田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

城下町秋月を散策

2018年11月05日 | 朝倉

  紅葉にはまだ早い秋月を散策しました。写真は旧秋月郷土館です。いまは隣に秋月博物館が出来て閉館しています。中に秋月の乱の中心人物の一人であった戸波半九郎屋敷があります。

  秋月は天守閣がなく、陣屋形式の城でした。城址には秋月中学校があります。

  長屋門です。

  秋月中学校の武道館です。校舎と同じく、この武道館も質実な佇まいです。

 この日は日ごろ、観光客があまり立ち寄らない武家屋敷を見ることにしました。突き当りが杉ノ馬場の通りで、ここから手前に下ります。

  民家ですが立派な門構えです。

 武家地には塀をめぐらした建物が多いです。道の両側にある水路には山の清冽な水が流れています。

  久野邸。上級武士の屋敷で当時を忠実に再現しており、内部は有料で公開されています。

  月見坂にある田代邸。

  玄関です。入ると左に表座敷、右手に表、中、奥と三つの板の間があって奥座敷に通じています。

  武家地から旧街道の方に歩きます。ここは民芸と喫茶店です。この辺りに数軒の店があります。

  この建物は元は博多織工場でした。いまは骨董店や古道具店が入居しています。

 今小路に来ました。この辺りから古い町家が並びます。時代がかった築地塀の敷地内にはお洒落なギャラリーが建っています。

  サザンカが咲いていました。

 野鳥川に架かる今小路橋から見た風景。「男はつらいよ」のロケ地になった場所で、今でもロケ地巡りのファンが訪れます。

  下におりて少し歩きました。なかなかいい雰囲気の道です。

  紅葉ポイントのお城の黒門の辺りはまだ青葉でしたが、ここは紅葉が始まっています。

  そう古くはない建物ですが、今どきの住宅とは作りが違います。

  秋月は新陳代謝があまりないので、建物が傷んでいたり、中には廃墟になった家屋も目立ちます。

 八丁峠を越えて小倉へ至る旧街道筋へ出てきました。来年度には4キロ近くの長いトンネルが完成し、新しい道路が開通する予定です。山越えもだいぶ楽になるでしょう。

  街道筋には商家が立ち並んでいます。今でも何かしら商いをしている店が多いです。

  青空に柿の実が映えていました。

 秋月は筑前の小京都といわれます。しかし公家と寺院文化の京都とは違い、秋月城下には尚武の気風が漂っていて少し違うのではないかと思っています。

 

 

 

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2 コメント

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秋月 (tango)
2018-11-05 06:50:37
おはようございます
先週、秋月の横を通過したばっかりでここは素通りしていますからゆっくり見せていただいてうれしいです
322号線を通過して八丁峠を通過していきましたのでやはり山越えは大変です
211号線で帰るときと322号線で行くとき秋月の入り口が違うので<?>ビックリしました
上から街並みに入りました
でもこの雰囲気はすきです・・・
と言っても九州より様のようにゆっくり歩いて
いないので、今日のアップはうれしいです
<思いだされる街並みですね>静かなたたずまいは
萩の街並み/柳井の白壁とも違う雰囲気ですね?
良い天気が続いてdrive日和です
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こんばんは (九州より)
2018-11-05 20:56:04
久し振りに秋月の町を歩きました。
このところ天気が良かったので、あちこち出歩いています。
八丁峠は来年度中に新しい道路が開通するので、便利になると思います。


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