このところ暖冬つづきだったが、今年は東北の各地では数年分まとめて降ったと思われる豪雪で大変苦労されている。
先日の河北春秋に東北新幹線新青森駅の待合室に関し、設計者は本物の青森の冬を知らなかったに違いないとか(JR東日本村上さんごめんなさい)、被災地の仮設住宅も建設時に隣の音や結露、断熱の問題に配慮が及ばなかったという指摘がありました。
頭で考えたことが実態に合うとは限らない。
想像力を欠いていたと、今後、自分のこととして戒めていきたい。
私も勘違いをしていたことがあります。
高校時代冬山の合宿では冬用テントだけでも沢山なのにスキーを担いで行く。
半分は登りなので滑らないようシール(アザラシの皮)をスキー滑走面につける。
食後の団欒は合唱、「シーハイル」もその一つでした。
歌唱は冬も夏も区別が無かった(いつも同じ曲目)。
歌詞は先輩からの口伝えのため、意味も良くわからない。
昨日はぼんじゅね(梵珠嶺)今日またあじゃら(阿闍羅)とある。
ボンジューネ・アジャーラと聞いて外国での風景をイメージし、フランス語と思っていたが、青森県にある山の名前であった。
シーハイルとはドイツ語でスキー万歳の意でもともと五所川原農学校スキー部の歌であった。
朝の凪ぎ、山を滑り降りる際(一瞬、新雪が首までつかる)まさに、けむりたてつつ おおシーハイル。
ころんで立ち止まって、眼下の景色、遠くの鳥海山うを目にしたときは訓練の辛さを一変に忘れさせてくれるものでした。