田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

梅林寺の梅はまだ

2018年01月18日 | 日々の出来事

 今年に入って市内各地の寺社を訪れています。この日は梅林寺外苑の梅の開花状況を見に来ました。

 山門と鐘楼です。梅林寺は臨済宗妙心寺派のお寺で、厳しい修行で知られる禅林道場でもあります。

 大庫裏と書院の屋根の大修理が終わり、工事の足場や資材が片づけられていました。正面に庫裏の玄関、左手に方丈の玄関があります。玄関前の松が清々しく、いかにも禅宗の寺らしい雰囲気が漂っています。

 禅堂です。「金剛窟」の扁額が掲げられています。花頭窓が印象的です。以前、早朝7時過ぎに、雲水達が列をつくって足早に町を歩く姿をよく見かけました。真冬でも素足に草鞋、脚絆だったように思います。

 樹齢300年を超す蘇鉄の向こうに、本堂と唐門の屋根が見えます。私がお寺に着いてまもなく、本堂からは鐘や木を激しく打つような音、そして太鼓を叩く音が。やがて読経の声が流れてきました。勤行が始まったようです。

 小学6年生の時に梅林寺でスケッチ大会があり、私はこの蘇鉄がある風景を描いて賞をもらった思い出があります。

 本堂の屋根にある軒瓦。梅林寺は旧久留米藩主、有馬家の菩提寺です。瓦には有馬家の家紋の一つである竜胆車紋が刻まれています。私が子供の頃は、市内の小学校の徽章などに使われていた記憶があります。

 外苑の梅林の梅はまだ小さな蕾でした。代わりに山茶花の花を。山茶花は町のあちらこちらで、いまを盛りと咲いています。

 

 

 

 

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