遼、大崩れ48位 シード権獲得へランク大幅浮上失敗
スポーツ報知 4月23日(火)7時4分配信
◆米男子プロゴルフツアー RBCヘリテージ最終日(21日、米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド・ハーバータウン・リンクス=パー71) 6位からスタートした石川遼(21)=カシオ=は、7ボギー、1ダブルボギーの80と大きく崩れ、通算3オーバーで48位に終わった。今季自身初の80台 で、この日、全選手のワーストスコアをたたき、来季シード権獲得がかかるフェデックスポイントランク大幅浮上のチャンスを逃した。グレーム・マクダウエル (33)=英国=が通算9アンダーで並んだウェブ・シンプソン(27)=米国=とのプレーオフを制しツアー通算2勝目を挙げた。
なんとも・・いやはや言葉が出ないスコアだった。
今回は3日目に浮上をして、ベスト10は狙えるかと思ったが、重症も重症のようだ。
婚約者と別れるとか・・そんなニュースも流れる中、ゴルフに集中しても、結果が
ついてこないならさっさと帰国をして、初心に戻るべきでは。
2008年に若干16歳で国内最年少でプロデビューを果たし、20歳までには米国PGA
ツアーでのメジャー勝利を公言していた石川遼だが、2011年の国 内未勝利の頃から
勢いに陰りが出て、昨年はかろうじて三井住友VISA太平洋マスターズの1勝のみと
いう結果に終わっている。
あれほど国内のゴルフファンを魅了した彼も、現在では21歳となってしまったが、
なぜこうも日本でも世界でも苦労をしているのか?
「父親などプライベートの問題」「帯同キャディ」など気がかりな点をこのブログで
書いたが、今はスランプであっても「初心」に帰り、チャレンジャーとしてゴルフに
集中しないと、石川遼というプロゴルファーは表舞台から去りかねない。
そんな思いのファンは私だけではないだろう。
遼という字は一字名だから、数え歳20を過ぎて運勢が変わるとしても、これだけ
激しい下降線を描くのは、やはりメンタル面というよりも周りに翻弄され調子に
乗り過ぎた結果と言われても仕方がない。
まさにアメリカンドリームともいえる活躍で20歳前の若者が、飛んでもないギャラ
を稼ぐ玉手箱となったのだから、親も取り巻きもハゲタカのように群がるのは、仕方が
ないとしても、あまりにも早すぎる結婚話などはは先輩ゴルファーの顰蹙を買っても
当然であろう。
成績が上がらなければ、ゴルフに対する厳しい言葉を浴びせられるだろうし、焦れば
焦るほど悪循環が現在の石川遼のゴルフではないだろうか。
この際、若者としての語った大言壮語は胸にしまいこんで、国内ツアーに専念し、
一から出直さなければ、このままズルズルと転落の道を突き進む予感さえがするが、
果たして彼は今後どのような選択をするのだろうか。
とても心配な今年のスタートである。