『ケロロ軍曹』（１） 吉崎観音

福井市に住むポコペン人が大宮に＊＊✿＊＊という高級コーヒー豆店をオープンさせた。

障害者秘密援護組織のエージェント：ブースカからその情報を仕入れたキューピーは、

さっそく愛車：香里奈をかっ飛ばして様子を伺いに行った。

小さな可愛らしいお店。

置いてある豆はほんの数種類、どれもスペシャルティコーヒー。

奥のほうに焙煎器が備え付けられている。

豆は250g単位で売られているらしく、豆の入ったお洒落な袋がテーブルの上に並んでいる。

「祝開店」のお花などが店内に所狭しと置いてあり、

ブースカの諜報員としての能力を再評価。

パート従業員とおぼしきポコペン人が、

「試飲のCOEです。」

と言って白いカップに入ったコーヒーを勧めてくれた。

このポコペン人はCOEをコーヒーの銘柄と勘違いしている節がある。

COEとは、Cup Of Excellenceの略で、

ポコペン星中のコーヒー豆を集めて審査員たちがカッピングし点数を付ける、

ポコペンのコーヒー界では一番権威のある品評会なのだ。

クリーンカップ（味のきれいさ）、甘さ、酸の質、マウスフィール（口に含んだ時の質感）、

フレーバー、後味、バランスの７項目に点数が付けられ、

平均点84点以上を取るとCOEの称号が与えられるというもの。

恥ずかしながら、キューピー今までCOEのコーヒーは飲んだことがない。

これはチャンス！

と、COEの肩書きのあるエルサルバドルの"EL JOCOTILLO農園"：250gを2,100円で購入した。


さて、お話は突如コミックに移るが、

ケロロ軍曹におかれましては、一刻も早くポコペン星を征服して、

この腐敗しきった世の中をきれいさっぱり洗い流して頂きたいものだ。

「たくさん努力した人ほど、たくさん報酬を得られる社会」

などというとんでもない幻想を捨てさせ、いっそのこと

「たくさん顔がカエルに似ている人ほど、たくさん報酬を得られる社会」

に仕組みを変更していただきたい。

キューピー、自信があるんだけどな。



と、またコーヒーの話に戻るが、

家に帰って、自分なりに完璧な淹れかたで抽出して飲んでみたら、

なんか、





まずくね？






否、お世辞を使わせてもらえば、

特に美味しくない。




否々、もっと丁寧にお世辞を使えば、

僕に合わないのかも～～～。




否々々、お店の将来のことも考えてあげよう、

私の味覚がおかしいんです。

お店のコーヒー豆はきっと美味しいはずです。






そして、コミックについてだが、宇宙人ものはだ～～い好きである。

『うる星やつら』は今でも本棚にあります。

奈美子先生も

「ケロロ、ちょー可愛い♡　あたまなでなでしてみたいわ～～♡」

とおっしゃってた。

キューピー的には適度にエッチなとこもよろしゅうございます。




尚、現在は地球人を「ペコポン人」と呼んでいるようですが、

この場は原作に従って「ポコペン人」とさせていただきました。