田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

学童保育も新年度の準備

2023年03月14日 | 日々の出来事

 いまは菜の花が真っ盛り。あちらこちらでは卒業式を終えた子ども達の笑顔。そして、いずこも新年度の準備で忙しくなる季節です。学童保育所でも先日来、連合会の理事会や校区学童保育所の運営委員会が相次いで開かれました。雇用契約更新や異動の内示があるので、パートさんも含めて指導員もどこか落ち着かない表情です。

 よく「小1の壁」ということがいわれます。学童保育所は保育園に比べて預かる時間が短く、ところによっては入所希望者が多くて入れない1年生もいるそうです。私の町では低学年は必ず入れるようにしています。ただ私がお世話している学童では、今年は4年生以上の高学年の入所を断りました。高学年の受け入れをスタートして初めてのことでした。

 原因は入所希望者の増加に指導員の採用が追いつかないことです。逆にこのところ資格を持った正規指導員が減り続けています。私のところでも来年度から指導員が1名減員され、クラブ数に対して有資格の正規職員の数が足らなくなりました。数年前、高学年受け入れのため施設を増築したのに、指導員不足で部屋が余るという皮肉な状況です。

 運営委員会では保護者代表から不安の声が出ました。正規指導員がいないクラブはパート職員だけで回していくことになります。カバーする正規指導員の負担も大きくなるので頭が痛い問題です。高学年の保護者の中には、待機児童扱いでもでもよいから余裕が出たら入れてほしいという声もでています。でも期待を持たせるような返事が出来ないのがつらい。

 

  

 

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