一酸化炭素中毒か キャンプ場で4人搬送 (8月15日 北海道放送)
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15日未明オホーツク海側の紋別のキャンプ場で4人が病院に運ばれました。
警察は一酸化炭素中毒とみて詳しい原因を調べています。
15日午前5時半過ぎ紋別のキャンプ場「紋別ベイエリアオートサイト」で「(家族が)一酸化炭素中毒の症状のようだ」と釣りから戻ってきた父親から消防に通報がありました。
警察と消防によりますとキャンプに訪れていた家族6人のうち4人が病院に運ばれこのうち30代の母親と10代の長女が自力歩行ができない重症です。
「夜中から気持ち悪いと言ってここを通って行ったらしい」「運ばれたのを見たのは小さい子1人と女の人1人」(キャンプ場利用者)
テントのそばでは閉じられたタープの中に炭火が残っていて警察は一酸化炭素中毒とみて詳しい原因を調べています。
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「寒かった」キャンプの家族4人が一酸化炭素中毒か (8月15日 テレ朝news)
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北海道紋別市にあるキャンプ場で家族4人が病院に運ばれました。警察は一酸化炭素中毒とみて原因を調べています。15日午前5時半ごろ、紋別市のキャンプ場でキャンプに訪れていた男性から「家族が一酸化炭素中毒のようだ」と消防に通報がありました。テントには男性の妻と10代の娘3人がいて、このうち妻と長女は重症ですが、全員、命に別状はないということです。
キャンプ場の利用客:「きのう寒かったです。雨も降っていました」「(Q.(テントに)暖を取るものを入れたいと思った?)寝る前まではやってたけど、危ないので寝る前は消していました」テントのそばには使用済みの炭が残っていたということで、警察は家族がテントの中で炭を燃やして一酸化炭素中毒になったとみて調べています。
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おそらくテントの中で炭を使って暖を取っていたかお湯でもわかしていたのだろう。
昔は、どこの家でも火鉢や練炭が置いてあって、普通にそれでお湯を沸かしたりしていた。
換気扇があったし隙間が多い昔の家とはいえ、定期的に換気をしたり窓を少し開けていたりした。
それでも一酸化炭素中毒が怖くて、たまに少し頭痛がしてきたりすると大急ぎで窓や扉を開けたものだ。
もちろん寝る前には完全に火の始末をしてから寝るのが当たり前だった。
キャンプブームでは炭を使うことが多い。
ガスや灯油に無い楽しさもあるし、BBQや煮炊きには案外便利なものだ。
しかし炭の扱いは不慣れな者も多く、キャンプ場では炭を熾(おこ)すのに手間取ったり、
使い終わった炭に水をかけて、そのまま木の根っこなどに捨てて行くバカもいる。
炭は土には帰らない。残した炭は持ち帰るのがマナーである。
火が消えない炭を、暖かいからと、そのまま暖を取るためテントの中に入れる者もいる。
炭は一酸化炭素を少なからず発生するので自殺行為なのだが知らない者もいるようだ。
一酸化中毒は、軽い症状だと頭痛がし始めて気がつくが、
寝ている間の一酸化炭素中毒はすこぶる危険で、そのまま死んでしまう危険がある。
私も大昔のキャンパーだが、炭は屋外でしか使わなかった。
炭は完全に燃えつきるまで使ったし、もし残ったら消し炭にして持ち帰ったものだ。
炭の特性も知らずに炭を使うなと言いたい。
そもそも炭に限らずテントの中で火の気を使うのは自殺行為だ。
こんなことで死なれたら迷惑も良いとこである。
「私だけは大丈夫」などと思わないこと。
「知らなかった」で死んではならない。
今は、ネットで、電池式の一酸化炭素検知器が安価で売られている。
私も自宅の工房に灯油ストーブを使っているので安いものを買って工房の壁に掛けている。
今年の秋にでも独り車中泊キャンプをするつもりだが、これを外して持っていこうと思っている。
キャンプに行く人は、必ず一酸化炭素検知器(一酸化炭素警報器)を購入して欲しいと思う。
(昨年買ったもの、たしか2000円もしなかったと思う)