畑岡奈紗が2打差2位でV争いへ 河本結は16位
<ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ 3日目◇25日◇ボカ・リオGC(フロリダ州)◇6701ヤード・パー72>
スタートホールでボギーを叩くも3番から3連続バーディを奪うなど、6バーディ1ボギーの「67」であがり首位のM・サグストロムにピッタリつけて13アンダーの2位でホールアウトをしました。
後半、16、18番ではバンカーにつかまり危ないシーンがあったものの、この日もアプローチとパターでピンチを乗り切ったのはさすがでした。
対する首位のM・サグストロム選手は、2日目、3日目と盤石のゴルフを展開しましたが、果たして初優勝を目指す4日目は従来のプレーが出来るかどうかでしょうね。時折左に引っ掛け気味のショットが出ていたので、距離が出る選手なだけに大きく外れるとケガのもと。
好調のパッテングにも影響が出るでしょう。
平常心が保てたなら畑岡選手が語っていたように、「20アンダー」が優勝の目安となるのでしょうが、アニカ・ソレンサムの後輩の飛ばし屋選手はどのようなプレーを展開するのでしょうか。
先週も超ベテランの朴仁妃でさえ最終日には本来のゴルフが出来ずに優勝を逃す結果となっていただけに、畑岡奈紗選手には大いにチャンスがあるでしょう。
フロリダの風が吹けばチャンスはますます高まります。
怖いのはやはり韓国の爆発娘キム・セヨン選手でしょうか。
「逆転の女王」とも呼ばれる彼女のバーディラッシュが続けば、だれも止めることはできないでしょうね。
心配をしていたC・シガンダは、「75」を叩き川本結選手と並ぶ16位タイに転落をしたので、心配は杞憂に終わったようですね。
畑岡奈紗選手が最後に狙うのはもちろん優勝のみ。そのためには最終組スタートで先行バーディを奪い、プレッシャーをかけて、先週の雪辱を果たして貰いたいですね。
期待の新人河本結選手は、17、18と連続バーディでホールアウトしトータル6アンダーの16位タイで最終日を迎えます。
本人も言うように「目標はトップテン」入りを目指したようですから、「69」で上がったらギリギリトップ10には届くでしょう。
物おじしない明るい性格が人気を集めているようですから、トップテンフィニッシュでもしたなら、今季の注目選手入りは間違いないでしょうね。
決勝ラウンドには日本人選手は横峯さくら選手を含め3名が進出をしましたが、河本結選手の参戦でUSLPGAの試合もかなり注目されるのではないでしょうか。
野村敏京選手は腰の具合が悪いのか今季参戦は遅れそうそうですが、黄金世代の二人に加え19歳の山口すず夏選手もいますから、今年の日本人選手は海外から朗報を伝えてくれるような気がします。