髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

日ハム3年ぶりの監督胴上げに泣く

2012-10-03 13:52:17 | 北海道日本ハムファイターズ



昨日のサッポロドームは5時からの練習~無料開放で観客席には約10.000人のファンが押し寄せた。

もしかの優勝を期待し急遽集まった観衆を前に、西武がロッテに負けたため試合がないチームの優勝が

決まった。「夢は正夢」とのキャッチフレーズが実現をした瞬間、選手・監督・コーチ・スタッフ陣は

喜びに満ちた笑顔でグランドに集まった。

しかし、まさに”まさかの栗山新監督の初優勝”だった。

監督胴上げは、一回、二回、三回と続き、結果的には十回半

稲葉が語っていたが「巨人の原監督が八回」の胴上げだったから、それ以上の胴上げを選手が目論んで

いたとのこと

すでに日本シリーズを選手は念頭に置いていた

そのあとに続いたのは、春先にチームを引っ張り今季2000本安打の偉業をなしたベテラン稲葉だった。



彼の凄さはヤクルト(野村、若松)、日ハム(ヒルマン、梨田)両チームに続いて栗山監督を

胴上げしたことだ。

仕えた5人すべての指揮官を胴上げした稲葉は、まさに優勝請負人といっても過言ではない

人柄はチーム全員の信頼を集め、練習では寡黙に努力を続けるひたむきさは、中田を含め若手

選手のお手本となっている。

今の日ハムには、いなくてはならない選手となったし、何よりもここ一番の強さは天性の資質が

なければ、名球会入りを果たすことはできなかっただろう。

今更ながらだが、外野守備の礎をなした新庄と稲葉が日ハムに加入していなければ、札幌移転後

の日ハムの活躍は無かったと思う。



一方、監督・コーチと選手の関係は、プロスポーツの世界ではとても微妙なもの

西武の菊池雄星が入団後につまずいたのは、コーチのイジメ(?)ともいわれている。

過去にも監督の横暴さが選手の反感を買い監督辞任に追い込まれたり、反対にチームの主力と

言われる選手が監督に干されて選手生命を短くした例は数多くある

開幕前の下馬評で、一位を日ハムとした評論家は(フジ系TV)ゼロだった


あの日ハムOBのガンちゃんでさえ、ダルの抜けた日ハムを優勝チームに挙げることは

なく、他チームの優勝と予測したたのだ

しかし、このことが多少なりとも栗山新監督や金子誠や稲葉を含めたベテラン選手には

大きな刺激となったのかもしれない。

中田翔と不調の小谷野を使い続けた栗山新監督の「強情さ」には、ファンも選手も呆れた

だろうが、これがチームへの貢献という形であらわれたのは、「チームの一体化」に

つながったのは間違いないだろう。

慣れない二番という打順を任せられた小谷野の犠牲度は、かって「北の打点王」と言われた

彼にとっては大変厳しい打順だったろう。

まさに監督、コーチ、選手が一体となって勝ち得た「優勝」の二文字だった。



活躍を期待されながらも果たせなかった選手

またここが正念場と思い予想以上の成績を上げた選手

来季に向けて大いに期待が持てる選手

さまざまな思いが交錯した日ハムの一年だったが、まだまだ頂点を目指すには

乗り越える大きな山が待っている。

セ・パの頂点にたつにはまずは目前の敵に3勝し、日本シリーズに進まなくては

ならない。

「油断は大敵」と心得て2位&3位を撃破することが当面の課題だ。


それにしても昨夜は久々の美酒に酔った私だが、流石に飲みすぎがたたって枕から

頭が上がらず頭痛も残っている。

あと2度の優勝の美酒とヒルマン監督以来の”優勝パレード”を北海道民と全国各地に住む

日ハムファンは期待をしているのだ。

「頑張れファイターズ!」また勝利の美酒をのましてくれ!