2022年も12月に入り、ようやく海水温も17℃まで下がってきました。
先月まではなかなか20℃を割ってくれず、海の中はまだ夏の魚ばかりでしたが、
ようやく冬らしい気候になり、この土日は本格的に冬将軍が到来しました。
先週、冬タイヤに履き替えて、バッテリーも新品に交換して、今回の出撃に
なんとか間に合わすことができました。
ここへ来る途中の妙高高原にはすでに積雪が見られ、上越市でのアスファルト
舗装道路が凍結していて、スリップして脂汗が噴き出す経験もしました。
ここ数年は、ずっとマコガレイを狙っていて、そのため出撃先は石川県能登半島の
西海漁港と蛸島漁港の二カ所ばかり出撃してます。
とくに珠洲市にある蛸島漁港は距離も遠く、釣り人が少なくて、独り孤独に竿を出して、
真冬のノスタルジックな世界に浸れる場所で、私はここの風景に惚れてしまいました。
今回の出撃先も期待濃厚なこの蛸島漁港に決めてました。
さてと、12月に入ると、北陸の新潟・富山・石川県での釣エサ屋はオールナイト営業
している店が無く、せっかく夜間に移動して朝イチに釣り場に到着できても、
往路の途中で虫エサを入手できないケースに悩まされてました。
この困難な状態をなんとかせねば・・・。
ネットでいろいろ調べてみると、富山県の釣具店には虫エサの自販機を導入している
店が多数見られたので、私が夜間に移動するルートの国道8号線に近いところを
自分で1軒ずつ確認しながら進んでゆくことにしました。
店名はあかせませんが、2店の自販機でアオイソメ500円パックを合計11個購入。
3日AM5:00に蛸島漁港に到着しました。
蛸島漁港に到着して、まず、巻き網漁船団が入港する気配があるのかどうかを確認し、
それから、陽が上れば網干し場での漁協の作業の邪魔にならないかの確認が必要で、
どちらもお休みならば、車を停めて、のんびりと釣りができるよう陣地をつくりました。
1隻だけ大きな漁船が停泊していましたが、動く気配が無かったので、
その前で竿を出しました。
薄明るくなってきたAM6:50ごろからゴソゴソと釣りの準備をして、
AM7:00 スタート。
停車した車の前に、いつもの竿4本を並べました。
昨年から独自に開発したオモリと仕掛けを今年も使用します。
そして、昨年から試行錯誤しながら開発中の「ユムシ代用エサ」を
フグ除けパイプの上までこき上げて、さらに丸セイゴ針にアオイソメを4匹房掛けにして、
ドボンと広角に放り込みました。
あとは寒いので、車の中から竿先を見つめるだけです。
4本の竿を投げ終えて、糸フケを取って、さあクルマでいっぷくしますかぁ・・・
と、クルマのシートに腰かけて、フロントガラス越しに竿先に目をやると、
もうすでに4本の竿先がビリビリ、ピンピン、小刻みに揺れています。
あー、忙しいなあ、どうせフグかチャリコなどのエサ取りでしよ・・・
またすぐにクルマから出て、左から順番に竿を持って様子を伺います。
竿を手に持つと、コツコツ、ピンッ、と小さなアタリだらけで、
空アワセを入れてリールを巻いて仕掛けを回収すると、アオイソメだけ
きれいに無くなっていました。
左の竿から順番に、回収した仕掛けにエサを付け直して放り込んで、
3本の竿を投げ直したところで、最後の4本目の竿に目をやると・・・
4本目の竿先の引き込みだけ大きく揺れ、ゴン、ゴンと力強いアタリでした。
竿を手に持って空アワセを入れてやると・・・ズシッ・・・
かなり重たい抵抗を感じて、竿がしなりました。
これこれ、この感触です。
リールをゴリ巻きしながらも、しかし慎重に寄せてくると、
オモリの後ろに茶色く平べったい魚影を確認、
「よっこいしょ」と岸壁に抜き上げました。
待望のマコちゃんでした。35cmのメスでした。
ハリスを奧まで丸飲みです。
朝マズメの今がチャンスなんだと、すぐに針を結び直して、エサを付け替えて
放り込みましたが、今釣り上げたカレイの処置もしなくてはならないし、
私の動作がバタバタして、興奮して、なかなか落ち着けません。
そんななかで、投げ直した4本のうち2本の竿にまた大きなアタリが出ましたが、
気持ちだけが早ってしまって、空アワセを入れた時に2本とも空振りしてしまいました。
その後、
完全に明るくなってからはアタリも遠のいて、またエサ取りの小刻みなアタリばかりに戻り、
30分間隔でエサを打ち直すだけになってしまいました。
たまーに大きなアタリが出ると・・・
グーフーちゃん ↓↓
キスちゃん ↓↓
お星様 ↓↓ コイツはアタリ出ませんが・・・。
この日はあの忌々しいケムシが全く掛かりませんでした。
それだけでも気持良く釣りができるものです。
この日は雨こそ降らなかったものの、昼前から風が吹き出し、時間と共に風向きが
南西からの激しい強風へ変わってきました。
日没まで頑張りましたが、獲物は朝マズメに釣り上げたマコガレイ1匹のみでした。
さて、日没後は、ひとまず秘密のアジトへ立ち寄って、カレイの下処理を済ませることに
しました。
今年は県内に秘密のアジトを作ったので、その日の晩に、風呂を沸かして疲れた体を癒したり、
温かい晩御飯を食べて、ぐっすり眠ることもできるようになりました。
さらに帰還する場所も都内板橋区から埼玉県深谷市へ移住できたこともあって、関越道を
走っていた片道80km程度の距離を短縮したので、カラダへの負担がかなり軽減されている
と感じます。
秘密のアジトで、飲み込まれた釣り針を回収。
翌4日は夜明け前から強風と雨天で、出撃するのは諦めて、秘密のアジトでゆっくり朝を過ごし、
サンジャポを見てから、深谷へ向けて出発しました。