福岡から日田市方面に向かう国道沿いにイチョウ並木があります。15年前に廃校となった農業高校の跡地です。並木横の空き地は茶畑など学校圃場があったところです。時々この前を車で通っていたのにイチョウ並木には気がつきませんでした。
この並木道は国道に面した東門から校舎へと続く通学路でした。この奥に本校舎や農業施設がありました。いまは解体されています。
横の空き地に駐車できるのですが、車が入り込んできます。黄葉の下を走ってみたいのでしょう。いい雰囲気だったので何枚か同じような写真を投稿します。
久留米を出るときは快晴。ここに来たら雲が多くなり、陽が翳りだしました。大きなレンズを手にした女性が、早く雲が切れないかしらとつぶやきました。昔の映画撮影では天気待ちという言葉があったそうです。
コマーシャルのロケにも使えそうな場所です。
高校生たちはこのイチョウ並木を歩いて学校に通っていたのですね。ふと映画「第三の男」のラストシーンを思い出しました。あれは寒々しい枯れ木の並木道でした。
天気待ちで時間を費やしたので少しだけ写真を撮って帰ることにしました。向こうが東門があったところです。
訪れたのは今月初め。イチョウはまだ少し緑が残っていました。いまはこの道も黄色い落葉におおわれて、また違った景色になっているでしょう。
とっても素晴らしい黄色のとんねる。
銀杏がならないのでしょうか?雌雄別性でもこれだけあれば実がなりそうですが。
直売所などではぎんなんが売られているのを見かけます。
ぎんなんといえば茶碗蒸しを連想します。