"Dolphin Music" Antoinette Moses

The year is 2051.

CONTROL, the government of Europe, keeps everyone happy in a virtual reality.

This is a world where it is too hot to go out,

and where wonderful music made by dolphins gives everyone pleasure.

It's a world which is changed forever when music critic Saul Grant discovers

what makes the dolphins sing and sets out to free them.



今から40年後の近未来小説。

舞台はヨーロッパ。（イギリス、フランス、スイス、イタリア）

主人公は英国人青年ソウル、音楽評論家。

ヨーロッパは"CONTROL"という組織に支配されていた。

温暖化が進み、もはや外を出歩くことはできず、

人々は家の中でコンピュータのバーチャルリアリティの世界で快適に生活していた。

だが、その影では"CONTROL"の独裁政治により虐げられている人々がいた。

ある時、ソウルは自らが愛してやまないイルカの歌が、

（5年前に、イルカに作曲の才能があるのが発見された。）

死期を悟った際にイルカが奏でる曲で、

ミュージックルームという場所で今もイルカたちが虐待されているということを知る。

ソウルはテロリスト集団PACEと共にスイスにあるミュージックルームの

イルカたちの救出に向かう。



ケンブリッジ・イングリッシュリーダーズのレベル５の小説です。

英検2級のQPにはちょうどいいくらいのレベル。

難しい言い回しは出てこず、時々わからない単語や文章に出くわしたが

一度も辞書をひかず、最後まで楽しく読めました。


うん、ストーリーがスリリングでいいね。

よく出来てるよ。

映画化してもいいかも。

でも、ちょっと既視感が、、、、