九州でおくんちと云えば長崎や唐津のくんちが有名ですが、各地にも秋祭りとしておくんちの行事が伝わっています。
先月下旬には、久留米にある北野天満宮でもおくんちがありました。稚児行列は男の子が化粧し振袖を着て歩きます。
各地区から奉納される舞いは終っていました。
これは大名行列の奴隊です。
別の地区の奴隊。みな白粉を塗っていますが、地区によって違います。
鋏箱の梅の紋章は天満宮の神紋です。
木製の神馬。以前は本物の馬を使っていたそうです。
奴隊のことを地元では「げさげさ」といいます。孫息子がまだ幼稚園の頃に連れて来たことがありますが、怖がって近づこうとはせず早々に退散しました。
挟み箱を鳴らしながら、奇声をあげて道端にいる幼子を驚かします。大声で泣く子ほど元気に育つといいます。子どもは泣き、大人は笑っています。
くんちの2週間ほど前から、青年たちは小屋入りといって地元の公民館で風流の練習を始めます。家内はこの町の出身で、弟達も若い頃は風流の練習に参加していたそうです。青年団としての絆を深める機会にもなっていたのでしょう。
奉賛会の皆さんのようです。
最後に神輿が通ります。御輿の下をくぐると無病息災になるといわれています。
いつもは静かな境内もこの日は参拝客で賑わっていました。田舎の小さな祭りですが、地元の方にとっては村落共同体からの伝統を継ぐ大切な祭りです。
子供のころは宇部の琴崎八幡宮<安倍総理が必勝で参られたところ>に10月15日の草競馬をみていました
いい雰囲気の祭り・地元の方の協力に頭が下がります
町内や地元のきずなが強まりますね?
伝統を守ることは素晴らしいことだと思います
昔からの中心地で経済力があることも関係あるかも知れません。
祭りにかかわることで、地域の絆を強めていくのでしょう。
新興の祭りには無い懐かしさを覚えます。