漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2019.09.13 初めての場所は小さいのばかり  茨城県涸沼川

2019-09-15 09:36:14 | 海釣り

思えばまともに投げ竿で夜釣りをしたのは6月の袖ケ浦釣行が最後で、

タコを追っかけたり、貝堀りに夢中になったり、・・・

釣りらしいことをするのは3か月ぶりです。

今週はずっと、あーっ、竿を振りたい。ズッシリと重いヤツを釣りたい、

という衝動に駆られておりました。

でも海は台風15号の影響が出てるからダメかな?

くるま横付けにして、どっしりと腰を据えて、貫徹で夜釣りできる場所は、どこかないかな?

とグーグル地図を見ながら、涸沼周辺のポイントを調べていると、・・・

涸沼川のポイントで、まだ一度も竿を出したことのない場所で、なかなか景色の良さそうな

ところを発見しました。

3連休前の金曜日ですが、いてもたってもおられず、仕事を午前中に済ませて帰宅し、

帰宅後すぐに首都高速に乗り込んで常磐道を北上しました。

大洗ICで降りて、夕方には涸沼川の目指すポイントに到着しました。

 

初めて来たポイントですので、あちこち観察しました。

 

まずは竿を出したい場所ですが、涸沼川の流れがカーブにさしかかって、

ざわざわと乱流になっていて、なにやら大物が潜んでいそうな雰囲気があります。

 

 

 

 

足元には蛇籠が沈められており、よく見るとその中に、小さな磯カニが沢山いました。

 

とっても魅力に思える場所ですが、車は横付けできません。

駐車スペースもありません。

このポイントの背後は狭い道路と田畑で、すぐ横に民家もあり、夕方に到着した時には、

この田畑でご主人が作業されておられました。

挨拶をしていろいろ訊くと、ご主人から、このあたりの駐車場所や、川の底の形状などを

丁寧に教えてくださいました。

御主人に言うには、この日午前中に入っていた釣り人は、昼前に30cmほどセイゴを4匹

釣ったそうで、スズキの大きいヤツは居ない、とのこと。

近くに1台だけ駐車できる場所を教えてもらい、車から降りたときに、やぶ蚊がぶんぶん

飛んできたので、まずは虫対策から考えました。

 

 

さてと、釣りの陣地を築きましょか。

三脚を2つ立てて、竿4本体制で、太目アオイソメをチョン掛けにして、

ドボンッと川の中ほどに放り込みました。

川の中程は思ったより水深がありました。投げ込んだオモリが着底するのに数秒かかりました。

この場所から右前方向は川底が牡蠣殻だらけで根掛かり必死です。

ご主人が教えてくれたとおりでした。

正面から左寄りは根掛かりは少ないですが、浅いです。

 

ものすごく良いポイントのように見えますが、まさか苦労の連続になるとは・・・トホホ。

投げ込んだ正面には、水面がザワザワ、バシャバシャ、してますが、アタリが出ません。

 

 

 

 

陽が暮れてきました。

気持ちだけはやる気満々です。

慌てない慌てない・・・ そのうち来るでしょう。

 

私の釣り座の左側に、地元ハゼ釣り老人が入られました。

柔らかいヘラ竿にタナ1.5mぐらいで、落とし込みフカセ釣り仕掛けのようでした。

蛇籠の間や、沈みテトラの穴を探っておられましたが

あまり釣れてませんでした。

ハゼ釣りは年々難しくなっているようです。

 

 

 

綺麗な夕焼けです。

感動の景色です。

 

 

今夜は中秋の名月です。大潮です。

潮は引き始めて、水没していた蛇籠が頭を出してきました。

 

 

日没後、完全に暗くなってから、穂先に初めてのアタリが出ました。

大した手応えもなく寄せてきたのは・・・

 

ちっさいセイゴ。ほんまちっさ。

そのあと連続して掛かってきたのも・・・

 

かわいいのう。

あのね、逃がしてあげるから、キミのおとーさん、おかーさん、釣れてきなさい。

と言ったら、・・・

・・・

・・・

ハゼ君がきました。

シーバス一家と無縁なヤツ。

 

 

この日、潮が引いて水面が下がってくると、根掛かりが頻発しました。

仕掛けのPEラインやヨリトリゴムが底の牡蠣殻にスパスパ切られて、天秤も取られて、

ものすごい消耗戦でした。

釣れてくるのは相変わらずのリリースサイズばかりです。

日付が変わるころ、栃木から来たルアーマンが現れたので、

少しお喋りさせていたたせきました。

そのルアーマンによりますと、梅雨が明けるまでは大きいスズキ級が沢山居たそうですが、

暑い夏になってから大きいヤツはどこかに行ってしまったそうで、

涸沼周辺の何処で釣りをしても、今は30cmぐらいのチーバスばかりだそうです。

 

 

 

その後、干潮の潮止まりから満ち始めたAM3:30まで粘っておりましたが、

「ここには大きなヤツはおらん。」と判断。

ちょうど雨が降り出してきたので、終了しました。

 

なんとか「食べられるかなー?」と思った5匹と、針を飲み込んだハゼ君を持ち帰りました。

 

 

ものすごくフラストレーションが溜まった釣行でした。

釣り侍さんで買った太目アオイソメ4パック(2000円分)のうち、

1パックは夜明けのチャンス用に残しておいたのですが、持ち帰りました。

 


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