やはりこの新人ゴルファーの才能は並外れたものを持っているのだろう。
プロ転向から2試合目の「つるやオープン」で優勝を飾った松山英樹の17番と
最終18番のバーディには、TV観戦ながら鳥肌が立った。
過去にはアマチュアながら、ダンロップフェニックスオープンで優勝を飾って
いるが、彼が思っているように石川遼よりも先にPGAのメジャーか全英で勝ち
たいという言葉には現実味を覚える。
今年は国内で実績を積んで、アメリカ行きを計画しているとのことだが、高知
県育ちの彼なら平成の坂本龍馬として、世界に通用するゴルファーとして名を
上げるかも知れない。
過去にアメリカン・ドリームを目指して、PGAツアーに多くの日本人プロゴル
ファーが挑戦をしたが、やはり日本人のネックはズバリ「ドライバーの飛距離」
だった。
海外のメジャーで優勝をするには、やはり飛距離と技術の双方が伴わなくては
到底勝つことはできないだろう。
過去にPGAツアーに挑戦をした丸山茂樹は3勝こそすれ、飛距離の壁に阻まれ
てスイング改造に取り掛かり結果的には腰に致命傷を抱えることになり、田中
秀道も同様に挫折をしてしまった。
かって青木功がメジャー優勝に手が届く一歩手前まで奮闘したが、テクニック
ではニクラウスやワトソンに劣らない才能を見せても、ドライバーの飛距離では
到底及ばずメジャーでの勝利という悲願は達成できなかった。
当時、飛距離で十分に対抗ができたのがジャンボ尾崎だが、彼の場合には言葉
の壁を乗り越えられずに「お山の大将」で終わってしまった。
この言葉の壁を「スピード・・」と英会話ソフトで克服し(?)海外に挑戦の
場を移したのが石川遼だがやはり彼も飛距離にこだわりスイング改造に着手を
したが、メンタル面にも問題があるのか結果は出ていない。
松山英樹という名前を姓名判断で見てみると、天才的能力はないものの、頑なさ
と努力で物事を達成する信念の人であろう。
石川遼のように、女性関係で浮名を流すこともないだろうし、結婚にも慎重だと
思われる。
今季は出来れば賞金王を目指して欲しいが、まずは今以上に技術を磨き、アマ
チュアながら予選通過を果たしベストアマに輝いた、かの「マスターズ」での
リベンジを果たして欲しいと多くのファンは思っているのではないだろうか。
武田勝の復活投球で、今季初の4連勝で喜びに湧いた札幌ドームでした。
オリックスを本拠地に迎えての最下位脱出を目指した3連戦でしたが
”神戸の敵を札幌で”との目論見は、オリックスのエース金子と西を攻略し
何とか薄氷を踏む試合ながらも2連勝で切り抜けました。
先発が抑えられず打線もチグハグで、ここというチャンスで打てず、エラーが
命取りとなっていた日ハムでしたが、ここにきてエース武田勝が復活をしたのは
今後の日ハムに光明を与えることになるでしょう。
打線では稲葉の不調は響きますが、前回のブログに書いた翌日に自ら鎌ケ谷行きを
希望し調整に入ったことは、これもまた好結果に結びつくでしょう。
しかし、勝が帰ってきたとしても、不安なのは先発陣です。
吉川が不安定なこともあり、あと2枚の先発カードが見つかっていません。
手術明けのケッペルに期待をする声もありますが、未知数なだけにやはり乾を
はじめとする若手の奮起なくして連覇は難しいでしょう。
それにしても今年大きく変わったのは、昨年までは「投高打低」だったのが、
統一球の不思議な変化で、ミートをすればスタンド入りとなる投手災難の珍現象では。
これでは今年はホームランの新記録が続出になるのではないでしょうか?
「ホームランがでなければ野球の華ともいえるプロ野球がすたれる」との「巨人のドン
の鶴の一声」で統一球のコアが変えられたとも噂されているようですが、果たして
それが本当なら「本末転倒」とも言えるでしょう。
WBCコーチだった高代氏が言うように、もしそのような小細工がなされたなら、むしろ
MLB使用球にするべきでしょう。
まだ始まって明日で一ヶ月を迎える段階での、セパ両リーグでのホームラン数はちょっと異常。
そのなかでもパ・リーグは、アブレイユの9本を筆頭に、このままいけばどこまで行くのか
楽しみである反面、混戦模様に拍車がかかる予感がします。(パ・リーグは)
アブレイユに関しては、名護での沖縄キャンプ中継でシャープな打撃を見たときに
手前勝手ですが「この選手はものになる」と思ったものです。
我が家に集まるハムファンとの酒を飲んでのハム談義でも、私は今年の「イチオシ!」と
して「アブチャン」を取り上げました。
真面目な上に穴がなく、メキシコリーグで苦労をしている選手なので、推定年棒の2000万の
10倍増を目指して頑張ってくれるでしょう。
ちなみに楽天のジョーンズは3億、マギーは1億の高年俸をとっていますし、日ハムでの
年棒2000万は斎藤佑樹の3500万にも遠く及んでいません。
そんな中昨日の札幌ドームで、今までに見慣れない光景がありました。
昨年まで日ハムの主力打者として活躍をした、超人糸井が珍しいエラーをしたことです。
かってのホームに戻っての久々の試合で、地元ファンの「ホメ殺し効果」の所為かどうかは
わかりませんが、後逸は兎も角ファールフライの落球を見て「今年の糸井は札幌ドームの魔物」
に悩まされるのではないか・・・・そんな予感がしたのです。
開幕前のこのブログでも書きましたが、糸井嘉男と田中賢介は今年は「厄年」です。
昨年は、中田翔と小谷野栄一がこの「厄年」に泣かされました。(九占舎の今月のあなたの運勢)
多分、嘉男も賢介も移るべくして日ハムを離れたのでしょうが、ファンとしてはとても気がかりです。
ただし「糸井嘉男は宇宙人」なので、多分「本厄」であっても、意に介さずいつも通りにやり過ごす
気がします。WBCから帰ったときに森脇監督に語った言葉からしても。
森脇監督 「時差ぼけは大丈夫か?」
糸井 「そういうのは向こうが合わすことなので、あり得ないです」
ちなみに日ハムでの「一白水星」生まれは、稲葉 篤紀 鶴岡 慎也 石井 裕也 中島 卓也といますが
稲葉の不調脱出は6月まで待たなくてはならないでしょう。