原題は"BLACK GOLD"
コーヒーが主要輸出品であるエチオピアのとある農協の代表である
タデッセ・メスケラさんの仕事を追いながら、
コーヒーメジャー(わずか4社)によって支配されている
世界のコーヒー市場の暗部をあばくドキュメント。
映画の最初の方にタデッセさんが農民達を集め、
アメリカでコーヒー一杯がいくらで売られているかを聞くシーンがある。
だあれも知らない。
彼らはあまりに素朴で無知だ。
一杯25ブルなんだそうな。
かたや、農民達はコーヒー豆1kgを2ブルで売っている。
(それでもフェアトレードで高くなったばかりなんだそうな
メジャーが付ける値段は1kg0.75ブルなんだとか…。)
コーヒー一杯分の農家の取り分は、
1kgで80杯のコーヒーが飲めると仮定して、メジャーの場合0.009375ブル。
2000ブルが230ドルというセリフがあったから、1ブル0.115ドル。
ということは、コーヒー一杯で0.001078125ドル
1ドル100円とすると日本円で約11銭となる。
何が?ってよーく聞いてよ、コーヒー一杯の原価だよ。
キューピーも数字に弱いから数の話はもうおしまい。
タデッセさんは偉い。
農民一人一人に声をかけ指導して回り、
出荷に立会い、品質をチェックし、
アメリカに出向き、ニューヨーク取引を利用しないコーヒー豆卸業者を訪ね売り込み、
コーヒー展ではブースを構え、たった一人で生豆を配る。
大手スーパーに足を運び、フェアトレードコーナーに
エチオピア産コーヒーがないと言って嘆き、
棚の奥のほうにあったのを見つけては喜ぶ。
そしてエチオピアに帰って、農民達を集め、
フェアトレードで得た利益を何に使うかを相談する。
農民達は異口同音に、教育こそが未来の希望に繋がる道だと言う。
タデッセさんが今年の利益だけでは学校建設は賄えないと言っても
農民達の希望は変わらない。
満場一致で学校建設のため積み立てておくことに決まった。
キューピー、今日までフェアトレードのことを良く知らなかった。
発展途上国の品物を買うときに、
ついでに寄付を強要されるシステムなのかと偏見を持ってた。
援助されたいのは僕のほうだよー、なんて言ってた。
実はそのお金に見合う以上の労苦があっての品物であり、
そのお金がないと明日の食事さえ賄えず、
靴を買うお金すらなく、
裸足で仕事をしている人たちへの当然の支払いなのだ、
と映画を観て知りました。
利益を平等に分配しないメジャーのやり方には怒りを覚えます。
コーヒーが主要輸出品であるエチオピアのとある農協の代表である
タデッセ・メスケラさんの仕事を追いながら、
コーヒーメジャー(わずか4社)によって支配されている
世界のコーヒー市場の暗部をあばくドキュメント。
映画の最初の方にタデッセさんが農民達を集め、
アメリカでコーヒー一杯がいくらで売られているかを聞くシーンがある。
だあれも知らない。
彼らはあまりに素朴で無知だ。
一杯25ブルなんだそうな。
かたや、農民達はコーヒー豆1kgを2ブルで売っている。
(それでもフェアトレードで高くなったばかりなんだそうな
メジャーが付ける値段は1kg0.75ブルなんだとか…。)
コーヒー一杯分の農家の取り分は、
1kgで80杯のコーヒーが飲めると仮定して、メジャーの場合0.009375ブル。
2000ブルが230ドルというセリフがあったから、1ブル0.115ドル。
ということは、コーヒー一杯で0.001078125ドル
1ドル100円とすると日本円で約11銭となる。
何が?ってよーく聞いてよ、コーヒー一杯の原価だよ。
キューピーも数字に弱いから数の話はもうおしまい。
タデッセさんは偉い。
農民一人一人に声をかけ指導して回り、
出荷に立会い、品質をチェックし、
アメリカに出向き、ニューヨーク取引を利用しないコーヒー豆卸業者を訪ね売り込み、
コーヒー展ではブースを構え、たった一人で生豆を配る。
大手スーパーに足を運び、フェアトレードコーナーに
エチオピア産コーヒーがないと言って嘆き、
棚の奥のほうにあったのを見つけては喜ぶ。
そしてエチオピアに帰って、農民達を集め、
フェアトレードで得た利益を何に使うかを相談する。
農民達は異口同音に、教育こそが未来の希望に繋がる道だと言う。
タデッセさんが今年の利益だけでは学校建設は賄えないと言っても
農民達の希望は変わらない。
満場一致で学校建設のため積み立てておくことに決まった。
キューピー、今日までフェアトレードのことを良く知らなかった。
発展途上国の品物を買うときに、
ついでに寄付を強要されるシステムなのかと偏見を持ってた。
援助されたいのは僕のほうだよー、なんて言ってた。
実はそのお金に見合う以上の労苦があっての品物であり、
そのお金がないと明日の食事さえ賄えず、
靴を買うお金すらなく、
裸足で仕事をしている人たちへの当然の支払いなのだ、
と映画を観て知りました。
利益を平等に分配しないメジャーのやり方には怒りを覚えます。
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