第82回アカデミー賞の発表が近づきました。
先日、主演男優賞にノミネートされたモーガン・フリーマンの
『インビクタス/負けざる者たち』を見ました。
モーガン・フリーマンは南アフリカの初代黒人大統領に選ばれた
ネルソン・マンデラ元大統領を熱演。
共演ではマット・デーモンが、地元で開催されるラグビーW杯に
出場したチームキャプテン役ででていました。
スポーツ好きの私としてはGOODな映画でした。
ストーリも単純明快ですが、アパルトヘイトに終焉を告げた後の
物語には、監督をしたクリント・イーストウッドの思いが込めら
れた秀作でしょう。
マット・デーモンの肉体美は女性フアンをウットリとさせる?
今回のアカデミー作品賞は何と言っても『アバター』が最有力の
ようですが、多少変わったSF映画もノミネートされています。
作品名は『第9地区-ディストリクト9- 』日本では4月10日公開の
ようですが、はじめはダラダラ映画かとおもいきやこれが中盤から
結構ひき込まれます。
エイリアンの乗った巨大なUFOが、これもまた南アフリカのヨハ
ネスブルク上空に・・・。
乗っていたのは、エビのようなエイリアン。
どうやらある惑星から逃れて(私は理由はわからなかった)航行
不能となり飢餓状態に・・。
笑えることにこのエイリアンは「キャットフード」が大好きなようで、
結局行き場を失ったエイリアンを隔離した難民(?)収容所が
映画の題名となった「第9地区」です。
これ以上は映画を見てのお楽しみなので「カット」しますが、
主演のシャルト・コプリーはまったく無名の俳優。
この映画は「ゆうばり国際ファンタステック映画祭」で2月27日(土)
上映されるようです。
「ゆうばり国際ファンタステック映画祭」には、オスカー美術賞
部門にノミネートされた『シャーロック・ホームズ』も出品。
主演はロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウですが、今までの
ホームズとは一風変わった設定に・・・。
身長が低いのホームズとDr.ワトソンのコンビが誕生です。
ボクシングはプロ級というのはコナン・ドイルの人物プロフィールに
マッチしていますが、かなり今風にアレンジされているのが興味
をひきました。
名探偵ホームズといえば長身で痩せているのが原作上での設定
(180?以上)ですが、どこかズボラでオセンチなホームズが繰り
広げるアクション映画は肩の凝らない一作でした。
私は原作に忠実なのかと予想していましたが、ナントナント予想外の
展開にちょっと肩透かしを・・。
終わり方がスッキリせず、宿敵のモリアティ教授は素顔を見せない
ので続編は必ずあるでしょう。
でもやっぱりホームズといえばTVドラマのジェレミー・ブレット が
余りにも有名なので、R・ダウニー・Jrのホームズは、どこまで
観客をひきつけることができるかでしょう。
確かに凝った映像は、オスカーにノミネートされたのが理解できます。
見て損はない映画です。