中の番組です。
先週は見逃しましたが、楽しみだったのは東国原宮崎県 知事との懇談。
聞いた話では、知事からはなかなか実の ある提言もあったらしいです。
モチロン番組へのアドバイスではなく、北海道に対して ですが・・。
内容はどうやら「北海道は独立すべき」との 事ですが、これは私も以前から言っているこ
と。 夢物語とは思っていないのが怖い・・。
たけし軍団から、加藤かずことの「美女とと野獣」といわ しめた不釣合いな結婚。
そして事件を起こしての謹慎。
このような経歴で果たして知事に当選をしても・・・(汗) と思っていたのは私一人ではない
でしょう。
でも最近の「道路」は作らなければならないとの、頑なまでの言動は別にしても、彼のブロ
グを読んで見れば 「なかなか頑張っていらっしゃる!!」と感じました。
今までの嫌いな印象がすべて払拭された訳ではありませんが、営業マン知事としては、
我が北海道の高橋ひろみ知事よりは、遥かに頑張っているのでは?
やっぱり、官僚出身では頭が固くて柔軟性に欠けるので駄目ですね。
それにしても彼の過去におけるツキのなさは、「そのまんま東」という芸名が災いをしたの
でしょうか?
札幌は雪が降らない。でも喜んでばかりいられないことに気が付きました。(汗)
どうしてかといえば、北海道に雪が降らないと「北海道」ではなくなるのです。
札幌雪祭り、層雲峡氷瀑まつり、そして小樽の「雪あかりの路」どれをとっても、
雪がなければ冬の観光イベントはダメージを受けてしまいます。
また、道内のスキー場も雪不足だと客足は遠のき、雪がない北海道を避けて、志賀高原や
苗場、湯沢などのスキー場に足が向くのは必然と言えます。
だいいち札幌市内のイルミネーションにしても、雪がなければ札幌とは言えません。
そんななか、朝のFM放送では「小樽雪あかりの路」の準備が始まったと聞きました。
やはり「雪のない小樽運河」は絵にならないでしょう。
われながら考えてみたら「夏の小樽は良く行くが。冬の小樽・・・」最近はまったく
行っていません。
冬の小樽は坂の街 ♪そのような歌があったような気もしますが、車で行く小樽の坂道は
恐怖以外の何ものでもありません (´ε`;)
そんなことから冬の小樽は鮨を食べに行くか、知り合いのBarに飲みに行くか、拉麺を
食べに行くぐらいでした。
そんなわけで「雪あかりの路」もまだ見ていません。札幌と小樽はとなり街ですが、
冬になると何故か億劫になってしまうのは、きっと寄る年波には勝てなくなったせいかも。
ただ、小樽市が主催している「雪あかりの路」というイベントがあるのは知っていました。
数年前にNHK札幌放送局が、「雪明かりの街」というドラマを制作したのを見た覚えが
あったからです。
木村愛里(札幌出身)演ずるヒロインが、高校時代の友人に頼まれ、母親と離婚をした
ガラス職人の父親に「雪あかりの路」で使うガラス球を依頼をするため生まれ育った小樽に
向かい・・・。
そんなドラマでしたが、父親役の深水三章が、頑固な職人役をとても上手に演じていたのを
はっきりと覚えています。
小樽の雪道を歩くと、寒い夜はキュッキュッと雪が泣き、一人旅の身には寒さが堪えます。
暖かさを求めて、つい引き寄せられるように、寒さでかじかんだ手で古びた暖簾をサッと
払って店内に入ると・・・外のピーンとはりつめた冷気とはまったく無縁な別世界に。
「今夜は寒いね~しばれるね~」と声をかけてきたのは細面に切れ長な目をした
小樽美人のお姐さん。
「こんな夜は、熱燗飲んで温まって行く」「それが最高さ~」
そういうのは四十に手が届くと思われる女将風の女性。
そんな時、店内に流れるダミ声の男が、見かけずに似合わず上手な節回しで、
裕次郎の俺の小樽を歌いだした。
これは私の過去の体験ですが、昔の小樽は坂の街というよりも、美人の街でした。
そのワケは、どうやら北前船と北のウォール街と言われた時代にあるようです。
そんなことはさておき「小樽は漁師町で北海道には珍しく港の人情味が残る街」
もし観光で訪れたなら、小樽花園町のネオン街の探検もお勧めです。
話は脇道に逸れてしまいましたが、「雪あかりの路」というネーミングは、小樽が
生んだ詩人・作家の詩集「雪明かりの路」からとったものです。
毎年2月になれば札幌雪まつりと並行して行われていますから、札幌までこられた折には
ぜひ小樽まで足をのばし、幻想的な夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。