お疲れ様です。
今日は先日の動画続きです。
動画の真ん中くらいです。
「欲望の経済史、ルールが変わる時」の
「第三回 勤勉という美徳 ~宗教改革の行方~」
今回もなかなか難しい~
「ルール」を検索すると
ルールとはラテン語の「rēgula」が語源で、
「木の棒」を意味するそうです。
そしてのその「木の棒」が「物差し」、
そして「基準となる物」最終的には「規則」
って意味になっていくようです。
では「ルール」はどのようにして作られていか
って考えてみると
わたし的には、
その時の状況に人間の感情が作用して
作られていくような気がします。
その人間の感情には大きく関わるもの
その一つとして「宗教」があげられると思います。
なんか経済って「宗教かも」って思ってしまったくらいです。
動画のなかでは
「プロテスタント」と「カトリック」の話が出てきます。
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「カトリック」では秩序が重んじられ
社会が動かないことを良しとします
「プロテスタント」は社会の発展を望みます
”働くことに誠実であれ
ちゃんと出勤して勤勉に働かねばならない”
”他社の利益にも献身的であれ”
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そして「プロテスタント」の考え方によって
「勤勉」の価値が信じられるようになりました。
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「天国に行くか、地獄に行くかは
生まれる前に神が決めてしまっている
努力してもそれを変えられない
また、それを知る手段もない」
だったら、何に救いをもとめるか
自らの仕事を神から与えたれた使命とし
天職で成功するとが、神様から選ばれた可能性を示す
唯一の道と考えた
休みなく働くこと
働かずに食べてはならない
有り余った富は教会へ寄付することが良しとされた
そして、プロテスタントは富を蓄えて良しとされた
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そして、蓄えた「富」の使われ方が変化してきます
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富を蓄えたら己に使うのではなく投資せよ
自分の為だけにお金を使うのではなく
投資によって雇用を生んだり
公共の利益のために
富を還元する必要がありました
富裕層が「投資する」という役割において
社会に貢献するのです
それは当時、とても新しい考え方でした
富を持つことは恥ではなく
むしろ誇りにして良いのだと
社会の意識が変わり始めたのです
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ここで大切な役割をはたしてくれたのが
アメリカの独立に関わった
「ベンジャミン・フランクリン」です。
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全ての人間は生まれながらにして
平等につくられている
生命、自由、幸福追求の権利がる
フランクリンが体現してみせた勤勉さは
欲望を満たすための手段ではなかった
むしろ、倫理的な生活のルールと蓄財そのものが
自己目的化した生き方
それこそが時代を画する資本主義の精神だったのだ
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そして聞いたことある格言
ルールが上手く動くための重滑剤でしょうか
「倫理観」大切だと思います。
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飽くほど食うなかれ
酔うまで飲むなかれ
物は全て所を定めて置くべし
仕事は全て時を定めてなすべし
時間を空費するな何か益あることに
従い無用の行いは断つべし
時は金なり
天は自らを助けるものを助ける
チリも積もれば山となる
・・・
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そして、もう一つ
押さえておくべきこととして
アダムスミスの考えです。
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スミスは安全保証を懸念する重商主義者が
絶えず戦争を起こす状況に気付いていました
更にナショナリズムに囚われてはいけないことも
行き着く先は帝国同士の対立です
植民地を増やそうと競争し収益を増やし
黒字を目指す過程で
戦争が避けられなくなるのです
スミスは帝国間の争いだけでなく
植民地が起こす反乱もあると主張しました
重商主義という名の帝国主義を推し進めた末に
支払うことになるコストを
見抜いていたのです
富の収奪とそれが引き起こす戦争のサイクル
スミスが説いたのは
グローバルな競争によって富を獲得する
欲望のありかたからの脱却だった
すなわち、労働によって価値を生み
工場やマーケットの人々の活動の場で富を増大させるべきだと
説いたのだ
それは、これまで疎かにしていた国内での足場をかためる
大胆な政策の転換だった
土地を改良し分業をすすめ、生産性をあげる
その上で価値ある商品を自由に売買し富を得ること
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続いて、今後についても語られます。
この言葉には、少し不安が残ります。
ですが、変化の過渡期なので
心構えはしておきたいと思います。
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これから我々が向かう世界は
とても興味深い世界です
あなたの働きぶりがコンピュータにも
ロボットにも代替えできないことを
証明する必要がある
人間には二つの長所があるとする
興味深い研究があります
一つは数学的思考を
コンピュータを駆使できる能力
もう一つは社交性
共感を持って働けること
社交性とは
まさに今の私たちにあてはまります
アイコンタクトで
理解しようとほほ笑みあう
研究でわかったことは
将来成長する職業とは数学的思考に強く
かつ社会的共感力を必要とするもの
いちばん見込みがないのは
そのどちらの能力も使わない職業です
つまりデジタル化の社会では
ただルーティンだけを繰り返す勤勉さや
言われたことだけをすることが
いちばん存在を脅かされるのです
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それと、この発言は
日本人として気になります。
今後の課題として認識しておきたいと思います。
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「過労死」という言葉があるよね
これは大変なことだ
家族が飢え死にしそうなら
大黒柱として家族を食べさせるため
がむしゃらに働くのは理解できる
しかし正解で最も裕福な国の一つ日本で
これが起きているとは、ななぜだろう
おそらく”人は成長しなければならない”
”経済は成長しなければならない”という
奇妙な考えに起因している
その考えは間違っている
もっと別の成長をすればいい
芸術、友情、精神面などでね
人類が成長すべき分野は他にたくさんある
数字では表せないものもある
たとえば友情の成長率は計算できない
そうした豊かさよりも
働くことが優先されるとすれば
とても残念なことだ
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なんか、動画の抜粋
ばかりで申し訳ないです。
変化していく資本主義
今回は「倫理観」と「欲望」のバランス
これが崩れた時
進歩は私達から幸せを奪うもの
になる可能性があるなあ・・・
なんて考えさせられました。
本日も長文失礼しました。
※リンクの動画は先日と同じです。
欲望の経済史2018 ルールが変わる時 全話
一休みに今日の一曲もリンクします。
Oasis - Stand By Me (cover) - (KANAZAWA Rock Bar Sturgis)
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