マイ・オリジナル・キュー。
マイ・オリジナル・キュー。
国会以外でも海外での国葬参列
テスト投入したが、かなりタップ
は膨らんだ。いろいろな多くの事
が感知でき、見えた。
1980年代末期、東京赤坂のプール
ホールのカウンター付き観戦席
で、あるポケットプロとスリー
クッションプロとプライベートで
胸襟を開いてかなり深いところで
キュー談義をした。
ポケットのプロは先角について
象牙こだわりの持論を展開した。
スリーのプロは樹脂の軽い先角
の優位性を述べる。
私は、打感のみは象牙を超える物
はこの先も出てこないだろう、と
言った。耐候性やトビ軽減のため
だけならば開発され切った樹脂が
時代と共に優秀な物が登場するだ
ろう。だが、象牙を超える物は
象牙しかない、と。養殖魚は天然
魚を超えられない、と。
まだダン・ジェーンズが独自の
象牙論をプレスに述べる前の事だ。
二人のプロは聞き入っていたが、
さらに掘り下げて非常に細かい点
まで多角的にメスを入れる私の
所見について二人は納得同意して
いた。
そして、その時のまとめとしては
「将来的に斯界がどうなるか、
見守って行こう」となった。
一人のプロは大きく流れが蛇行する
現況をその目で見る事なく、年若く
して他界してしまった。
タップについて、当時は牛もしく
は水牛の一枚革タップしか無かった。
一枚以外はファイバーのコンポジッ
ト物だ。
しかも一枚物は今からすると良質
極上の。安いハウスキューに着け
るようなタップでさえ、2022年の
現在からみると極上タップのよう
な質性だった。
だが資源が枯渇してきた。
天然木の良質ハードロックメープル
の枯渇により工夫が重ねられて
貼り合わせベニヤシャフトが登場
した。ハイテクシャフトの誕生だ。
そして、同時期、良質の厚革枯渇
から、薄い豚革を何枚も張り合わ
せるベニヤのようなタップが登場
した。
そのタップは当初はなめしと接着
剤が悪く、最低最悪の打感と性能
だった。
しかし、開発が進み、どうにか
使えるタップとなり、さらには
「優れた」タップとなった。
売れた。
目ざとい連中は見逃さない。
二匹目のドジョウを狙って積層
タップを製造した。
良質タップを作ろうとしてでは
ない。暴利が得られる事を見抜
いたからだ。
とんでもない数の製造メーカー
が乱立した。
1990年代以降のビリヤード業界
は、それまでの100年の歴史の
流れとは大きく転換した。
それは、「超儲け主義」が第一義
として台頭して天下の支配者の
ような顔をし始めたのだ。
乱戦の商戦。昨日までの物と同様
の製品が一気に10倍〜30倍の金
額で新商品として戦略販売される
ようになった。狙いは金だ。
それを後押ししたのは大衆である。
そして、ビリヤード業界の新製品
ラッシュは、使い捨て消費経済を
形成するようになった。
「時代遅れ」と過去の良質製品を
捨てる愚行が、あたかも時代の
先進性=全方位的良質性であるか
のように遂行されるようになった。
極めて究極に愚かである。
日本刀は古刀が最良最高である
という定理があるように、現代
工業製品であっても、最新型が
常に純粋な優良性を有する訳で
はない。
だが、商人の販売戦略に多くの
大衆は洗脳されて「ブーム」に
乗って物を買う。良い物だと信じ
て。
かつて、ハイテクシャフトが爆発
的な大ヒットとなった今世紀初頭、
私は従来のソリッドシャフトの
良質性を認知していたので、ベニヤ
新商品にシフトする事はしなかった。
これは出てきた新商品をテストして
みての自分の判断だった。
だが、そうした旧来のソリッド
シャフトは「ノーマルシャフト」
という格下に見る歪んだ価値観が
蔓延し、ビリヤード界からは忌避
されていった。戦略なのだが。
私のように従前と同じ良質ハード
ロックメープルの無垢木シャフト
を使う者は圧倒的少数派になった。
だが、私は知っていた。
世界のトッププロたちはほぼ無垢
を愛用し続けている事を。
ハイテクシャフト大好きになった
のは日本人だ。
これはベニヤ豚革積層タップと
同時進行で景色が描き換えられて
行った。
だが、新商品はあくまで戦略新商品
であり、質性の良性を担保するもの
ではない。
その波及戦略原理としては、次から
次に新商品を登場させて、つい先
頃まで「最高の品質」と謳って販売
していた物品を自ら捨て去る方式
で販売を展開する。
ゴルフの飛ぶクラブ神話捏造と同じ
全くの虚構である。
だが、大衆はその販売戦略にまんま
と乗せられて洗脳され、どんどん
新商品を買う。昨日まで「最高」
だった物を捨て去って。
暗愚である。
ビリヤード業界でドジョウ狙いの
商品はどんどん登場している。
狙われたのは、
・シャフト
・タップ
・チョーク
・ギア(グローブが代表)
等々だが、そのうちウエアや靴や
専用下着まで登場しそうな勢いだ。
気を付けないとならないのは、そう
した風潮を利用して霊感商法の
ビリヤード用品まで登場している。
これは特に厳重注意だ。
グローブなどは、従前はグローブ
など使うのはド素人でグローブ君
とまで揶揄された。
どカッコ悪いのもあったが、実は
それは長靴を履いて短距離走を
しようとするのに近い、深い技法
部分での阻害要因にグローブが
ある事を認知識別していた従前の
技法巧者の共通認識でもあった。
詳細は割愛するが、要はパンツ
履いたまま用は足せない、という
事があるのだ。下着つけたまま
子作り不能、というような。
手袋して鮨は握れない。
しかし、流行大好きな大衆は流行
に乗せられて何でも購入し、それ
がかっこいい事かと妄信する。
暗愚である。
グローブなどは大昔から存在した。
だが、それをプロはじめ多くの
巧者が使用選択しなかったのに
は深い意味がある。
ビゼンタップが今話題らしい。
試した。
これまでの豚の積層とは質性が
異なる従来の牛革一枚物に迫る
性能を有している。素晴らしい。
努力賞ものだ。
だが、スリー用で1個3630円だ。
尋常ではない。1本3万円のオート
バイのタイヤが1本108万円もする、
というのと相似だからだ。
性能はともかく、完全に現行の
「新商品戦略」上にある商品だ。
製品というよりも商品。
そして、性能面を精査すると、
優秀ではあるが、牛の一枚革の
タップを超えていない。
60%程度には本牛革(あるいは
水牛革)一枚タップに迫っては
いるが、良質牛革一枚タップと
比較したら、申し訳ないが遥かに
及ばない。それは打感と反応の
非常に細かい部分において。
及第点には達しているかも知れ
ないが、届かないし超えていない。
金額は論外だ。
そして、観察すると分かるだろう。
そのうちどんどん「新製品」と
してバージョンを変えてくるだろ
う。すでにそれは開始されている。
現行の商業戦略の流れに沿った
「商品」だと判別できる。
現行のあまた存在する流行商品群
の一角を占める物だと類別できる。
決して「革命的」な新製品では
ない。
象牙を超える物は象牙しかない
ように、牛革一枚タップを超え
る物は牛革一枚タップしか無い。
これは現実だ。
なお、タップに関しては厳密には
牛革の資源は枯渇していない。
皮をなめして革にする関連業者、
原材入手業者等が枯渇している
のだ。また、仕事が別な革製品に
集中シフトしたという事もある。
経済背景により、スリム化という
か、採算ベースで効率性を求める
方向、そのルートへの供給に特化
し始めたのだ。
なので牛が減ったのではない。
積層タップはとんでもない常軌を
逸した高額ではあるが、暴利と
なるほどの事をしないと儲けには
ならない状況があるにはあるのだ。
分かりやすく言うと、革業者は
ビリヤードのタップの為に革製品
を作っているのではないからだ。
それにしても、1個4000円近い
タップ。
私は個人的には買わないだろう。
一枚革をすべての点で超えていな
いからだ。
また、現行スタンダードかのよう
に蔓延している他の積層タップも
私は使わない。
理由は一つ。
一枚革よりも性能が劣るからだ。
また、着け替えのコスパも割に
合わない。てんで合わない。
毎回1本100万円超えのタイヤなど
使っていられない。
4000円タップや3000円チョーク
などは富豪用かと思ったりする。
気を付けないとならない。
プロたちが使用しているのは、
あれはスポンサードを受けて、
無償提供されているのだ。そこを
見落としてはならない。
プロたちが自腹で4000円タップ
をポンポン着け替えていたり、
3000円チョークを使い倒したり
しているだろうか。皆無だ。
よくよくお考えいただきたい。
業界のカラクリを。
私は素手でソリッドシャフトを
使い、160円のブランズウィック
か100円のマスターチョークを
使い、120円の米国製のフランス
風味の商品名の牛革一枚タップを
使う。
商業戦略には乗せられない。
商業資本が仕掛ける船頭が多い
泥の船には乗らない。
ビゼンタップを「試してみて」と
くれたTAD遣いの人は言った。
コスパ悪いので自分は一枚革に
戻るだろう、と。私もだ。
テストしてみて、優秀性は認識
しつつも、如何せん金額が法外
過ぎる。
「旧製品」で「時代遅れ」とさ
れた良質性の旧来の製品群。
一つだけ目に見えるものがある。
それは、現行販売品であっても
「値段を変えない」という事。
この不動性は時代を超える不朽性
を有しているが、それは「使い
捨て商品」ではない資質、質性、
立ち位置の違いを鮮明にしている
事の証左でもあるのだ。
古刀、この上無し、なのである。
この先も、私はソリッド・スタン
ダードの無垢木シャフトを使う。
私は今後も一枚革タップを装着し、
素手でキューを操作操縦する。
それは「ノーマルシャフト」で
はない。スタンダードだ。
商業販売戦略に乗っかって心得
違い、勘違いをしてはならない。
ノーマルの対語はアブノーマルだ。
ソリッド・スタンダードをノー
マルシャフトと呼ぶならば、ハイ
テクシャフトなる物はアブノー
マル・シャフトになる。
ソリッド無垢木シャフトはソリ
ッド・スタンダードであり、ノー
マルではない。スペシャルもある
のだから。
ノーマル呼称は、ハイテクシャフト
を売らんがなの今から22年程前
に意図的に創作された呼称だ。
ハイテクシャフトを松竹梅の松
とし、ソリッド無垢木を梅以下
の「並物普及品」と見下す為に
意図的作為的に創作された新
呼称が「ノーマルシャフト」な
のである。真実はソリッド材
こそがビリヤードキューのシャ
フトの本道本筋ど真ん中である
のに。えげつない商戦でハイ
テク呼称を付与したべニア中
空新シャフトを売るために
それまでの優れたソリッドを
見下す虚構の呼称が創作された
のである。
ビリヤードの正しい歴史を知
らない者は、その真実が見え
ずに商業戦略に乗せられて
ステレオ脳判断でノーマル、
ノーマル、ハイテク最高、
などと言動で表す。
モノヅクリや物の良し悪しなど
は識別できない。歴史さえ
知らないのだから。
それが今世紀初頭の業界俯瞰図
だったが、その構造は20年後の
現在も全く一切変化はない。
笑えるのが今世紀初頭には、ソリ
ッドを時代遅れと見下すハイテク
好きたちがドヤ顔しまくっていた
事。ブームに乗っただけなのに、
非常に珍妙でおかしかった。
その後、ハイテクが廃れてカー
ボンが仕掛けられたら今度はそれ
に乗っかる。その次は手袋だ。
そして、ソリッドシャフトと
牛革の見直しプチブームがここ
最近やって来た。
それまで1本1500円程で捨て売り
されていた在庫ソリッドシャフト
は商人たちによって20倍~50倍
の金額で販売されるようになった。
えげつない。
さらに、今、牛革タップが注目
され始めた。
ソリッド再注目も、仕掛けの
ブームであり、飽和状態になっ
た市場の隙間狙いである事は
見え見えだ。
良質性などは1980年代中後期に
スカスカ材が蔓延した時に分って
いた筈だ。
新規で「ノーマルシャフト」や
「牛革」を売りにした商品は、
現行の流れの中にある「他社と
の差別化」を前面に出した商品
販売展開でしかない。
「新しい物を出せば売れる」と
いう時代はまだ日本のビリヤード
界では続くだろう。
温故知新を知らず、「今時云々」
という言い回しと発想が大好きな
層が社会人を構成する時代になっ
たからだ。
斬術 -二代目小林康宏-
初めて自分の小林康宏刀で切る前。
畳表巻き(巻き藁ではない)の前に
立った時、訪問した道場の稽古会の
年配の方に言われました。(動画に
音声が収録されています)
「(畳表を)上置くとか切れないよ」
切れます。
刀法を使えば。
この時、全剣連都連の二段です。
段位は関係ありません。
低段者も高段者も同じ事をやります。
できるかできないかは段位に関係は
無い。
「やっているか、いないか」だけです。
エイトボール
ナインボール
セルフラックルールでは2番は
真下指定位置。
テンボール
ローテーション
14.1(フォーティーン・ワン・ラック・
コンティニュアス)
ポケット・ビリヤードには升=ラック
の並べ方がゲームごとに国際的に決ま
っています。
14.1ラックコンティニュアスという
ゲームは別名ストレートプールとも
呼ばれます。ポケットビリヤードで
一番高度な技術が必要とされるゲーム
です。
14.1ラックでは、オープニングラック
のみラックの玉位置が指定されていま
す。すべてコールショットですので、
オープニングラックのみはセーフティ
から入るのがセオリーです。
ゆえに、バンキング勝者はブレイク
するか敗者にブレイクさせるかを
選択できるルールです。
セカンドラック以降は、台上に1個
のみ残して14個を頂点だけ無くした
ラックの立て方をします。
手玉は止まっている位置からの
ブレイクになります。
14.1ラックのブレイク。
さらに、14.1ラックでは、セカンド
ラック以降のラックには特殊な独特
のルールがあります。
手玉は停止位置から次のブレイクを
するのですが、ラック位置にブレイク
ボールがある場合等は特殊な決めら
れた配置に手玉や的玉を移動すると
いうルール。少し複雑です。10種類
の対処の規程がある。
簡単にまとめると、
・手玉がラックエリア内にある場合
⇒手玉をキッチンに移動。
ただし、ブレイクボールがキッ
チン内の場合は手玉はヘッドス
ポットに移動。
ヘッドスポット置きにブレイク
ボールが邪魔している場合は手
玉はセンタースポットに。
・ブレイクボールがラックエリア内
にある場合
⇒ブレイクボールをヘッドに。
ただし、手玉がブレイクボール
のヘッドスポット置きを邪魔し
ている場合は、ブレイクボール
はセンタースポットに。
・手玉とブレイクボール両方がラック
エリアにある場合
⇒15個をラックして手玉はキッチン
からオープニングブレイク。
公式ルール(NBA)
14.1ラックのみは複雑なラックの
ルールなので覚えるしかありません。
なお、セカンド以降の最後までの
ラック方法が的玉14個と1個残しで
あるからフォーティーンワン(14-1)
という名称がつけられています。
フォーティーワン(41)ではない
ので、呼び方には十分注意が必要
です。日本人の多くがフォーティー
ワンと言い間違えています。多くの
プロまでもがそう。
言葉は似ていますが、数の言い
間違えなので、特に厳重に注意
しましょう。
40や40.1という種目はどこにも
存在しません。
ビリヤードの面白さ。
それは、キャロムもプールも、
同じ配置は現れない。
古いル・プロを切り落とした。
新たに着けるのはこれ。
ビゼンⅢ。スリークッション用
牛革積層タップ。
東京のTADマンからの頂き物だ。
グルー面をカッターの刃を立てて
ワイパー削りでド平面を出して
準備。
先角もド平面を出してから清拭し、
シアノを塗布してから新タップを
押圧して接着。
強く押してプチッという音が出る
のを確認するのがポイント。
内部の空気が外に出た音だ。
しばらく押圧して接着されてから
まずシャフトを立ててタップサイド
をザク切りする。
そこからシャフトを回転させながら
カッターの刃(オルファ黒刃)で
桂剥きにしていく。コツあり。
要練習。でもやれば誰でもできる。
料理の包丁と同じ。やらなければ
いつまでもできない。
粗削り後。
さらに整え削り。カッターの刃一丁で。
こんな感じに仕上げる。
金属平やすりでトップを削って
成形していく。
こんな感じのRに仕上げる。
コンクリート床面にシャフトのみ
自重落下させて音と反発具合の
確認をする。
音は良好。甲高い音がする。
ただ、やはり積層のためか、思った
よりも柔らかい。トップが平らに
潰れてしまった。
平やすりで叩き締め。キンキン音がする。
サイドのラインがまだ甘いが、撞き
締めの前なのでこれで行く。
撞きまくってからサイドラインを
さらにビシッと成形ではなく整形
する。
牛革の多積層は初めてだが、サイド
部分にスができているのが現認でき
る。
これはビゼンⅢタップをくれた東京の
TADマンのTADシャフト。タップ交換
自前。非常に巧者の手によるタップ
交換だ。上手い。玉撞きも上手いが
タップ交換も完璧だ。
撞球師ならば手作業でやはりこれ位
の精度と正確さは出したい。旋盤で
交換仕上げしたのと変わらない程に。
彼によると、やはりサイドにスが出
て来たが、撞き締めるうちにそれが
ということは、スの凹凸は一つの
状態熟成のバロメーターにもなる。
むしろ初期にはあったほうが良い
かも。
瓢箪から駒的な思わぬプラス効果だ。
あす以降、交換したシャフトで撞き
続けてテストを兼ねてタップを育て
る事にする。
ただ、あまりにも高額なので費用
対効果で冷厳に判断してル・プロ
常用にやはりなるかも。
なぜならば、今のところ牛革タップ
のル・プロフェッショナルで十二
物は私はWB(ウォーターバッファ
ロー)だった。
そしてその次がTADタップ。革の
リリースは自由が丘のアルファ・
インターナショナルだった。
さらに今までで一番長く使ったの
がフランスのチャンピオン(仏
発音ションピヨン)だ。
これは80年代から既にアタリハズレ
が多かったが、アタリ物は最高の
質性を示した。硬いのに弾力がある。
切れも抜群に良い。
ただ、旬を過ぎると引きずりの
スロウが多発する傾向を見せた。
シャフト先のしなりによる弾きに
ついて来れなくなるのだ。
まるでトビゼロのタップ(実は
良くない)のようになる。ただの
革、のような。
WBやTADはそんな事は無かった。
ぺったんこになるまで使える。
チャンピオンはオールドであって
も、使える旬が短すぎた。まるで
レース用二輪タイヤのようなタップ
だった。
今はアメリカ製なのにフランス名が
付いたル・プロフェッショナルを
使っている。いわゆる昔からの
ハウスキュータップ。フランス語
発音ならばプロフェッショナーレ
だ。ロの発音は喉ガラガラうがい
の発音。
これもアタリハズレが著しいタップ
ではあるのだが、牛革というのが
非常に気に入っている。
ル・プロは大昔も第一タップが
手に入らない時の為に昔から箱
買いで予備タップとして使って
いた。
今はル・プロがメイン。
箱買いで14ミリ物1個120円だ。
13ミリ物ならばもっと安い(ちょい
硬い)。コスパ最強タップだ。
東京のTAD遣いの上級者の方から
きょう「試してみて」とタップが
1個送られてきた。
スリークッション用だが、自分の
TADにとても良い感じだったとの
事。
現在世界中で一番高価なタップ
のようだ。1個3630円。
ル・プロが36個買える(笑)。
ただ、牛革積層で接着方法は繊維
結合で接着剤含侵の新開発という。
開発者は私が広島転勤になる前に
住んでいた新宿早稲田から歩いて
3分かからない玉屋の店長のようだ。
それこそ遥か大昔から馴染みの町
の店。
昔は店には大きなワンコがいた。
古いビルだったが、入り口の扉の
とこにドアストッパーのように
老犬はいつも寝ていた。
TADそっくりな私のオリジナル
キューのオリジナルシャフトに
装着して試してみようと思う。
ちなみにTADにはル・プロを今は
着けている。
他の全シャフトもル・プロだ。
ハイテク物以外はプロ。
撞き締めが完了したル・プロは
良質ソリッドシャフトと合体して
キンコンキンという音を発する。
私はハイテクシャフトは使用し
ない。プレーシャフトはすべて
ソリッドスタンダードシャフトだ。
特に赤木のハードロックメープル。
豚革の貼り合わせはあまりタッチ
が合わない。私の撞き方とシャフト
には。
しかし、今回テストするタップは
オールドチャンピオンの在庫で
良さを知った人が精魂込めてそれ
の再現めざして開発したとの事な
ので、それの如何を味わわせて
もらおうと思っている。賞味。
東京のTAD遣いの方は同じTAD遣い
で同じル・プロを使う私へのお気
遣いで、試して味わってみてとの
事。
気に入らなければ5分で外してくれ、
とも。
その感覚も私と同じだ。
TADを手挟む一族、通じるものが
ある。
彼のレビューでは、プール用よりも
スリー用の物がタッチがよかった
ようだ。
それをオートバイのマシンセッティ
ングに例えて解説してくれた。
とてつもなく分かりやすかった(笑)
さて、週末研究会で試す事にする。
タップ貰ったのではなく心を貰った
のよね。心意気を。
自分が使ってみて感触良かったから、
あいつにも試してもらいたいなぁ、
というような。
江戸前握りの店入ったら、殊の外
良かったから、次回誘ってくれて
連れて行ってくれるような、そん
な東京人独特の心意気。
今週末にご相伴に預かります。