漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2022.3.10-11 カレイを狙って遠征1日目 石川県能登半島西海漁港

2022-03-12 17:35:46 | 海釣り

もともとカレイという魚は気まぐれで、釣り上げるために忍耐と根性を必要とします。

ただでさえ難しいカレイが、この冬は特別と言っていいほど釣れません。

このまま鹿嶋港へ通い続けても釣り上げる自信が無いし、

どこか他に確実に釣れる場所でないと出撃する気持ちになれません。

確実に釣れる場所・・・能登半島ならば釣れるのでしょうが、

この冬は悪天候続きで雪が深いし、夜道は降雪や路面凍結で神経を擦り減らすし、

ガソリン代は高騰しているし、遠いし・・・。

なかなか遠征する機会がありませんでした。

でも、カレイ師たるものカレイを狙っている以上は征かねばなりません。

3月になり、ようやく天候が緩くなってきたので、能登半島への遠征を企てました。

勝機は今なり。

しかし軍資金が足りません。

なるべくお金を使わない戦略を練りました。

3月9日 昼頃からゴソゴソと準備をして、PM15:00 板橋の自宅を出発しました。

自宅からすぐ国道17号をのろのろ北上。

途中、大宮バイパスの上州屋でアオイソメ10パック(2日分6,000円)購入して、

そのまま国道17号を岡部まで80km北上。

やっとこさ本庄児玉ICから関越道へ乗り込み、上里SAで休憩し、すぐに上信越道へ。

上信越道から長野道へ入り、信濃町ICで降りるまでの180km(4,480円)だけ高速道路を使用。

信濃町ICで降りて国道18号線を上越市内まで50km、上越市から富山県高岡市まで140km、

ここ高岡市でガソリン補給(169円/L)

高岡市から能越道に乗り込んで、目的地の能登半島西海漁港まで70kmで、

総合計520kmの距離を約12時間かけて走破しました。

 

 

 

 

 

3月10日AM3:30 能登半島西海漁港に到着。

天気予報によると10日から快晴で気温が上昇するらしいので、クルマから離れて、

漁港の大堤防の先端を陣取ることにしました。

暗いうちからせっせと荷物を運んで、陣地を構築。

写真のオレンジバケツ二つが私の三脚。

誰も居ませんでしたが、私が来たすぐ後に、金沢から来られたカレイ狙いのおじさん

(写真の黒い人物)が隣に並んで陣地を構築しました。

 

 

昨年の秋から仕掛けを自作していたのですけど、しばらく出撃していないので、

どういうコンセプトでこの仕掛けを自作したのか忘れました。

絡み防止優先で、石鯛用のチューブで遊動にして、27号のオモリを付けてます。

砂ズリの上にはヨリトリゴム、下にはミニケミホタル、そしてフグに噛み切られないように

フロロハリス5号に赤色ビニルパイプ、赤いゴムなどは全てカレイへのアピールです。

 

 

赤いビニールパイプに、赤いゴム、ピンクに染めた鶏皮、甘いバナメイエビ、を付けて、

アオイソメだけでは足りない風味と色を付けて、カレイに猛アピールしてます。

アホなカレイには効果は有ると思います。

賢いチヌには警戒されて絶対釣れません。

 

 

さらに欠点として、ゴチャゴチャした仕掛けなので、空気抵抗が大きく、飛距離が出ません。

 

 

堤防先端の白灯台は漁船がスレスレに通過するし、実際にあまり釣れないので、

先端はわざと空けておきました。

やや手前に陣地を構えたほうが気を遣わず楽チンです。

 

 

写真の黄色い人物はタコ釣り師で、ミズダコを狙っておられました。

ここには10kg級のタコが居るそうです。

 

 

 

AM6:20 朝日が上ってきました。

能登半島のカレイは暗いうちは全く釣れません。

カレイのアタリが出だすのはだいたいAM7:30頃からです。

寒い中で、もうすこしの我慢です。

 

 

AM8:05  

4本の竿をエサを付け替えるために、空アワセを入れながら、巻き取ったときに、

最も右側の竿が、一瞬、根掛かりしたかと思ったあと、すぐに引きずるような重さを

感じました。再度アワセを入れて、リールを巻こうとゴリ巻きしますが、このときに

グイグイと抵抗して、竿が満月のように曲がり、かなりの重量感を感じました。

これは絶対にカレイ当確ですわ。

楽しー、コレ、この重さですよ。しばらく味わってなかったからなー。

リールをゴリゴリ巻いて足元まで寄せてきて、

オモリの後ろに茶色く平べったいものが見えました。

よっこらしょ、

かなり大きいですが、堤防の上に抜き上げました。

 

 

ひっくり返して、

あらっ、尻尾のくびれ部分に黄色いマークが。

 

 

マコじゃなくて、

マガレイですわ。43cm。

 

ほぼ同時にお隣の金沢のおっちゃんの竿も曲がってます。

おっちゃんに掛かってきたのは、なんと46cmの大判マコガレイでした。

マコでいいなあ、羨ましいです。

オレの釣ったマガレイより一回り大きいですねぇ。←写真は無いです。

 

 

とりあえず祝杯で、缶チューを1本空けて、本音が出ました。

うーん、マガレイ君に失礼ですけど、やはりオレもマコちゃんが欲しいです。

 

しかし短いチャンスタイムでしたね。私もお隣もその後はアタリ無く、

無風快晴のコンディションでまったりと時間が進みました。

30分ごとにエサチェックしますが、何も齧られずにそのまま戻ってきました。

水温が低くて、フグの活性も低いのかな?

缶チューだけが進みます。

 

 

 

AM10:50 

左から2本目に投げ込んだ竿先がピクンッ!!と揺れました。

ん? フグか?

30秒ほど待って、再びピクンと揺れた後、ふわーとラインがフケてたるみました。

こ、これはカレイ独特のアタリですよ。

竿を手に取って、糸フケを巻き取り、そこから大きく空アワセを入れたら、

ズドンと重たい感触が伝わりました。

竿が満月にしなって、リールをゴリ巻きしますが、魚はグイグイ抵抗しました。

ええっー? これ、カレイか? チヌか真鯛じゃないの? 

めちゃくちゃ強い抵抗でしたが、足元から浮上してきたのはやはり茶色い魚体でした。

コイツも、よっこいしょと抜き上げました。

 

抜き上げられるのはヨリトリゴムのおかげです。

マコちゃんの腹が汚れているので、コイツは産卵後の養生のために動かずに潜んでいた

ヤツだな。

 

 

 

 

 

本命 マコガレイでした。40cm ジャスト。

 

やりましたわ。じゅうぶん満足してます。

午前中に、種類は違えど43cmと40cmの2枚を手中にできました。

 

 

その後もアタリは出ませんが、カレイは居ると確信しているので、根気強く、粘りました。

 

 

足元のワカメもお土産に持ち帰りたいですが、今日はカレイ狙いに専念です。

 

 

お隣の釣り師さんは朝イチの特大マコガレイのあと、35cm級のマガレイを2匹追加して

PM13:30 帰られました。

 

私はエサがまだまだ残っているし、翌日もやる気満々なので、このまま日没まで

粘るつもりでした。

 

暖かいし、かなり花粉が飛んでますねぇ。

マツキヨ特製の鼻水止めカブセルを飲んでますから、大丈夫ですけど、

 

 

朝方に缶チュー3本飲んでほろ酔い気分でしたが、午後からは酔いも覚めて

漁師モードで半端ない集中力で頑張ってます。

12時間運転してきて、午前中ほろ酔いだったのに、午後からギアアップして集中してる

のが、我ながらほんと恐ろしいです。

 

 

PM14:05

1匹目と同じいちばん右へ投げ込んでいた竿に、グーッと竿先を抑え込むアタリ発生。

竿を持って、リールを巻くと、これもまた強く抵抗して、

 

マガレイ 34cm (3匹目)ゲットしました。

 

 

 

 

さらに

 

PM14:25 

アタリは出ませんでしたが、エサチェックのために竿を持って空アワセを入れてみると、

右から2番目の竿にも、重量感を感じました。

コイツもかなり強く抵抗しましたが、寄せてきて、抜き上げて、確保しました。

 

マガレイ 35cm (4匹目)ゲットしました。

 

 

 

 

このあと、

PM16:45  納竿の間際にも、いちばん左の、超近投の足元へ落としていた竿からも、

マガレイ 36cm (5匹目) をゲットしました。

 

 

 

PM16:45 終了しました。

 

3月10日 (1日目)の釣果

マガレイ  43cm , 36cm,  35cm , 34cm

マコガレイ 40cm

 

釣り道具を仕舞って、次なるポイントへ向う予定です。

 



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