昨夜、面白い実験をしてみた。
ウエスタン・アームズのコルト
SAAとハートフォード製のSAA
の両方を用意して替わりばんこ
にハンマーを起こしてトリガー
を引いてみるのだ。
家内にやってもらった。素人だ。
結果。
WA製のSAAのほうを指して
「こっちのほうがずっといい」
と言った。
実は作動性に関しては私も
そう思うのである。
どんなにHWS製SAAの内部
パーツにスティールを使った
りメタルパーツを使ってキレ
を良くしても、どんなに滑ら
かなシリンダー回転をする
ように内部をチューンナップ
しても、WA-SAAのほうが
HWS-SAAよりもタッチが良い
のだ。
これは動かし難い事実なので
しかたない。これは寸法から
何から基本設計がまるで異
なることが遠因だろう。
たとえばWA-SAAなどは、
ノーマルであってもなぜ金属
モデルガンのようなあのチッ
チッカキンという系統の音が
するのか。
また、WA独特のくっきりと
したタッチでの回転というの
は、一体何から生まれている
のか。
今となっては廃版であり、材質
も開発途上の時代のABSのため
亀裂だらけで実用ファースト・
ドロウなどには使えないのが
WA-SAAなのであるが、これを
設計してここまで持って行った
1975年当時のウエスタン・
アームズの手腕に改めて脱帽
する。
WA-SAAはテンプラモデルだが、
WAが現行使用している現代の
最高素材であるWAのABSやHW
樹脂の材質でSAAを作り上げ
たら、史上最高のSAAモデル、
しかも頭抜けたアクション用
のSAAが出来る事だろうと私
は確信している。
今は、40年も昔のWA製モデル
ガンを壊れないようにゆっく
りとハンマーを起こしたりし
て、過ぎ去った遠い昔を懐か
しむことしかできない。
HWSのSAAでも、WAのよう
なカキコキコキーンという
音と作動のタッチがほしい。
ハート・フォードのSAAは、
作動のタッチがどうしても
ニュルンというかぬるん
というか、つまり「んぺと」
という感じなんだよね。