【門間】
平成22年12月19日当社ホームページリニューアルに合わせ、スタッフブログがスタート…2ヶ月が過ぎた。
昭和21年生まれの門間です。
ブログ世代からは遠い存在と思ってきただけに、順番が回ってきてしまい重い腰を上げました。
さて、「何を…」と思い、最近読んだ本を思い付いた。
月に1冊も読み切らない私が数日で読み切った程の本です。
その本は、定年退職した男の悲惨さを描く小説渡辺淳一著『孤舟』である。
主人公は大手広告代理店の常務執行役員を最後に、関連会社への再就職を断り退職した。
妻にとって『常務』の時代は朝早く出て夜遅く帰ってくる稼ぎの良い亭主で、自分は日中自由に時間を使って友人とのつきあいも出来ていたのです。
それが定年退職した途端、一日中家の中で額をつき合わせ、外出しようとすると「どこへ行く」「何時に帰ってくるんだ」と聞く亭主に妻はうっとうしくて仕方なく、うんざりなのです。
亭主と妻の口論が絶えない日々が続くと、同居していた長女も家を出て行ってしまいます。
その後、妻までもが「これ以上一緒にいられない」と出て行ってしまう。
残されたのは主人公と犬のコタローだけ。
退職後の主人公は毎日やるせなくみじめそのものである。
この続きを知りたい人は手にとって読んでみて下さい。
50代のサラリーマンにはお勧めしますが、30代・40代の働き盛りのサラリーマンの方が読むと不安がつのるのでお勧めしません。
また2ヶ月後までには何かネタを見つけようと思っています。
以上、門間でした。