作者、村上由佳はいったいどれほど、
人間を、そしてその周囲の物事を観察しているのだろうか?
村上由佳の小説には何かが欠けている。
(と言っても、『キスまでの時間』と『天使の卵』
2冊しかよんでないのだが、、。)
それが何かをうまく説明できないのだが、
例えば、泥臭さ、汚さ、醜さをいっさい排除した文章は、
薄っぺらな世界しか描写してないし、美しくもない。
小説というものは、虚構の世界を楽しめればそれでいいのよ、
と言われるかもしれないが、
僕は何かしらの真実の扉を開くためのヒントを
求めずにはおれません。
単にこの作家が描く清純な世界になじめないだけかも知れませんが、
さらに読み込もうという気にはさせられません。
願わくば、これまでの村上由佳ファンを裏切るような、
不潔で、悪臭が漂うような小説を書いて、
その創造世界を拡げていっていただきたいものです。
P.S.
集英社文庫の村上龍の解説のほうが面白かったぞ。
なるほど、「凡庸」という切り口があったのか、、。
人間を、そしてその周囲の物事を観察しているのだろうか?
村上由佳の小説には何かが欠けている。
(と言っても、『キスまでの時間』と『天使の卵』
2冊しかよんでないのだが、、。)
それが何かをうまく説明できないのだが、
例えば、泥臭さ、汚さ、醜さをいっさい排除した文章は、
薄っぺらな世界しか描写してないし、美しくもない。
小説というものは、虚構の世界を楽しめればそれでいいのよ、
と言われるかもしれないが、
僕は何かしらの真実の扉を開くためのヒントを
求めずにはおれません。
単にこの作家が描く清純な世界になじめないだけかも知れませんが、
さらに読み込もうという気にはさせられません。
願わくば、これまでの村上由佳ファンを裏切るような、
不潔で、悪臭が漂うような小説を書いて、
その創造世界を拡げていっていただきたいものです。
P.S.
集英社文庫の村上龍の解説のほうが面白かったぞ。
なるほど、「凡庸」という切り口があったのか、、。
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