前半45分は0-0で押し気味な試合展開をしていました。
シュートも5本(記憶では)と豪州の3本を上回る試合をしていたのですが、後半は
得点狙いだったのかどうかは判らないものの、FW田中、横山とSB中島、ボランチの
隅田がアウトとなり、新たに岩渕、菅沢(FW)、三浦、増矢の4人を一気に交代を
したのが裏目となり、攻守のバランスは崩れて、一方的に攻められることに....。
〈前半動きが良かった田中美南選手〉
〈田中選手とFWを組んだ横山選手〉
昨年の大会でも一勝も出来なかった(1分2敗)だけに、この大会は勝ちに行くと語っ
ていた高倉監督ですが、結果は3戦全敗という惨敗を喫して帰国の途につきました。
DFのキャプテン熊谷がチームの事情で参加が出来ず、ベテランの阪口、宇津木が怪我
により今回は選ばれず、猶本は体調不良でいないとはいえ層の薄さは来年のW杯に
不安を感じる3戦であったことは否めません。
とくに後半戦に出場をした4人は、先発メンバーとまったくフィットせず、なかでも
FWの岩渕はケガの影響なのかプレーにキレもなく、限界を感じました。
目立った活躍を見せていたのは、MFの阪口萌乃と長谷川唯の二人だけでは、高倉監督
も限界を感じているのではないかと思います。
笛吹けど踊らずのなでしこジャパンの再建は、道半ばで果たして東京オリンピックに
間に合うのかと不安を感じた今大会だったと....。
なおパスサッカーの確立を目指すなでしこジャパンですが、新たなエースアタッカー
の出現がなければ、来年6月のW杯もかなり厳しい戦いになると思います。
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