先日、吹雪の夕方、帰宅の為東二番丁でバスを待っていた。
バス停前のビルは高齢者、身体障害者等が円滑に利用できるよう、ひとにやさしいまちづくり条例による施設整備マニュアルに沿って建物入口にも歩道と同様、視覚障害者誘導ブロック(点状ブロック、線状ブロック)が敷設されている。
うす暗くなっている中、目の不自由な若者が赤白の杖を頼りに一旦、ビル入口に向かっていき、戻って来る様子が目に入った。
とっくにビルは閉まっているのにと思いつつ見つめていました。
バスに乗りたいけれど歩道の誘導ブロックの雪が踏みかためられ、右・左がわからず難儀しているようです。
そこに、バスから降りたった老夫婦が彼に声をかけ、手をつないでバス乗降口に案内してくれたのでした。
彼も老夫婦に感謝し、何とやさしい心の持ち主なのだろうと感心しつつ、傍観していた自分を恥ずかしく思います。
バス停留所は施設整備マニュアル通りの誘導用ブロック、注意喚起用ブロックが敷設されていることを知りました。
また、ビル所有者も条例があるから仕方なく附置するのではなく、理念を理解するとともに、日影は特に高層建築物に因るわけなので、少なくとも、この季節歩道の除(融)雪に心がけるべきと思います。