【門間】
敬語の使い方を知らないと、気づかないうちに恥をかいたり、相手の気持ちを
害したりするおそれがあります。
社会人なら最低限の言葉のマナーを習得しておいた方がよい。
との記事を先日見かけた。
実は、建財社の新年のミーティングにおいても、社長から「今年は
お客様に対する言葉づかい、電話応対、社内での言葉づかい、など
特に気をつけましょう」との話があったので、自分でも反省を含め、目を通してみた。
記事には、敬語の基本として
1 これだけは覚えよう(動詞の敬語)
基本形 尊敬語 謙譲語 丁寧語
いる いらっしゃる おる います
言う おっしゃる 申し上げる 言います
見る ご覧になる 拝見する 見ます
する なさる いたす します
会う お会いになる お目にかかる 会います
行く いらっしゃる うかがう、参る 行きます
たべる 召し上がる いただく 食べます
2 避けたい敬語の使い方
(相手を低める語を使ってはいけない)
× 「○○さんはおりますか」 → ◎ 「○○さんはいらっしゃいますか」
× 「どちらにいたしますか」 → ◎ 「どちらになさいますか」
(相手には尊敬語を使う・「上から目線」を避ける)
× 「○○様でございますか」 → ◎ 「○○様でいらっしゃいますか」
× 「お話ししても大丈夫ですか」→ ◎ 「お話してもよろしいですか」
3 目上の人に使うと失礼になる言葉づかい
× 「ご苦労さまです」 → ◎ 「お疲れ様でございます」
× 「了解しました」 → ◎ 「承知しました」
× 「○○殿」 → ◎ 「○○様」
4 クッション言葉+丁寧語「です・ます」でも十分
敬語の使い方に自信がない場合、本題に入る前に相手の心にスムーズに
入るクッション言葉をつけて、丁寧語を話せば印象がかなり良くなります。
クッション言葉の例
「恐れ入りますが」 「あいにくですが」 「せっかくですが」
「申し訳ありませんが」 「失礼ですが」 「もし差し支えなければ」
私にもいくつか気になる言葉づかいが見つかりました。
「敬語は本来、お互いが相手を尊重し、対等な立場になって率直に話すための武器」
なので、上手に活用し円滑な人間関係を築くため、基本は覚えておきたいものです。