田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

柳川のさげもんめぐり

2018年03月11日 | 柳川

  各地でひな祭りのイベントが開催されています。柳川ではさげもんめぐりが行われています。

 民家に飾られたたくさんの雛飾りとさげもんです。

 庭にはあちこちに雛人形が置かれていました。雛壇ではなく、自然の中で見るのもなかなか風情があります。

 内裏雛に三人官女

  三人官女

  五人囃子

  随臣

  庭に咲いていた紅梅。花は桃色です。もっと紅い紅梅があります。

 柳川藩主立花邸である「御花」に来ました。西洋館の風景です。この日の空は優しい雲が広がっていました。

 御花はいま改修工事が続けられていて、一般公開部分の雛飾りは例年より縮小されていました。通路にはさげもんが吊るされています。

  さげもんの縁起物を一つ一つをみると、なかなか可愛いです。

  これは人参と大根。

  金魚。

  これは雉でしょうか。

  

  さげもんは女の子の健やかな成長を願って、祖母や親戚が初節句に作ります。

 

 さげもんに柳川まりは不可欠です。福岡県の伝統的民芸品に指定されています。

 大広間には結婚披露宴のテーブルがしつらえられていました。長押の上に飾られている兜は、金箔押桃形兜(きんぱくおしももなりかぶと)で、立花家伝来の兜です。御花はいまは料亭・旅館になっています。

 国指定名勝の松濤園です。名勝としては御花の敷地全体が指定されています。手前左が大広間、向こうがホテル。

 立花家史料館には柳川藩初代藩主・立花宗茂以降の立花家の史料が展示されています。

 「有職雛」と「牡丹唐草蒔絵雛調度」です。精巧なミニチュアの什器が並んでいます。

 「雛調度」です。みなごく小さい物です。いま佐賀の「徴古館」、久留米の「有馬記念館」でも大名家のひなまつり調度品が展示されています。当時、お姫様はこういう道具で桃の節句を楽しんでいたのですね。

 「賀茂人形」です。京都の上賀茂神社由来の木目込み人形で、立花家所有のものは特に小さな人形です。

  御花は川下りの船着場の一つになっています。

  左手の白壁は立花家史料館。「殿の蔵」と呼ばれています。向こうから川下り船が来ました。

  先ほどの船が竹門橋を潜ります。橋桁が低いので乗客はみな臥しています

 船頭は橋に上がって、向こうの欄干から船に飛び乗ります。沖の端付近の川下りコースは幾つかあり、この橋を通る船は少ないです。

 

 

 

 

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2 コメント

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おはようございます。 (takezii)
2018-03-11 08:49:07
柳川の風情と 雛まつりの様子、たっぷり堪能させていただいています。いいですね。
柳川藩主立花邸・・・、ここも 見ごたえが有りますね。
九州の旅、憧れますが なかなか。
九州様のお陰で 旅した気分になってます。
有難うございます。
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こんにちは (九州より)
2018-03-11 17:23:36
柳川はこれからが一番良い季節になります。
川下りも多くの客で賑わいを見せます。
柳川は旧藩主とのつながりが、まだ残っているようです。
私の住むところから近いので、時々出かけて写真を撮っています。
有難うございました。
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