さくら日記でございます。

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「第四回 技術が人を動かす ~産業革命からフォーディズムへ~」

2018-03-08 21:56:24 | 「経済」


お疲れ様です。
今日もがんばって昨日の続きの動画を見ました

技術の進歩が経済活動に与えた影響です

まずは「産業革命」がはじまりました
動画では
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産業革命は資本主義そのものです
それ以前にも資本主義社会は
点在してましたが小規模でした
封建制の社会だったのです

封建制と資本主義には大きな違いがあります
封建制を特徴づけるのは
「集団」のあり方です
頂点には領主がいて
その支配下に多くの農民がいました
彼らは自由に仕事を選ぶことができません

一方、都市にもそれと似た集団がありました
ヨーロッパの手工業者たちです
親方がどの職人にどのくらい製品をつくらせるか
生産の決定権を握り
職人たちが従っていました

しかし産業革命から資本主義が
本格的に始まりました
封建主義の社会を根本から破壊し
新たな社会に変化させたのです

それは機械や技術への投資によって
経済成長を生み出すシステムです
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そして革命によって社会へと富が広がります。
進歩です。
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産業革命は労働者を犠牲にしたという人が多いですが
統計に基づいて分析すれば違います

競争によって物の価格は下がり
最終的に利益を得たのは労働者でした
イギリスでは1800年からの100年間
労働者の生活の質は最も上がりました
歴史上で最も大きく向上したのです

社会全体に富が行き渡った要因は
織物産業です
19世紀イギリスでは、2000もの会社が競争し
利益は消費者に還元されたのです

資本家がイノベーションによって
莫大な富を蓄えたなら
今日のイギリスには私営の財団や私立大学が
もっと存在してしかるべきです
だがそうなっていない
資本家や発明家は暴利をむさぼるどころか
利益を社会に還元したのです

イギリスの産業革命は
いわば民主的な革命でした
機械化によって
人々の雇用が奪われると心配されていたわりに
実際はそうしたことは
さほど起きていませんでした
産業革命は従来考えられていたスピードより
緩やかな変化だったのです
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ですが、進歩ばかりではありません
社会的な問題もあります。
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産業革命をきっかけに
世界に大きな格差が生まれたことは確かです
20倍に収入が増えた国もあれば
産業革命以前より貧しくなった国もあります
アフリカの一部の国や、バングラディシュなどです
貧しくなってしまった原因の一つは
近代的な医療です
アフリカでは女性は平均6人の子を産みます
産業革命以前は
成人まで生き残れる者は、そのうち2人ほど
したがって1人当たりに
十分な土地が割り当てられました
しかし医療品が安く手に入るようになり
6人のうち5人が生き残れるようになると
1人あたりの土地が減り
生活水準が下がる一方です
皮肉なことに技術の進歩が
一部の人々の暮らしの質を悪化させたのです
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そして、その波は広がります。
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ベルリンには当時
国王が出資した産業研究所がありました
聞こえはいいですが
実態はイギリスの機械を盗んでいました
イギリスは機械の輸出を禁じていましたから
何らかの手段で密輸していたのです
そして研究所で模倣し
関心を示した企業に分け与えました
ドイツは国をあげてありとあらゆるものを
イギリスから盗んだのです
紡績機械に始まり、鉄道、そのためのコークスの製造
鋼の精錬法など全てです
1870年までにイギリスを模倣し尽くし
ついに同じ水準に達しました
そして独自の開発を始めたのです
例えば科学、光学、自動車、航空機、ラジオなど
ドイツの発明です
日本も模倣、開発という
同じプロセスをたどりました
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その流れのなから
「フォーディズム」が生まれます。

フォーディズムとは
ヘンリー・フォードが自社の自動車工場で
行った生産手法、経営思想のことです。

技術の進歩によってみんなが豊かになる
サイクルですね
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賃金に考えてみよう
低賃金の労働者とは、購買力の低い顧客のことだ
失業者とは購買力のない顧客のことだ
購買力の減少は不況をもたらす

賃金の引き上げは、すなわち購買力の増大
居客の増大を意味する
事業の目的は消費者への供給だけではなく
消費者を創造することにある
人々が求めているものを理解し
適切な価格で生産、その過程で充分な賃金を支払う
労働者が車を買えるようになってはじめて
顧客は創造される
従業員はその企業を支える大衆の一部なのだ
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そして労働者から消費者へ
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資本主義社会の核となる原理は
大量の消費財によって、けん引されるということです
例えば億万長者が特注の高級ヨットを購入し
黄金の給水栓を職人に作らせたとします
これは非常に効率の悪い方法です
かつて君主が
職人に馬車を手作りで作らせていたのと同じです
これでは大量生産、大量消費を促す
資本主義のメカニズムが機能停止に陥ります
たった一隻のヨットを権力者に作るために
技術を開発する必要はありません
つまり資本主義における技術革新は
共通のニーズを持つ顧客の巨大マーケットがあって
初めて実現されるのです
労働者に賃金が支払われず、購買力がなければ
この技術革新自体が機能しないのです
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そして話は現代へと続きます。
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予測では今ある職業の5割近くが
機械に雇用を奪われるでしょう
長期的に失業をもたらし、短期的には
より安い労働市場へシフトしていくでしょう
まさに今、イギリスで起きています
製造業の雇用がなくなり、人々は労働集約型の
所得の低いサービス業へと移りました
長期的には人々の労働時間は減るでしょう
週40時間の労働が半分にまで減るかもしれません
あのケインズが1930年代に予想したことです

AIによる自動化が進んでいますが
市場の競争に任せて進んでゆく必要はありません
労働者の代わりにAIを導入する企業には
政府が課税してコストを上げ
変化へのペースを遅くすることもできます
今後50年間こうした技術による自動化が
大きな社会問題となることは間違いないでしょう
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そして締めくくりです。
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ロボットのように
同じことを繰り返す労働者は
人間性を奪われた状態にあります

1968年の五月革命で
資本主義社会が最も批判されたのはその点でした
労働者に反復作業をさせ
人間をロボット化しているのです
今では皮肉なことに
その声が聞き届けられたのか
新たな技術のおかげで
人間の反復作業は消えつつあります
代わりに想像力を追い求めることが
人間の新たな義務になったのです
マルクスの言葉にならえば
人間の想像力が搾取されているのです
かつての搾取が
また別の搾取へと移行したに過ぎません
そこには相変わらずストレスがあります
剰余労働つまり搾取はまたも
最大限まで押し上げられています
かつて労働者から搾取されていたのは体力でした
今、人々から搾取されているのは想像力です
ある意味では進歩したといえますが
矛盾を抱え極端な状況を生んでいることに
変わりはありません
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そして、これが動画の最初の部分の言葉
ここに繋がってきます。
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タクシー会社で雇用されなくなった人が
どうなるか考えてみよう
仕事を失った人は他の仕事へ流れます
例えば鉄道の仕事
それがなければ高速道路の仕事
それもなければ高速鉄道という具合
私たちが常に追い求めているのは
「効率化」なのです
経済学でいうところの生産性です
労働力はそのままで成果物だけが増える
そうして利潤と成長をもたらす
追求しているのは創造的破壊です
効率的ではない古い産業を
いかに駆逐するか
市場は需要と供給で動きます
成長するビジネスは規模の効果に後押しされ
新旧の交代が起こるのです
まさにイノベーションです
それが消費者をハッピーにします
私の動機は勝ちたいという気持ちです
革新的なビジネスを起こし社会を変えたい
単に経済に衝撃を与えるだけにとどまりません
大げさだと思うかもしれませんが
僕らは確信しています
今起きている変化は、人類という種の進化だと
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「効率化」「大量生産」「大量消費」
私たちが当たり前に信じている
幸せへ向かう方程式
ほんとうにあっているのでしょうか?

人間が生きていくために
ちょうど良いころあい
なんて、ないんですかね
あったとしても、そこで我慢できるのでしょうか?

急速に変化していく世の中で
インディアンの言葉では
「7世代あとの人たちの事を考えろ」
ってのがあったような気がします。

当たり前の世の中について
考えさせられました。

今日も抜粋ばっかりで、申し訳ないです。

※リンクの動画は先日と同じです。
欲望の経済史2018 ルールが変わる時 全話


そして、今日も最後に一曲ご紹介です。
While My Guitar Gently Weeps(cover) - (KANAZAWA Rock Bar Sturgis)

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