Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

あやかりたいメディチ家の威光、リッカルディ宮殿

2012-09-28 10:00:53 | フィレンツェ・ローマ旅行

中部、北部イタリアを旅した人々の目に嫌でも飛び込んでくるのが、
メディチ家の紋章。

あのカメムシみたいな形に丸薬の様な丸が5つあるもの・・・
以前このブログにアップした画像があるけれど、探すのが面倒
ヨーロッパ中に融資していたのだから、イタリアのみではないかもね

サン・ロレンツォ教会のすぐ近くにあるリッカルディ宮殿は
もともとはあのコジモが建てたメディチ家のお屋敷だった。
1400年代の事で1500年中頃には初のトスカーナ大公となった
コジモはこの屋敷から今は市役所となっているベッキオ宮に
引越し、その後をお金持ち貴族のリッカルディさんが買ったので
今はリッカルディ宮と呼ばれているんだってさ。

このお屋敷は中央メルカート(市場)の近く、ホントの街中に
あります。
ちょっと離れた、やはり後の代のメディチ家のお屋敷ピッティ宮のように
外見はお屋敷にとは気づきにくい。
なんたって、フィレンツェの街はどれもこれも、似たような色合いの
建物なんだから・・・で街中にあるしね。
しかし、中に一歩入ると紛れもないお屋敷よ

この一階の大きな窓はミケランジェロ作。1500年代なので
バロック様式のお庭。建物はフィレンツェ、ルネサンス様式。


写真の真ん中より右上にサン・ロレンツォも見えますね。
ご覧のように、周りは他の建物に囲まれています。
外観は、サン・ロレンツォを四角くした感じ
いわゆる、クリームがかった大きな朴訥とした大きな石造り。
それが、中に入ると・・・



お屋敷に付き物の燦然と光り輝く大シャンデリア。

豪華としか言いようのない贅を極めた天井。これは待合室かな???
壁にかかっているゴブラン織りだってこの大きさだから、半端ないよ~。

ここも淒い豪華な広いお部屋なんだけれど、今この建物は
トスカーナ州かなんかの、行政的な役割も果たしていて、
このように近代的な会議室の誂となっているのですよ。

こんな所で会議やっちゃうフィレンツェってス、テ、キ

で、またこんなお部屋でも会議が開かれるっぽい・・・

ほら、ほら、会議用のスクリーンが正面にあるでしょ?
この両サイドの壁も半端ない芸術的な壁なのよ~。

お隣の、サン・ロレンツォ内部のそうなんだけれど、この天井のフレスコ画の
保存状態というか、修復状態がとても素晴らしい。

ウフィッツィ美術館もそうだったけれど、全般的にローマのものより
フィレンツェの物の方が修復が進んでいるように感じます。

この内部は、もっともっと豪華なお部屋がいっぱいあるけれど、
それを全て写真に撮ると、大変な容量になります。
こんなもんじゃない
という事だけ、押さえていただいて、明日はここからの引越し先
ベッキオ宮内部へ行こうと思います。