このまえ2020.5.27に10年ぶりに奥只見湖へ出撃したときは、
国道352号線が冬季閉鎖されたまま、まだ開通されてなかったため、
銀山平から一歩も進めずに、不本意ながらおめおめと引き返してきました。
諦め切れずに2020.7.2に出直して、再度出撃することにしました。
10年前に見つけたあの場所から、投げ竿で、ドバミミズをぶっ込んで
大物を釣り上げてやろうと、ずっと考えていて、それを実行に移したわけです。
思い起こせば10年前・・・
10年前の2010.9.11、フライロッドのみ持って奥只見湖へ初めて出撃した私は、
ぜんぜん土地勘が無く、まずは奥只見湖の概要を知るべく、
湖周のぐにゃぐにゃ低速カーブだらけの道をさまよった結果、
ある開けた場所にたどり着きました。
そのとき思ったのは、いつかこの場所から、投げ竿を立てて、ぶっ込み釣りで
何かデカいヤツを釣るために再び来てやろう・・・そう思ったのでした。
10年前に訪れた時に見つけたポイント↓↓
林道の縁石から水面まで障害物は何も無かった↓↓ 過去の写真↓↓
過去ブログ記事 https://ossan53.exblog.jp/25592582/
あれから10年経ってしまったのか。
この場所を目指して再びやってきたのでした。
えっとですね、地図でその場所を示すと・・・
ここなんです。ここなら林道を占拠して、投げ釣り三脚を立てても、
ほかの車の往来に邪魔にならないでしょう。
そう思ったのですよ。
クルマ横付けの場所からブッ込んで、待っている時間はBBQでもしながら、
ゆっくり時間が流れてゆくのを楽しみましょう。
そう思ったので、前週からいろいろと準備しておりました。
さて、2020.7.1 PM10:00 板橋の自宅を出発しました。
今回も単独で行動するつもりでしたが、
私の勤務先の先輩が「40年ぶりに桧枝岐村へ行ってみたいから是非とも同行させてくれ!!」
と懇願されたので、助手席に先輩を乗せて、おっさん二人で出発したのでした。
この先輩のおっさん、これまで釣りなんてしたことがなく、時間があればただひたすら、
ずっと酒を飲み続けて、現実逃避の夢の中で日々を過ごしている
「猩々タヌキ」みたいなおっさんですが、まあ、人畜無害なおっさんなので、
道中の眠気覚ましの話し相手として、また、にぎやかしで、一緒に連れてゆくことに。
川口市赤山でこのおっさんを拾い、外環道から関越道に乗り継いでひたすら北上、
雨天の中を片道250kmの距離を夜間走行しました。
小出ICで降りたのが7月2日AM1:00。
前回と同じく小出ICを出てきたところのセブンイレブンで遊漁券を2枚購入しました。
まあ、いちおう、ヒマ潰しのルアーロッドも2本用意してきたことだし、
ひょっとしてこの酒飲みおっさんがロツドを持って遊びだすかもしれないから、
そのときは誰からも文句言われないように2枚購入しました。
ずっと助手席で飲んでた酒が切れてしまったので、さらに買い足す先輩おっさん↓↓
遊漁券を購入して、国道352号線から、とっても怖いバイパス道路のシルバーラインへ。
ずっと降り続いている雨の影響でトンネル内も濃霧がこもって、
ぜんぜん前が見えません。
あの関越トンネルでも長さ10kmしかないのに、このシルバーラインの怖いトンネルは
銀山平まで14km、奥只見ダムまで20kmも続いてます。
前が見えないので徐行して、我慢と忍耐の運転が続きます。
しかもトンネル内で工事のため片側交互通行区間も在るし、
トンネル天井からポタポタと水か垂れ落ちているし・・・。
銀山平にAM2:00到着しましたが、さあここから352号線のぐにゃぐにゃ道を
真っ暗な深夜に通行することは危険すぎると思ったので、
いったん奥只見ダムまで進んで、ダム下の観光駐車場でAM4:30まで仮眠することに
しました。
夜が明けてから、湖周の狭い国道352号線を銀山平から尾瀬口へ向けて、
徐行運転で進むことに。
銀山平から90分かけて約35kmの行程を進み、10年前に見つけたあの場所に到着しました。
が、
しかし、
BUT、・・・ ・・・
あれれ、竿を出すにはちょっと・・・。
この10年の間に、木々は生い茂り、足元のブッシュは高く成長して、
風景はかなり変化しておりました。
それでも、ひるまずに、わずかな隙間を見つけて、三脚を立てて、
投げ竿4本をぶっ込みました。
どう見ても無謀です。
AM7:30 無理やりぶっ込み釣りをスタート。
エサは先週に荒川河川敷の草むらから採取した東京産ドバミミズです。
丸セイゴ15号に2匹掛けして放り込みました。
たぶん奥只見湖で三脚立てて投げ竿でぶっ込んだヤツは、
後にも先にも私ぐらいではないでしょうか?
しかも立ちはだかる木々や足下のブッシュがあるにもかかわらず、
無理やり投げ込むヤツなんて他にいるでしょうか?
4本の竿を投げ込んだ後は、BBQの準備に取り掛かりました。
えっと、そのまえに、虫よけです。強力な赤香取です。
この日は未明に雨がやんで晴れ間が拡がり、
日差しが半端なく真夏の太陽みたいだったので、日除けターフも掛けて、
さてと、火起こしにかかります。
最近、私がハマっているのがコレです。
太陽が出てきて、暑くて、汗ダクです。
ここへ到着してから、私ばかり活動しておりますが、・・・
おっと、先輩おっさんを忘れてました。・・・様子を伺うと・・・
飲み過ぎて、討ち死にしておりました。↓↓
そりゃ昨夜から飲み続けていたらそうなるやろ!!
あんた、いったい何しに来たんや?
まあ、私もやっとこさいっぷくです。
自然の香りが落ち着きますねえ。
ふと、竿先を見ると、トンボが休憩しておりました。
野生のアジサイにアゲハ蝶が寄ってきたりして、ほんとココロが洗われます。
のほほんとしたのもつかの間、
なんと、
ぶっ込んだ竿がアタリました。
竿を持って、しゃくってみると・・・ぐいぐい抵抗がありました。
問答無用でリールを強引にゴリ巻きして、寄せてきて、
魚ごと足元のブッシュから引き抜こうとしました。
が、・・・
見事にブッシュに引っ掛かりました。抜けません。←そりゃそうだろバカ!!
しょーがないので、私が下まで降りてゆきました。
ブッシュをかき分けて、仕掛けを回収しに向かいました。
どうにか道糸のPEラインをたどって仕掛けを回収しましたが、
あれっ?魚が付いてません。
おかしいな、確かに魚が付いてたぞ。何処行ったんや?
周辺を探すと、傷だらけのデカいフナががれきの上で跳ねてました。
うわっ、すまん、ゴメン!! 悪いことしたな。
リリースしたら、なんとか深いところまで泳いでゆきました。
やはり無茶だったか。
かわいそうなことしてしもた。
この20分後にも、再びアタリ発生。リールを巻きながら縁石の上から見ていると、
先ほどより小さなフナが掛かっていました。
今度はブッシュの中を引き抜くのはやめて、私が再び水辺へ降りてゆきました。
今度は自然に針が外れたらしく、逃げられて、
私が下りた時には仕掛けは素バリでした。
釣れた魚がイワナやニジマスでないにしても、
投げ込んで1時間に2度もアタリがあって、
やはりドバミミズは効果があると思いました。
このあと、AM9:30過ぎから強風が吹きだして、道糸のPEラインが横に流されて、
流木や立ち木に引っ掛かってトラブルが連発したので、継続不可能。
AM10:30 終了。
BBQの炭火も片付けて、AM11:30 現場を撤収することにしました。
山の天候は変わり易く、朝方は真夏の陽気で汗ダクだったのですが、
昼前には曇ってきて霧雨になりました。
来た時と同じグニャグニャ道をのろのろ走って銀山平まで戻ってきたら、
すっかり雨天になっていました。
7月以降になると、釣り人は沢の奥へ向かったり、エンジン付きボートでトローリング
したりするので、河川のインレットでもオカッパリから釣る人は居なくなるので、
次回もう一回、銀山平の周辺で、ぶっ込んでみたいと思いますけど、・・・
その次回というのは、いつ?
・・・
・・・
うーん、
・・・ また10年後かな。