最北の街、稚内から数キロ日本海よりに行ったところに、
抜海という猟師町があります。
夏は遥か彼方に利尻富士が見えて、多くの観光客が
立ち寄る静かな猟師町です。
確か利尻島とは最も近い場所にあり、夏は利尻島からも
夕闇があたりを漆黒の世界にいざなう時間には、遠く抜海
の灯かりが見えたものです。
その北の猟師町が、今は「ゴマフアザラシ」の来襲で悩んで
いると聞きました。
夏・冬に関わらずアザラシ観光のため、数多くの観光客が
訪れる反面、700頭ものアザラシが冬になると宗谷名産の
「蛸」を食い荒らしているそうです。
いわゆる獣害ですが、北海道の漁民にとっては石狩のトド、
松前町のオットセイを含め悩みの種となっているとのこと。
青森では下北半島の「最北の猿」による被害で、地元の
方達は頭を痛めてるそうですが・・・。
動物の保護も大事だとは思いますが、海のギャングやその
子分たちは、今のうちに対策をとらないと、潤沢だった北海道
の海の幸も枯渇してしまうのでは・・・。
早急に対策を考えて欲しいものです。