渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画スターの若い頃と高齢時

2024年07月14日 | open

100 Movie Stars' Transformation
Young to Old


映画スターたちの今昔。
昔美人、ハンサムだった俳優
たちも、年齢を重ねると同時
に容姿は変化する。
これは人類として仕方のない
事なので、決して「劣化」な
どではない。
ネットでは「劣化」と称して
年齢が進んで容姿が変化する
事を揶揄中傷するのが大好き
な大衆が多いが。
では、お前は齢は取らないの
か?と思う。
未来を予知できない若年層に
そうした感性の持ち主が多い。

暗愚である。浅い。

ジョディー・フォスターなど
はたとえおばあちゃんになっ
ても年齢なりに美しい。
(年齢は私のふたつ下)

彼女の出演作で私が一推しな
のは1994年のリメイク西部劇
の『マーヴェリック』での女
ギャンブラーの役だ。
めちゃくちゃ可愛かったし、
役柄を非常に巧みにこなして
いた。
また、本作は多くの西部劇への
オマージュが散りばめられてい
る。
主人公マーベリック(メル・
ギブソン)の父親役の保安官
が昔の大人気作品「マーヴェ
リック」で主人公ブレットを
演じたジェームズ・ガーナ―
というのも、あえての演出キャ
スティングだ。全編が製作者
の遊び心と騙しの駆け引きに
満ちている娯楽作品。
そして、31才時にこの作品で
女ギャンブラーのアナベルを
演じたジョディ・フォスター
がめちゃくちゃ良いのだ。
1976年に『タクシードライバー』
で子役ながら12才の娼婦役を演
じたのは衝撃的だった。
(1976年のうちの高校の全学
映画鑑賞会は『タクシードライ
バー』だった)

ジョディ・フォスターは『告発
のゆくえ』(1979)と『羊たちの
沈黙』(1991)で二度アカデミー
主演賞を受賞している。
女優を続けながら、ハーバード、
コロンビア、イエールの各大学
に合格した才女。才色兼備とは
彼女の事か。


とにかく、彼女は演技が良い。
特に、受賞とは関係ないが、
良作としてリメイク西部劇
『マー
ヴェリック』はおすす
め。

そして、たぶんだが、かなり
日本の「ルパン三世」から表
現描写
で影響を受けている米
国西部劇。
それは作品の随所に見られる。

単純に観ていて面白い。
おすすめはDVDでの鑑賞で、
原語バージョンと吹き替えの
両方が楽しめる。
日本語吹き替えもかなり声優
の声の演技が素晴らしく、作
品を一切阻害していないどころ
か、むしろ別バージョンとして
大いに楽しめる仕上がりとなっ
ている。
マニアぶって原語縛りをする
のではなく、1枚で2度楽しめる
のだから、DVDやブルーレイ
では両バージョンの鑑賞をお
すすめしたい。
日本語吹き替えが史上最高なの
は『荒野の決闘(いとしのクレ
メンタイン)』(1946)だが。
あれは珠玉。


マーヴェリック(1994) 予告編


私の中では『マーヴェリック』
(1994)は西部劇トップ5の中に
入っている。



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