忘年会の節になりました。
この時期になると思い出すのが、天童温泉での忘年会の帰り立ち寄った「御苦楽園」です。
設立者水戸部弥助は酒造・醤油醸造で財を為し、学校教育等に対し尽力した人です。
昭和初期の不況下に失業対策をかねて当園を築庭することになり、8年かかったとある。
子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自己の青年時代からの修養の姿とした処世訓を柱石に刻み、人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけた。
山形自動車道は未だない頃でしたので、作並温泉・関山峠をこえ、東根温泉を経由してわざわざ天童温泉まで行ったものでした。
そして帰りは銀山温泉とコースは決まっていたので、幹事としては楽でした。
墓石のような石柱に刻まれている文字は難解でご年配のお客様に講釈してもらったものでした。
夏より、冬の方が趣きがあります。